今日は23日から城崎温泉で行われる「城崎温泉祭り」開山忌に先立ち古刹別格本山温泉寺本堂で秘仏ご本尊の御開帳に先立ち「ご本尊遷座法会」が行われました。
30年に一度ご本尊国指定重要文化財秘仏木造十一面観世音菩薩像が御開帳され3年間御開帳が続きます。
そして次は33年目に御開帳になります。
末代山温泉寺本堂大悲殿は南北朝時代の国指定重要文化財であり称号は第45代聖武天皇(在位724年~749年)より賜ったものです。
ご本尊は天平時代(奈良時代710年~794年で飛鳥、白鳳、天平729年~748年)の作で奈良や鎌倉の長谷寺と同木同作で一本の檜から彫られた仏像の内の一番上部から作られたものなのです。
奈良や鎌倉のご本尊は火災?などで現状の仏像は同じものを似せて作られて居る様で天平時代当時の仏像は温泉寺のご本尊だけになり1300年近くの年月が経つのです。
ご本尊を普段納めてある宮殿(厨子)の中から本堂裏側運び出し運び出します。
まずはさらし巻から始まります。
今日は秘仏ご本尊をさらしで包みその上に袈裟をかけ厨子から運び出し本堂の周り縁を通り本堂の中へお出ましです。
本堂内側から見た厨子の中にさらしと袈裟のかかったご本尊様が見えます。
本堂の公開場所に安置された御本尊
明日は「開白開眼法会」が午後2時から本堂大悲殿で行われます。
空になったご本尊の安置場所宮殿(厨子)です。
そして3年間御開帳になりますので誰でもいつでも1300年の歴史のあるご本尊様にお会いできます。
この機会にぜひ「ご本尊国指定重要文化財秘仏木造十一面観世音菩薩像」ご来観ください。
温泉祭りは23日・24日が本番です。
天候不順が予報されていますが何とか天候が回復して欲しいものです。
ではでは
▲城崎温泉の温泉宿。和モダンなロビーや美しい日本庭園などまさに癒しの宿。