今日から仕事始めの会社等も多いと思います。
本日は久しぶりに賀茂医療センターに参りました。
いつもお世話なっています元山先生にはご多忙のところをお時間を頂戴し、この場を借りて衷心より厚くお礼を申し上げます。
元山先生とのお話の中で、看護学専攻の学生に講義(「保健・医療・福祉の統合と連携」という専門科目)の初回に話をしたことを改めて思い起こしました。
通常、医療現場で看護師は個々の患者さんのカルテを基本に看護を行いますが、実はカルテには記載されていない個々の環境因子があることを忘れてはなりません。
ところで、こんな詩があります。
小学4年生の詩だったと思いますが、「雪が融けると・・・」。この「・・・」を一般には「雪が融けると〈水〉になる。」と考えますが、実はこの小学生は「雪が融けると《春》になる」と書いています。
基本は「個」、つまりは「水」ですが、全体を見ると「春」になります。
これを患者さんに当てはめてみると、「疾患」を看ることは勿論ですが、患者さんの置かれている環境をしっかりと把握することもとても大事な看護の一つであると考えます。
諸々の社会サービス等が進んでいくと、これまでは一人ではできなかったことも可能なってきますが、一方ではこれまで知恵をだし培ってきました「結」、「絆」がだんだんと崩壊してきました。
今日、元山先生とある話題を話ながら思ったことを少し述べさせていただきました。
元山先生をはじめ療育指導室関係者の皆様のますますのご活躍と身体堅固、諸縁吉祥を念じます。
本年も宜しくお願い申し上げます。合掌