SEKKEN=GO

故郷楽団ツアーのライブCD「玉置浩二LIVE旭川市公会堂」12月16日発売!!このアルバムめっちゃいい!

ぬぐせよ第13話 内容その1

2008-04-21 16:25:57 | ぬぐせよ
うーん。あらためて、この人ほんとすごい俳優さんだと思うわ~
表情ひとつで、どうしてこんなに人の心を動かしちゃうんでしょう

さてさて。あっという間に13話♪遅くなりましたが

#スンヒョを押しのけて階段を下りていくホジュン。それがスンヒョなのに気付いて立ち止まります。スンヒョの方でも、例のタバコの持ち主だと思い出します。
スンヒョ「私を知っているようですね。謝ろうと振り返ったにしては険悪な顔をしてますが」
ホジュン「俺の顔を見てるあなたの顔つきもそうですけど。あなたも俺の事知ってるようですね」
スンヒョ「知ってるって程じゃないですが、ほんの少しだけね」
ホジュン「知ってるって程じゃなくてらっしゃるんですか。そうですか。それじゃ、俺が確かに知らせてさしあげますよ」
スンヒョ「どういうことですか、それは」
ホジュン「上がってみてくださいよ。そちらのお父さんが会えて喜ぶでしょうから」
スンヒョ「誰だ、あんた」
ホジュン「そちらのお父さんに聞いてみて下さいよ。俺が誰なのか」
ヨンヒ「や~!チェ・ホジュン!母さんと話しなさいよ!」
階段下りてきたヨンヒ。スンヒョを見て。
ヨンヒ「やっぱりそうだったのね。あの人の息子なのね。結局来ちゃったのね」

#イルゴン、下でホジュンの姿を見て
イルゴン「あいつ…あいつ、どうしてここに…」

#ボクシングジムで
チョルス「ここ…こっちに座って。…あいご~。来るってわかってれば掃除でもしておいたのに…もう随分掃除してないから…(ヨンヒに)おい、何か飲み物かって来い」
ヨンヒ「何を?いつもみたいに、焼酎でも買ってこようか?」
チョルス「何がいい?コーラ?サイダー買ってこさせるか?」
スンヒョ「結構です」
チョルス「せっかくここまで来たんだ。父を訪ねてここまで来たんだ、水くらい出さなきゃ。(ヨンヒに)おい、ホジュンのオンマ、行って、コーラとサイダー買って来い。良く冷えたやつを」
スンヒョ「鑑識の結果が出ました」
チョルス「何?出たのか?いくらこんなになっても、自分の息子を見間違うほどぼけちゃいないよ」
ヨンヒ「結果がどう出たんですか?」
スンヒョ「私の遺伝子が、チョ・チョルスさんの遺伝子と99.9%一致したそうです」
チョルス「当然だろう。自分の息子の遺伝子が自分のと一致しなくて誰と一致するっていうんだ。万歳!万歳!チェ・チョルス万歳」
スンヒョ「認め…ます」
チョルス「何?何だって?」
スンヒョ「チェ・チョルスさんが私の実父だという事実を認めます。けれど、私とチェ・チョルスさんの関係は、そこまでです。それ以上でもそれ以下でもありません。二度と私の周囲をうろついて私を困らせるようなことが無いように、心からお願いいたします」

#一方、ヨンインとジェハは
ジェハ「友達と一緒に住んでる家はどう?うちよりいい?」
ヨンイン「両方ともいいです。おじさんみたいに優しい友達ですから」
ジェハ「よかったね」
二人とも同時に話しをしかけて…
ジェハ「お前が先に話して」
ヨンイン「お父さんの絵の話なんですけど」
ジェハ「ああ、お父さんの絵がどうした?」
ヨンイン「考えてみたら、展示会の話をしたとき、返してもらう絵があるからって、そう仰ったような気がするんですけど、返してもらう絵ってことは、お父さんの絵はおじさんのギャラリーのものなのかなと思ったから」
ジェハ「ああ、助かった。ありがとう、ヨンイン。お前が先に話してくれて。どうやって話をすればいいかなって、ずっと戦々恐々としてたから。 10年前、お父さんがうちのギャラリーと契約をしたらしいんだけど、契約履行がうまく行ってなかったみたいなんだ。契約期間内に書かれた絵は、全部うちに渡してくれることになってたんだけど、そうして下さってないみたいなんだ。途中で、絵をやめたって聞いてたからそうなのかなと思ってあきらめてたんだけど、お父さんが他のギャラリーに売ろうとしてるっていう噂を聞いたから、確認してみたら、そうだって。10年前の値段だからそうするんだと思って、今の値段になおして展示会を開こうって、亡くなる一ヶ月前だったかな。会って提案したんだ」
ヨンイン「それでも…お父さん、絵を渡さないって?」
ジェハ「他のギャラリーでもっと出すっていえば、そういうこともあるだろう」
ヨンイン「お父さんはそんな人じゃありません」
ジェハ「うん。会うまではそうやって色々あったから、実際会ってみたらいい方だったから、俺もちょっと驚いた」
ヨンイン「…」
ジェハ「じゃあ、今度は俺が話すよ。お父さんについての、ちょっとしたドキュメンタリーを一本作ろうかと思って。正直に言うと、お父さんを追悼するだけじゃない。専属の画家で、死後にこうやって世間の注目を集めることになったのは残念だけど、うちのギャラリーの立場からすると、お父さんをもっと話題にして、世界にお父さんの作品を紹介して、スターにしていけば、うちも利益を得られるし、まあ、複雑な計算が錯綜してるのは事実だ。それから、ドキュメンタリーチームと一緒に、お父さんの亡くなった絵を探してみるつもりだ。誰かがわざと引き出したんでなければ、お父さんの生きてきた生活の痕跡をたどっていけばお父さんの絵、どこかで絶対に発見されるって信じてる」

#ボクシングジムでは
チョルス「私がどうすれば許してくれる?お前がしろっていうこと、全部やるよ、私が。死ねと言うなら死ぬよ。お前がやれっていうことみんやるよ。生きていきながら、段々に許してくれ。待つよ。今度はこの父がお前を待つよ」
スンヒョ「悪いんですが、私は特にチェ・チョルスさんのことを考えることもなく生きてきましたから、許すとか何とかって気持ちはありません。そう言っているだけではなく、事実そうなんです。私は一度も待った事はありませんから、心に重荷を背負ってらしたなら、下ろして下さい」
ヨンヒ「あいご~ いいザマだね。だらしなく酒ばっかりのんで待ってたあんたの息子が、あんたに向かって、うろつくな、荷を降ろせだってさ」
チョルス「黙れ!出てけ!」
ヨンヒ「あんたはどうして息子にほっぺた引っぱたかれて、私に怒鳴るのよ。私やホジュンに怒鳴るように、どうしてあんたの息子には怒鳴れないのよ。頭にくるわね、どうしてそんなにペコペコしてるのよ。金持ちの息子だから?成功した息子だから、そうやって丁寧にして、見下されて悪く言われても頭下げて、おろおろしてるのかい」
チョルス「黙れって言ってるだろ」
ヨンヒ「ほら、チェ・チョルスさんの息子は、あんたの言葉なんかで失礼な態度とってるんじゃないのよ。人をバカにするにもほどがあるわ。私たちがいい生活してたとしても、こんな態度とる?貧しい暮らしをしてるからでしょ。パッと見ただけでも、得るものは何
もなくて、ヒルみたいに付きまとわれるのが怖いからそういう態度なんでしょ?」
スンヒョ「否定はしません。あらかじめ警告しておきますが、ヒルのように付きまとうことのないように。ヒルは大嫌いですから」

#ギャラリーの外で
ヨンイン「入っていて下さい。さようなら」
ジェハ「送っていってやるよ。待ってろ。車とってくるから」
ヨンイン「でも、お仕事があるじゃないですか?大丈夫ですよ。バスに乗って帰りますから」
ジェハ「いや。送って戻ってからまた仕事すればいいよ。待ってろ」
っていいながらも一人
ジェハ「情けないヤツ。お前は本当に汚くて、おかしなヤツだ」
戻って
ジェハ「とにかく、仕事しなきゃ…」
ヨンイン「帰ります」
ジェハ「ごめん、ヨンイン」

#スンヒョの車の中で
スンヒョ「何ですって?もう一度言っていただけますか?」
イルゴン「お前を襲ってタバコの吸殻を奪ったのは、あいつ、お前の異母弟だ」
スンヒョ、車をとめて見てみますが、入れておいたチョルスの身上調査書がありません
イルゴン「すると、私を殺したのもあいつ、お前の弟か」

#一人お酒を飲んでるジェハ。そこにハヨンがやってきます
ジェハ「ああ、誰もいないと思ったのに。飲むか?」
ハヨン「運転があるから。…悩みがあるみたいね」
ジェハ「悩みのない人間なんているのか?」
ハヨン「そうね。一番悩みの無さそうなジェハさんまで悩みがあるのをみるとね」
ジェハ「大変なのを、お前は毎日どうやって耐えてきたんだ?」
ハヨン「免疫。毎日耐えて生きてると、悩みとも仲良くなれるわ。聞いてあげる。悩みは口から外に出ると、重さが三分の一くらいに軽くなるわ。私の経験から言うと」
ジェハ「聞いたらすぐ忘れてくれる?」
ハヨン「うん」
ジェハ「自分が怖い。自分が嫌いだ。自分が情けない。俺、おかしくないか、とっても。
俺は自分が悪いヤツからは程遠いと思ってた。でも悪いやつになるのはあっという間なんだな。俺は自分が、立派なヤツだと思って生きてきた。でも、そうじゃなかったんだ」
ハヨン「ソン画伯の件で言ってるの?」
ジェハ「50万ウオン、いや5万ウォンでも売れなかった絵が、5億になった。5年たち、10年たったら10億になるだろう。一点10億だったら、1000億だよ。まさかね。お前だったら、その金をあきらめられる?」
ハヨン「一体どうして?何を自分を責めてるの?」
ジェハ「あいつの顔を、見られないよ。あいつの目を見られない。どうしてこんなに辛いんだ?どうして、こんなに、淋しくて、悲しいんだ?」
ハヨン「ジェハさん」
ジェハ「本当に、三分の二は飛んでいったみたいだ。…残りは持ったまま、ちゃんと生きていかなきゃ」

#ヨンエの家で
ヨンエ「本当に夕飯食べたの?」
ヨンイン「食べましたよ」
ヨンエ「どういう風の吹き回し?黄砂じゃなくて、春の風みたいだけど」
ヨンイン「いいえ。超強力エアコンの風ですよ。寒いと思いますから、しっかり服着てて下さいね。…聞きたいことがあって来ただけです。風だなんて。…お父さんから、契約の話聞いたことないですか?画廊と結んだ契約」
ヨンエ「いえ。ないけど?何の話?」
ヨンイン「お父さんが、契約しておいて、絵を渡さなかったっていうんですよ」
ヨンエ「お父さんが?」
ヨンイン「私のためみたいなんですよ。私に絵をくれようとして」
ヨンエ「お父さんの絵、新春保育園にあるんでしょ」
ヨンイン「知ってたんですか?」
ヨンエ「あの日、院長と話をして出てきてから、ずっとあなた、ぼうっとしてたじゃない」
ヨンイン「…」
ヨンエ「食べなさい。あなた、今すごくお腹空いた顔してるわ。本当は夕飯食べてないでしょ。あなた、お腹すくの我慢できないんだって?にこにこしてても、お腹がすくと急に機嫌が悪くなるんだって?」
ヨンイン「誰がそんなこと?お父さんが言ったの?」
ヨンエ「お父さんの絵、見た?」
ヨンイン「見てないわ。お父さんの絵を奪おうと、保育園にまで人が来たって。お父さんが法を破ってるとしたら、絵を返すべきじゃないのかしら」
ヨンエ「さあ。お父さんがしようとしたのには、何か理由があったんでしょう。私があなただったら、他の考えは一切やめて、お父さんの決定を尊重すると思うわ」
ヨンイン「…」
ヨンエ「あ、私にお父さんが書いてくれた絵が一つあるんだけど、見る?」
ヨンイン「本当に?」
ヨンエ「そのかわり、機嫌悪くするの、なしよ」
ヨンイン「何?世の中に描くべきものはたくさんあるのに、どうしてこんなものを?誰だか知りませんけど、不細工だわ。娘は書かないで、恋人なんか書いて。お父さん、ほんと、腹立つわ」

#家でお酒を飲んでるスンヒョ
イルゴン「まさか、再捜査、中断したりしないだろ。私よりお前の方が衝撃なのはわかる。突然現れた実父に、養母に、腹違いの弟まで。信じられないだろうけど、お前の弟に私は…いや…そこまでではないことを祈るけど…だけど知らなくてはならない。どうやって自分が死んだのか、どうして死んだのか。本当は誰が私を殺したのか。私は必ずそれを調べなければ。たとえダメな父親だったとしても自分の子供を捨てて死んでしまわなきゃいけないほどダメな父親ではなかったはずだ。ヨンインに、必ず知らせなければいけないんだ、私は。捜査、続けてくれ、チャ・スンヒョ。お前がつらいのをわかっていながら、こんな事を言うのは悪いんだが、親心だと理解して聞いてくれ。万一お前の弟が私を殺した犯人だとしたら、ヨンインは耐えられないと思う。あの子が受ける衝撃、ヨンインが受ける傷を少しでも心配してくれるなら、ヨンインに近づくのはやめてくれ。あいつが近づいてきても、お前が離れろ。お前のほうであいつから離れろ」
スンヒョ「今日は娘さんに会いに行かないんですか?」
イルゴン「行かないんじゃなくて、行けないんだよ、こいつめ。うちの娘が、これ以上お前に惚れたら困るからな。かっこいい父親ぶって、勉強はできなくてもいいから、元気に育ってくれって言ってたら、本当に勉強は全然できなくて、元気なだけの子に育って…
どうしてこう男に突進するんだか、うちの娘は。勉強にでも突進すればいいのに」

#ヨンドクの屋上部屋に、酔っ払ったスンヒョが訪ねてきます。
ヨンドク「ヨンインいない…ですよ」
スンヒョ「どうしていないんだ、ソン・ヨンインは」
ヨンドク「いないからいないって言ったんですよ。どうしてって言われても…」
スンヒョ「わかった、質問を変える。どこに行った、ソン・ヨンイン」
ヨンドク「知らない…ですよ」
スンヒョ「何故知らない!それを!」
ヨンドク「知らないから知らないって言ってるんです。何でって言われても」
スンヒョ「名前は何だ?」
ヨンドク「クォン・ヨンドク…です」
スンヒョ「おい、クォン、お前がもしも私の部下だったら、今この場でお前はクビだ。どうしてそんな答えしかできない」
ヨンドク「そんな質問しかできないのも一緒…だと思いますけど」
スンヒョ「口ばっかり達者で」
ヨンドク「他のものも達者ですけど」
スンヒョ「…」
ヨンドク「入って…下さい」
スンヒョ「(倒れかけたところを掴まれて)掴むな!」

#イルゴンの座っているブランコに、ヨンインが隣に座って…(ヨンインは知りませんが)
ヨンイン「お父さん…お父さん…ごめん」

最新の画像もっと見る

コメントを投稿