SEKKEN=GO

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ぬぐせよ第14話 内容その1

2008-04-25 16:50:09 | ぬぐせよ
14話です。すんひょ

#コンビニでいきなり殴りあっちゃうイルゴン入りスンヒョとジェハ
スンヒョ「出ろ!今すぐここから出ろ!」
ジェハ「あんたこそ出ろ!呆れた話だが、一発ずつ殴ったってことで計算はチャラにしてやるから」
スンヒョ「何?計算?どうかな。私はまだ済んでない計算がたくさんあるんだよ。出ろ、最低なやつめ」
出てけ!と突き飛ばしたりまでして。
ヨンイン「(ジェハに駆け寄って)血が出てるわ、おじさん…すごく痛そう…もしかして、どこかケガしてないですか?動かしてみて」
ジェハ「大丈夫だ」
ヨンイン「病院にいかなきゃ。救急車呼びましょうか?」
ジェハ「大丈夫だ」
ヨンイン「そこにいて下さいね」何かを取りに行こうとします
スンヒョ「(ヨンインをつかまえて)ほっておけ」
ヨンイン「後で話しましょ」
ジェハ「いいよ。心配するな。これ以上はここにはいられないよ。帰る」

#外の車で
ジェハ「ヨンイン、俺はあの人が好きじゃない。お前も好きじゃないといいんだけどな。もう少し楽な人を選べ。帰るよ」

#散らばった商品を拾いながら、頭の中で色々呟いてるイルゴン
イルゴン「あんなチャチな契約書一枚で、自分は座して私の絵をまるごと手に入れようとするんだろう。いくら金に目がくらんだといったって。あの純粋な子の心をたぶらかして。
卑怯なやつめ、お前が勝つか俺が勝つか、いやチャスンヒョが勝つか、やってやろうじゃないか」
スンヒョ「驚いただろ。おい、今後シン・ジェハに会うな」
ヨンイン「どうして想像だけで人を疑うんですか?自分だけ疑ってればいいでしょ。どうして私まで疑わせようとするんですか?一体どうして殴ったんですか。チンピラでもあるまいに、挨拶してって言ったのに、どうしていきなり殴るんですか?」
スンヒョ「ああ、殴ったのは悪かったよ。お前があいつと一緒にいるのを見た瞬間、かっとして、思わず拳が飛んだんだ」
ヨンイン「そしたら、ヤキモチやいて殴ったってことですか?」
スンヒョ「何?ヤキモチ?話にならん。何がヤキモチだ!!」
ヨンイン「ええ、違うでしょう。当然違うでしょうよ。いくらヤキモチ焼いたとしてもいきなり人を殴るなんてある?昨日はポンと蹴って、今日はヤキモチを焼いて、複雑深奥な音なの世界ですこと」
スンヒョ「昨日の分だけ覚えとけ。今日のは忘れて、蹴る方だけ覚えとけ。ヤキモチは忘れて。わかったな」
ヨンイン「何ですって」
スンヒョ「私はお前のことが好きじゃない。嫌いだ。私はお前が嫌いだ。とっても嫌いだ」
ヨンイン「どうしてですか?」
スンヒョ「なぜかっていうと…お前はかわいすぎるだから嫌いだ」おい…
スンヒョ「それに人間として幼すぎて、優しくさえ感じられるだろ。それなのにどうして私がお前を好きになるんだ」
ヨンイン「卑怯だわ。毎日逃げ道用意して」
スンヒョ「そうそう、私は卑怯なやつだよ。それに、私はお前の100も行かないIQに耐えられない。私たちは、年の差が問題なんじゃない、IQの差のほうが大きな問題だ」
ヨンイン「出てって…」
スンヒョ「それはちょっと私が困るんだけど」
ヨンイン「出てって下さい!いますぐ出てって!」

#ジェハのマンションの下で待っているホジュン
「この父にしてこの子ありだな。チェ・チョスルさんにそっくりですよ。あなたの家のお父さんと息子と、両方あわせたら前科がいったいいくつになるんですか?もしかして、あなたのお母さんもその世界では有名な人なんじゃないですか?」
スンヒョに言われた言葉を思い出して拳を握るホジュン
ジェハ「どうした」
ホジュン「顔どうしたんですか?」
ジェハ「何の用だ。隠れてろって言ったのに、どうして訪ねてきた。何の用だって聞いてるんだよ」
ホジュン「チャ・スンヒョ…片付けましょう」
ジェハ「いきなり、何を言っているんだ」
ホジュン「踏み潰してやろうって言ってるんですよ。あいつが二度とふざけたことをできないように」

#続きは部屋で
ホジュン「チャ・スンヒョが今回の件にこんなに介入してくる理由は何なんですか。知ってるんでしょ」
ジェハ「チャ・スンヒョにそんなに敏感になるなって言ってたくせに、急にどうして気になるんだ」
ホジュン「それを知らないと、どこを照準に攻撃すればいいかわからないでしょ。何なんですか。チャ・スンヒョのアキレス腱は。どうすればあいつに頭を下げさせられるんですか。一体あいつの何をいじれば、あいつが俺に助けてくれってひざまずくか。教えて下さいよ。理事にだって邪魔でしょ?俺が取りのぞいてあげますよ」
ジェハ「チャ・スンヒョと何があったんだ、お前」
ホジュン「兄だってさ。うちの親父の消えた息子だってさ。あいつが」

#車の中で
スンヒョ「私がシンジェハを拳で殴ったんですって?」
イルゴン「ああ」
スンヒョ「頭にケガまでさせたって?」
イルゴン「うん」
スンヒョ「崖はどこにいるのかと、一度聞いてみて下さい」
イルゴン「突然どうして?」
スンヒョ「まさに私の足元にあるんですよ!どうしてそんなことばかりするんですか。私がメチャメチャになってるのが見えないんですか?全てがぐちゃぐちゃ、めちゃめちゃなんですよ。一体どこまで私を墜落させれば気が済むんですか。頼むからちょっと大人しくしてて下さいって言っているんですよ」

#ヨンインのところから、スンヒョの車が見えます
ヨンイン「どうして帰らないであそこに何時間もいるのかしら。気になるじゃない」

イルゴン「チャ社長。本当に悪いんだけど、あの子が終わったら、家まで送ってやってくれないか。女の子が向う見ずにも、見たら、終わるのが12時を超えるみたいじゃないか。路地をしばらく上がっていかなきゃならないんだけど、最近は世の中も物騒だろ?」
スンヒョ「物騒なのは私も同じことでしょう。ソン・ヨンインにとって。…送り届けだけしますから。他の心配はしなくて結構です」

#バイト終わったヨンイン、雨が降ってるから、傘持っていけって言われて
ヨンイン「大丈夫です。彼氏が車に乗ってきてるんですよ」
店員「彼氏?」
ヨンイン「はい、彼氏が。帰れっていったのに、もう何時間も待ってるんです。それじゃ、お疲れ様でした」

道路の反対側から見てるスンヒョ
ヨンイン「出てこないの?私に来いってこと?(ちょっと走ってみて)中にいないの?
あれ?どこ行ったの?トイレいったのかしら」
彼氏がちょっとどこかに行っちゃって…ってコンビニに入ってると、傘をさしたスンヒョの姿が。
ヨンイン「状況がよくわかってらっしゃらないみたいですけど。私、本当に怒ってるんですよ。今日はこのまま帰って下さい。今の気分じゃ、同じ傘に入る気はもちろん、車に乗る気も全くありませんから。何してるんですか、帰らないんですか?私は、絶対に社長の車に乗るつもりはありませんからね。それなら、勝手にして下さい」
雨の中走りだそうとして、スンヒョに腕つかまれて、ホントは嬉しくて仕方ないヨンインですが
ヨンイン「何ですか。イヤだって言ったでしょ。耳が聞こえないんですか?」
そんなヨンインに傘をつかませて
スンヒョ「これ差して帰れ」
自分は車に戻ってしまいます。唖然としてみているヨンイン。
…韓国流の駆け引きから考えて唖然としてるんだとはわかりますけど…韓国男性は大変だわ…
ちょっと怒った感じで車を振りかえりながら歩いていくヨンインを、スンヒョが笑ってみてます。スンヒョ、ちゃれっそ♪よくやった♪
イルゴン「何を笑ってるんだよ、こいつ。早くヨンインを車にのせてやれよ」
そして、ヨンインの歩いていく後ろをゆっくり、ゆっくり車でついていくスンヒョ。
いいなあ~。こういうの、あんまり見たことないけど、素敵だなあ~
そして家の前までついて
ヨンイン「あの、一応有難いんですけど、今度のときは、私がイヤだって言っても車に乗せて下さいね。ほんとに女心がわかってないんだから。前に付き合ってたオンニたちにもこうな風に変な扱いしたんですか?」
スンヒョ「いや」
ヨンイン「じゃあ、私にだけこんなことするんですか?」
スンヒョ「ああ」
ヨンイン「どうしてですか?私が幼いから?」
スンヒョ「わからない。私も自分が、お前にどうしてこんなふうにするのかわからない」
ヨンイン「でも嬉しかったです。ずっと私のこと待っててくれて。こうやって、家まで送ってくれて」
スンヒョ「帰れ、もう」
ヨンイン「帰るのを見てから帰ります」
スンヒョ「いいよ。先に帰れ」
ヨンイン「運転気をつけて帰って下さいね。急がずに、眠りもしないで。わかりました?」
手を振って帰っていくヨンインを見ながら
スンヒョ「ついて下りたらだめなんでしょう。だめなんだ、私は。そうでしょう」

#ヨンドクと、部屋で。
ヨンドク「公募、準備しなよ。賞金もあるし、選ばれればオンラインで発表もできるし。いいじゃないか。やってみろよ」
ヨンイン「私が?私がどうやって。 長く書いてないし、そんな勇気もないし」
ヨンドク「『何かを始めようとするとき、一番臆病なのは自分で、一番勇敢なのも自分だ』この言葉すごく好きなんだけど、お前も好きになってみたら」
ヨンドクからパンフを渡されて、眺めているヨンイン。
ヨンドク「ところで、31歳になって初恋て問題があるんじゃないか?その年になって、ここまでキスもまともにしたことが無いってことだろ」
ヨンイン「誰?その31までキスもしたことない情けない人って?そのバカみたいな人誰?」
ヨンドク「スンヒョ兄だよ」
ヨンイン「誰がそんなこと?」
ヨンドク「自分の口で。昨日酒飲みながら。お前が自分の初恋だって言ってたよ」
ヨンイン「初恋?私が?」
ヨンドク「うん。お前は違うだろ、スンヒョ兄が3,4回目くらいだろ。あいご~。腹が立っても、死ぬも生きるも、お前がリードしてやらなきゃ、このバカ」

#雨の中、屋根の下のブランコに座って電話をかけるヨンイン
ヨンイン「もしもし?私です」
スンヒョ「わかってる」
ヨンイン「ただ、家に無事着いたかと思って」
スンヒョ「無事着いた」
ヨンイン「何してたんですか」
スンヒョ「何もしてない」
ヨンイン「電話落ち着かないですか?」
スンヒョ「落ち着きはしない」
ヨンイン「はい…。あの、今日から好きになることにした言葉があるんですけど、聞いてくれます?何かを始めようとするとき、自分が一番臆病で、自分が一番勇敢だ。この言葉、おじさんも好きだといいな。…レオン、見ました?」
スンヒョ「見てない。私は理由もなく銃を撃つような映画は好きじゃない」
ヨンイン「レオンはラブストーリーですよ」
スンヒョ「要点だけ言え」
ヨンイン「マチルダが言うんです。『私、もう大きくなりました。あとは年だけとればいいんです』」
スンヒョ「何歳なんだ。その子」
ヨンイン「12歳だったかな」
スンヒョ「ずいぶん世間ずれしてるんだな。それで要点は何だ」
ヨンイン「今度はレオンが応えるんです。『私と反対だな。私は年を食うだけ食った。問題はまだ幼いってことだ』」
スンヒョ「その人は何歳なんだ」
ヨンイン「うーん、30代後半?40代?とにかく、おじさんよりず~っと上ですよ」
スンヒョ「何が言いたいんだ?」
ヨンイン「別に、ただ、二人は愛し合ってたってことです」
スンヒョ「ハッピーエンドなのか?」
ヨンイン「いいえ。死んじゃうんです」
スンヒョ「誰が?」
ヨンイン「レオンが」
スンヒョ「…」
ヨンイン「私たちはハッピーエンドにしましょうね。必ず。わかりました?」

電話が切れて
ヨンイン「返事もないし。反応もないし。まったく頭にくるわ。あのバカ。こんな言葉をきいたら、雨じゃなくてひょうが降ってたとしても、会いたいって駆けつけてこなきゃいけないのに!そんなこともわからないのね、うちのバカは!」
雨に濡れて駆けつけて…不器用にヨンインを抱きしめるスンヒョ… くう~


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