いやー、日記と言いながらひと月以上も間があいてしまいました。
論文を投稿してあったんですが、その返事が先月の頭くらいに来て、怒濤のreviseで忙しかったんです。
3人のreviewerのうちの一人がかなり実験を要求してきたんで、大変した。
一番困ったのが、"This is an easy to answer and important question....."ではじまる実験で、うちではいままでやったことがないので、始めたら1年くらいかかりそうなもの。
この野郎easyとか書きやがったらやらなあかんようになるやないか嫌な野郎だ、とかなり頭にきました。
結局、"What is easy for one lab may not be for others, and while we are gearing up for such studies, having never done these types of experiments before we are proceeding judiciously so that any results obtained will be reliable, reproducible and conclusive."、と書いて逃げました。
こいつはさらに、"The word 'dramatic' is over-used in the Introduction/Discussion."とか言ってきたので、あ敵かな、と思いました。
これに対しては、"We have (dramatically) reduced the use of the word “dramatic” in the revised manuscript."、と笑いを取りにいってみました。
結果は、"I think they've done a good job with the revision. I understand that this is perhaps not 'easy to answer' for everyone. It's a very strong piece of work."、という返事でした。
それを見たとたんに、何だいい奴やん、と思ってしまいました。
勝手ですな。
この論文はfirst autherかつ初めてのcorresponding authorとしてのものだったので、なんか、おわったーーー、という感じです。
あとはカバーが取れればばんざいです。
では。
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論文を投稿してあったんですが、その返事が先月の頭くらいに来て、怒濤のreviseで忙しかったんです。
3人のreviewerのうちの一人がかなり実験を要求してきたんで、大変した。
一番困ったのが、"This is an easy to answer and important question....."ではじまる実験で、うちではいままでやったことがないので、始めたら1年くらいかかりそうなもの。
この野郎easyとか書きやがったらやらなあかんようになるやないか嫌な野郎だ、とかなり頭にきました。
結局、"What is easy for one lab may not be for others, and while we are gearing up for such studies, having never done these types of experiments before we are proceeding judiciously so that any results obtained will be reliable, reproducible and conclusive."、と書いて逃げました。
こいつはさらに、"The word 'dramatic' is over-used in the Introduction/Discussion."とか言ってきたので、あ敵かな、と思いました。
これに対しては、"We have (dramatically) reduced the use of the word “dramatic” in the revised manuscript."、と笑いを取りにいってみました。
結果は、"I think they've done a good job with the revision. I understand that this is perhaps not 'easy to answer' for everyone. It's a very strong piece of work."、という返事でした。
それを見たとたんに、何だいい奴やん、と思ってしまいました。
勝手ですな。
この論文はfirst autherかつ初めてのcorresponding authorとしてのものだったので、なんか、おわったーーー、という感じです。
あとはカバーが取れればばんざいです。
では。
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私も最近論文のリバイスがありました。なかなか厳しいコメントがついたので大変でしたが、いい経験になったとも思います。
これからもお互い頑張りましょう。
P.S. judiciously←勉強になりました。
refereeからのコメントを読んでいると、気分が悪くなることがありますよね。特に自分の研究成果を否定するようなコメントの場合は。
実は逆の立場なんですが、たった今し方、査読のレポートを書き終えたところです。Misoさんの日記を読んで、ちょっとキツク書きすぎたかなっていう部分を修正しました。査読なんてボランティアですから、レポートの中にイヤミの一つも入れたくなるもんです。(私はしませんよ)
でも自分の論文が審査中に頼まれたreviewはちょっと甘くなったりしました。
今までで一番傑作だったreviewerのコメントは、イオンチャネルの細胞内輸送についての総説を書いたときのものでした。
Invitedの総説なのにReviewerの一人が、「この分野の研究は全くなってないからreviewを書くことには意味がない」、と言ってきて、どないせいちゅうねん!、とちょっと笑ってしまいました。