住職日記

瀬戸内海の島にある寺の住職の日々の日記です。

初体験?

2009-01-30 | 日々是好日

  この世に生を受けて50年以上になりますが、初めての体験というのは何歳になってもあることです。

 今日はその中でも記念すべき初体験をいたしました。

 詳細は書けませんが、関係者の皆様にご縁をいただきましたことを感謝申し上げますとともに上手く成就することを念じます。

 

 夜は川岡家の二七日を勤めました。

 お勤めが終わった後に故人のいろいろな思い出話がお参りの皆さんよりでました。

 初月忌でお参りした際には故人と夕食をいただきながら奥様の心を込めた料理の数々をいただきながら話に花が咲きました。

 その際によくいただいた一品に鰻の蒲焼がありました。

 わざわざこの日のために広島より取り寄せていただいていました。

 実は広島のお店とのご縁の切っ掛けは生前お聞きすることがありませんでしたので、今夜は因縁話をお聞かせ下さいとお願いしましたところ、はじめてそのことがわかりました。

 奥様のお話しでは故人が以前入院中の食事に鰻が出た際に故人は食べることが出来なかったとのことです。

 退院する際に他の入院患者さんに「広島で美味しい鰻の店はどこでしょうか?」と聞いたところ、「柳橋こだに」が一番と聞き、早速退院してすぐにお店に行ったとのことです。

 それから長年のお付き合いとのことで、私もご縁を頂いた次第です。

 七日参りでは故人の様々なエピソードをお聞きすることができます。そしてこうしたエピソードを通じて故人との様々なご縁の中では知りえなかったこともうかがい知ることができます。

  

 来週は故人のご子息の祥月命日に例年の如くお参りしますが、いつも座っている処に今年はもういらっしゃいませんが、故人を偲び、深恩のまことを捧げ報恩感謝のお勤めをいたします。合掌

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