Macはセキュアであると言われる。OSXはUNIXベースだから堅牢だとも言われる。果たして本当にそうなのか。
Windows(特に現行OSであるXP)を使っている人で、今やセキュリティに無頓着な人は少ないのでは無いかと思う。私はリファラやクッキーにはあまり神経質では無かったが、それでも一応パーソナルファイヤーウォールとアンチウィルスソフト程度は使用していたし、使用せずにネットサーフィンなんて怖くて出来なかった。OSX10.3Pantherを購入し、OS付属のファイヤーウォール設定をオンにすることでようやくMarineでもネットに繋げるようにはなったが、これまでいちいちファイヤーウォールが「あんさんあんさん、不正アクセス今来ましたでぇ」と言ってくれていた(しかもそれに慣れてしまっていた)ため、何も言ってくれないPanther君は「ほんとに守ってくれてんのかこいつ?」状態でなんだか不安だった。「ま、基本的にMacだから丸裸でも大丈夫だろ」という考えは頭の片隅にあるものの、ファイヤーウォールソフトに過度の信頼を寄せすぎ、「インストールしてあるから平気だろ」という感じだったWin時代に比べてむしろMacを使うようになってからの方がセキュリティに対して気を配るようになり、知識も多少増えてきた。と、そこへこんなITmediaの「Mac OS Xは安全」神話に根拠なし?という記事を見つけた。
このページの記事を読むまでもなく、OS(Panther)のセキュリティアップデートの頻度は月に一度くらいのペースで行われていることから、OSXに対して「めちゃくちゃに堅牢」というイメージは元々それほど無かったが、「う~ん、やっぱりなぁ」という感じ。記事にある「Windowsは思ったより安全」という部分はどうかと思うが(だってパッチを当てた時にどんな不具合が発生するかというところまではここでは問題にしてないはずなので。むしろそっちが怖いんですけどね…)、「リモート攻撃誘発」「システムへのアクセスを許す」という脆弱性のパーセンテージという観点でこうして示されると確かにWinでもMacでも危険度はたいして変わんない気がしてくる。
にもかかわらず、やっぱり私は「Macは安全」と言えると思う。少なくとも今のところは。
非常に矛盾した言い方だが、Macはやはり安全なのである。その根拠は何か。それは、昔から散々言われてきてもはや今更言うまでもないことでもあるのだが、「Macは余りにもマイノリティであり、そもそもMacを攻撃しようなどという輩がいない」せいである。
ちょっと前(って言っても去年か)、Macにもついにトロイの木馬が見つかったと言って話題になった(「Mac OS X向けに、新しいトロイの木馬」スラッシュドット・ジャパン)が、これは情報ソース(警告を出した会社)にちょっと問題があるらしいし、そもそも「Officeのアイコンなんぞとはこれっぽっちも縁がない」私には全く心配のいらない(爆)わけなのだが、それでもこのような脆弱製が存在することは事実である。ただ、やはりというべきか、感染例も無ければ広まったという話も全く無いらしいのだこいつは。
人間に例えればMac(OSX)は、別に防弾チョッキに包まれているわけでもなく、裸同然とまでは行かなくともせいぜい普通の服を着ている程度だと考えるべきで、にもかかわらず「一人っきりで無人島にいるから、誰も襲う人が現れないから」裸でいてもドアに鍵なんてかけなくてもやっぱり安全なのである(断言するのはまずいかな…。あくまで私見ってことで)。もし突然海賊が来たりなんかしたら絶対ヤバイ。可能性は低いとはいえ、これから先狂信的なMicrosoft信者やLinux信者が、ただMacの地位とシェアを陥れんがためにMac用ウィルスや攻撃プログラムを作ることだってもしかしたらあるかもしんまい(Mac miniでスイッチャーがどーんと増えればあるいは…)。クラシックOS万歳派がOSXのシェアを下げるために…ということもあるかもしんまい。
前置きが長くなってしまったが、ここからは「Macは決してセキュアではないけれど、いまんとこ裸で歩いてても結構平気」というこの考えを念頭に、私が現在行っている対策や使用しているハード・ソフトなどを分野別に紹介して行くことにする。
<なお、私の文章を鵜呑みにした結果何かのトラブルに巻き込まれたと言われても、もちろんのこと当方は一切関知致しません。当たり前ですが自己判断・自己責任で行動して下さい>
<2はこちら>
<05/7/7 加筆修正。また、ITmedia各記事への無許可リンクは禁じられているためリンクを外しました>
Windows(特に現行OSであるXP)を使っている人で、今やセキュリティに無頓着な人は少ないのでは無いかと思う。私はリファラやクッキーにはあまり神経質では無かったが、それでも一応パーソナルファイヤーウォールとアンチウィルスソフト程度は使用していたし、使用せずにネットサーフィンなんて怖くて出来なかった。OSX10.3Pantherを購入し、OS付属のファイヤーウォール設定をオンにすることでようやくMarineでもネットに繋げるようにはなったが、これまでいちいちファイヤーウォールが「あんさんあんさん、不正アクセス今来ましたでぇ」と言ってくれていた(しかもそれに慣れてしまっていた)ため、何も言ってくれないPanther君は「ほんとに守ってくれてんのかこいつ?」状態でなんだか不安だった。「ま、基本的にMacだから丸裸でも大丈夫だろ」という考えは頭の片隅にあるものの、ファイヤーウォールソフトに過度の信頼を寄せすぎ、「インストールしてあるから平気だろ」という感じだったWin時代に比べてむしろMacを使うようになってからの方がセキュリティに対して気を配るようになり、知識も多少増えてきた。と、そこへこんなITmediaの「Mac OS Xは安全」神話に根拠なし?という記事を見つけた。
このページの記事を読むまでもなく、OS(Panther)のセキュリティアップデートの頻度は月に一度くらいのペースで行われていることから、OSXに対して「めちゃくちゃに堅牢」というイメージは元々それほど無かったが、「う~ん、やっぱりなぁ」という感じ。記事にある「Windowsは思ったより安全」という部分はどうかと思うが(だってパッチを当てた時にどんな不具合が発生するかというところまではここでは問題にしてないはずなので。むしろそっちが怖いんですけどね…)、「リモート攻撃誘発」「システムへのアクセスを許す」という脆弱性のパーセンテージという観点でこうして示されると確かにWinでもMacでも危険度はたいして変わんない気がしてくる。
にもかかわらず、やっぱり私は「Macは安全」と言えると思う。少なくとも今のところは。
非常に矛盾した言い方だが、Macはやはり安全なのである。その根拠は何か。それは、昔から散々言われてきてもはや今更言うまでもないことでもあるのだが、「Macは余りにもマイノリティであり、そもそもMacを攻撃しようなどという輩がいない」せいである。
ちょっと前(って言っても去年か)、Macにもついにトロイの木馬が見つかったと言って話題になった(「Mac OS X向けに、新しいトロイの木馬」スラッシュドット・ジャパン)が、これは情報ソース(警告を出した会社)にちょっと問題があるらしいし、そもそも「Officeのアイコンなんぞとはこれっぽっちも縁がない」私には全く心配のいらない(爆)わけなのだが、それでもこのような脆弱製が存在することは事実である。ただ、やはりというべきか、感染例も無ければ広まったという話も全く無いらしいのだこいつは。
人間に例えればMac(OSX)は、別に防弾チョッキに包まれているわけでもなく、裸同然とまでは行かなくともせいぜい普通の服を着ている程度だと考えるべきで、にもかかわらず「一人っきりで無人島にいるから、誰も襲う人が現れないから」裸でいてもドアに鍵なんてかけなくてもやっぱり安全なのである(断言するのはまずいかな…。あくまで私見ってことで)。もし突然海賊が来たりなんかしたら絶対ヤバイ。可能性は低いとはいえ、これから先狂信的なMicrosoft信者やLinux信者が、ただMacの地位とシェアを陥れんがためにMac用ウィルスや攻撃プログラムを作ることだってもしかしたらあるかもしんまい(Mac miniでスイッチャーがどーんと増えればあるいは…)。クラシックOS万歳派がOSXのシェアを下げるために…ということもあるかもしんまい。
前置きが長くなってしまったが、ここからは「Macは決してセキュアではないけれど、いまんとこ裸で歩いてても結構平気」というこの考えを念頭に、私が現在行っている対策や使用しているハード・ソフトなどを分野別に紹介して行くことにする。
<なお、私の文章を鵜呑みにした結果何かのトラブルに巻き込まれたと言われても、もちろんのこと当方は一切関知致しません。当たり前ですが自己判断・自己責任で行動して下さい>
<2はこちら>
<05/7/7 加筆修正。また、ITmedia各記事への無許可リンクは禁じられているためリンクを外しました>
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