我々がクルージングを楽しんでいる瀬戸内海は沢山の船舶が輻輳する危険水域でもある。
前後左右の見張りが重要ではあっても交差する船が衝突の可能性があるかどうかの見極めが大切である。
いくら優先権があっても相手船がこちらを見落としていれば大問題である。
レーダーでも相手のスピードや進行方位は予想できるが優先権の無い船がこちらの前を先に突き進もうと増速する船も多々見られる。
勿論大型の本船はそのようなことはないが、漁船やプレジャーボートは注意が必要である。
優先権があっても必要以上に回避義務行動をとらない船は船長が作業中であったりこちらを確認していない場合もある。
必要以上に優先権のあるこちら側が早々と緊急回避行動をとれば相手船に混乱を与える場合もありうる。
センターラインの無い海上は広いようで狭いのです。
AIS自動船舶識別装置はレーダーにプラスして内航船500トン以上外航船300トン以上は取り付け義務がありその存在、船名、スピード、方向まで画面上にきっちりと表示されるため衝突防止には大いに役立つのです。
AIS自動船舶識別装置の見本(瀬戸大橋付近)
http://www.marinetraffic.com/jp/ais/home?level0=100
船の色分けは船種で、船マークの前に進行航行線も表示できます。
船マークをクリックすれば船の画像、船種、大きさ、現在位置、進路、船速、出港地、目的地、航跡、過去の航跡、入港予定時刻など表示できます。
一度上記アドレスをクリックしてみてください。
これまでもほしかったのですがAISからの信号が現在設置している二台のGPSプロッター、レーダー画面に表示できない信号だったのです。
このたびAISと接続可能なGPSプロッターとセットで購入することにしました。
「AIS船舶自動識別装置」
「AIS信号受信可能GPSプロッター」
私の船はAIS設置義務船ではないのでデーター送信は行わず他船からの受信のみでプロッター画面に表示させます。
これでより安全にクルージングを楽しめるようになります。
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AIS自動船舶識別装置とは識別符号、船名、位置、針路、速力、目的地などのデータを発信するVHF帯デジタル無線機器で、対応ソフトウェアがあれば受信したデータを電子海図上やレーダー画面上に表示することができる。2008年(平成20年)7月1日以降、後述する要件を満たす全ての船舶に搭載が義務化されている。船舶局のAIS装置は、自局の船名、MMSIコード、船種、船位、針路、速度、仕向地、積載物等を周辺船舶や陸上局に向け自動的に送信する。船舶局以外には陸上局、航空機などが航行支援等の為に気象情報や航海警報を送信している。搭載義務船舶は、300総トン数以上の国際航海する船舶、500総トン数以上の非国際航海の船舶、国際航海の全旅客船となっている。 搭載義務の無い船舶向けに開局できる簡易型AISが販売されている。
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ではでは
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