本日は、先般逝去されました松岡昌子様の本葬並びに追善供養を近親者の皆さま等のご参列のもと、本堂にて勤めました。
喪主のご挨拶の中に、故人が生前にいろいろとご縁をいただきました皆様、おひとりお一人のお名前とそれぞれのエピソード、そして、ご生前の様子と感謝の念が謝辞の中で丁寧に述べられていたことが、とても心に残りました。
松岡家並びにご参列の皆様の身体堅固、諸縁吉祥を念じます。
この日記をご覧の皆さまのなかで、「デジタルストーリーリング」という用語をご存知の方は少ないのではと思いますが、如何でしょうか?
先日、広島経済大学メディアビジネス学科の土屋先生より、メールをいただきました。
メールに記載されていました内容そのまま掲載させていただきますと。
〇デジタルストーリーテリングとは
「デジタルストーリーテリングは、一般の人々が自分の家族や身の回りの出来事、思いや記憶について、写真と自分のナレーションで2~3分の動画を作る試みです。PC技術と人々の日常的なアート表現を結びつけようとアメリカ・カリフォルニアから始まり、教育者や研究者、ケアワーカー、地域コミュニティなど様々な担い手により世界中に広がっています。マスメディアなどが生み出す大きな社会の物語とは異なる、この無数の個人による物語は、新しい市民ジャーナリズムやコミュニティアート、パーソナルヒストリー、または消費者の声として、放送やミュージアムのコンテンツ、企業の参加型広告など多岐に渡り活用されています。また患者や障がい者、高齢者ら自身による語りはセラピーやケアなど福祉分野にも応用されています。」
実際にはどのような方法が用いられるかですが・・・
〇対話型プログラム
「私たちは特に一般の人々が物語を生み出すことの難しさに着目し、対話や学び合いを重視した制作プログラムを開発してきました。大学生をファシリテーターとして、これまでに障がい者、地域の高齢者、在日ブラジル人、震災後の福島の大学生など多様な人々のデジタルトーリー制作に取り組んできました。(参照:メディアコンテプロジェクト http://mediaconte.net/)」今回も対話型のプログラムを実施されています。」の説明がありました。
では、実際に今回の大崎上島来島の目的は今回のワークショップの目的等に説明がありましたので、以下に掲載いたします。
〇「コミュニティー・リンク」@大崎上島
タイトルは「コミュニティ・メモリーリンク」大崎上島デジタルストーリーテリングワークショップ~思い出から始まる地域の物語~」とされ、「今回は、その土地にもともと住む人と外からの訪問者とが思い出を共有しつつ地域の物語を編み上げるデジタルストーリーテリングのワークショップ「コミュニティ・メモリーリンク」を考案しました。実施するフィールドは瀬戸内海に浮かぶ離島の大崎上島です。著名な観光地のPRのような外に向けられた強力な物語ではなく、その土地の人々の暮らしに寄り添う物語を紡ぐことが目的です。また、住民と訪問者という他者/主体間の相互作用から物語りを生み出すプロセスについても考えたいと思います。具体的には上島出身の大学生の思い出の場所を出身者でない大学生と巡り、思い出を追体験したり話を聞いたりしながら、一緒に新たな経験を重ねていきます。他者に語りながら自分の生まれ育った地域を見つめ直すことでどのような物語が生まれるのか。一方、訪問者はただ訪れるだけでなく、そこに暮らしかけがえのない場所として語られる地域に何を見出すのか。自分たちで撮影した写真と共に物語映像を完成させます。」との説明文をいただきました。
私がまとめますと、意味不明な点もあるかと思い、土屋先生より頂戴しましたものを掲載させていただきました。多謝
本日、来山の土屋研究室の皆さんです。当初は5人での来山とお聞きしていましたが、お一人がインフルエンザのため、残念ながら今回のワークショップには参加がかなわなかったとのことです。
ご平癒をお祈りいたします。
学生さん(男性)は全員4年生で、すでに就職も決まり、春からは社会人となることが決まっているとのことです。
明日も島内でのフィールドワークを行われます。お天気は予報では雨とのことですが、当初の目的が遂げられることをお祈りいします。
ご来山いただき、また、新しいご縁をいただきましたことに衷心より厚くお礼を申しあげますとともに、土屋先生の学究生活の更なる進展をはじめ、皆さまのますますのご活躍と身体堅固、満福多幸を念じます。感謝尽々
「コミュニティ・メモリーリンク」@大崎上島編の完成を楽しみにしています。合掌