本日は「中国・四国地区県社協・県共募・市町村社協(支会)合同地域福祉推進研究会」に出席いたしました。
国の動向説明(中央共同募金会)から始まり、先駆的事業を実施している3社協(小浜市・松阪市・三好市)より事業内容の説明がありました。
小浜市社会福祉協議会豊永氏は社協の基本である個別支援から発展した地域福祉活動の在り方及び新たな募金方法の開発の視点と実際並びに今後の展開について先駆的な活動を中心に事例を提供されました。
小浜市社会福祉協議会のホームページはこちらからご覧下さい。
松阪市社会福祉協議会長井氏はこれまで募金配分委員会において決定されていた募金の配分を新たに公開プレゼンテーション方式により、新たな配分先の決定をし、併せて受配するだけではなく募金活動への積極的な参加も行われている事例を提供されました。
松阪市社会福祉協議会のホームページはこちらからご覧下さい。
三好市社会福祉協議会岩城氏は広域合併に伴い、大きく変化している小地域ネットワークづくりについて、広域化による諸問題を解決するための方策として共同募金運動との統合的な活動展開について事例を提供されました。
三好市社会福祉協議会のホームページはこちらからご覧下さい。
限られた時間でしたが、とても興味深い3事例でした。
午後は3分科会に別れ、出席者がそれぞれに関心のある会に参加をし、積極的な意見及び情報交換を行いました。
私はA分科会においてコーディネーターを担当し、新しい募金方法について皆さんと基本的な視点と地域の実情に応じた募金のあり方を検討いたました。
昨今多くなっているのが物品を活用した寄付金付き募金の広がりです。
全国一律での取り組みも必要ですが、地元特産品を活用した形態、自動販売機を活用した事例も全国的には増えています。
企業における社会貢献と共同募金の協働方式による新たな募金方法は今後ますます増える傾向にあると思いますが、募金の使途についてしっかりと説明をいたしませんと企業サイドとしては協力可否の決定が困難であることは否めません。
地域福祉の推進という大命題が共同募金が始まって以後の一貫したテーマでしたが、社会状況の変化の中で多種多様な福祉課題が潜在化しています。
こうした多種多様な福祉課題は複合的は課題を含んできつつあり、単に福祉領域の関係者のみでは解決できなくなってる現状もあります。
昨年のリーマンショック以後、マスコミ等で「セーフティネット」という言葉が多用されていますが、正に共同募金の在り方も地域における「セーフティネット」構築に大きく関与しつつあり、また、今後は特に必要な事案です。
これまでは福祉という領域を軸とした活動も今後は社会サービスという、より広範な理念で社会課題に取り組むうえで、共同募金の方向性も定まってくると思います。
共同募金の基本的なスタンスは「民間」です。また、この民間レベルで取り組んできた事業が普遍化する中で行政施策に反映されてきました。
戦後始まった共同募金運動も近年大きな転換期を迎えています。
本日の会議では今後の展開を進めるうえで大きな示唆がありましたが、これを実施するためにはまだ多くの課題もあることは否めません。
しかしながら、課題があることが判っていれば解決への智恵も湧いてきます。
今回の会議ではいろいろなご縁をいただきました。
久しぶりにお会いした鳥取県湯梨浜町社会福祉協議会事務局長の前田氏です。
本当に久しぶりにお会いしました。
県内の社会福祉協議会職員研修で講師を務めたことからご縁をいただいています。
ますますのご活躍と身体堅固、満福多幸をお祈りします。
なお、他にもご縁をいただきました多くの関係者の皆様にこの場を借りて衷心よりお礼を申し上げます。感謝尽々
特に急遽分科会のコーディネーターを受けたため、いろいろと心配りをいただきました中央共同募金会の熊谷氏、広島県共同募金会日山氏にはこの場を借りて厚くお礼を申し上げます。感謝尽々
会議出席者の皆様のますますご活躍と身体堅固、諸縁吉祥を瀬戸の島より念じます。合掌