先日ご紹介していた小学館の学生マンガ賞「クラサン杯(カップ)第3回」で、千里山出身の漫画家で現在大分県の別府大学で教鞭を取られている、田代しんたろうさんが指導している学生の藤本一茂さんの作品『恐怖の隣人』が最終順位の第1位に輝いたというお知らせが回覧メールでありました。このブログを通じて応援して頂いた方もおられたと想います、ご協力有り難うございました。
実際に『恐怖の隣人』を読ませて貰った時にもコメントを入れさせて貰いましたが、ブラック・ユーモア的な設定がしっかりしていてそのまま連載しても十分に色んな話しが作っていける感じがしました。本人はイラスト志望ということで表現力もまだ粗い部分はあると想いますが安定感のあるものを感じます。発売中の「少年サンデー」に掲載されているそうですが、もしそのまま連載になれば多くの作家がそうであったようにどんどん画力も洗練され上達していくように想います。
昨年の藤田幸恵さんの『桜のころ』の入選(奨励賞)に続いて、田代さんの赴任された別府大学から素晴らしい人材が巣立っていることも喜ばしいことです。来年もその灯を絶やすことなく後輩に受け継がれていくことを願っています。
【訂正】田代しんたろうさんよりコメントを頂きました。今回の「少年サンデー」誌上では受賞発表のみということですので、作品はWEB上でご覧下さい。
田代さんは教え育てるのもお上手ということが分かりますね。
他の学生の作品も読めますのでぜひ楽しんで下さい。
いつも広報いただき、ありがとうございます。
> 発売中の「少年サンデー」に掲載されているそうですが…
「少年サンデー」誌上では結果発表のみでして、作品は掲載されてはおりません。
作品の閲覧はWEB版の「クラブサンデー」内のみです。
次回作品の「少年サンデー」誌上、または「クラブサンデー」内での掲載権が与えられたということで……つまり、担当編集者が付いて、その指導の下に作成される次回原稿の掲載は掲載が保障されたということになるのだと思います。(原稿料対象になるわけですね)
読者反響を重視した順位決定ですので、手放しで喜んでいられない部分もありますが、《一番》になるということは…藤本君、強運の持ち主かもしれません。
もしかしたら、実在する死神がサポートしてくれているのかもしれません。
ハハ
でもデビュー権を掴んだということは確かなようですね。50作品以上の応募の中で1位を獲るのは強運だけでは無いでしょう。
担当編集の指導もプラスされてこの作品がパワーアップし、早く「少年サンデー」誌上または「クラブサンデー」で読める日がくれば良いですね。