船の好きなじいじの絵日記 愛艇アルビン28クルージング

瀬戸内海相生マリーナを定係港に愛艇の航海や日頃の出来事を船の好きなじいじの絵日記として印刷製本して保存しています。

四国一周4泊5日クルージング第四日目

2017年01月21日 | 紀伊水道~太平洋クルージング

20日、今日は荒れ模様松山のホテルを5時起きで5:56分松山駅発始発電車で堀江駅に向かいます。

5:30分、松山は雨降り近いとは言え雨降り、ホテルにプレゼント用の古い傘を頂き駅に向かいます。

まだ真っ暗です。

駅前で駅名のエンブレムなどを撮影

早朝のJR松山駅

お土産は昨日松山駅到着時に購入済みで後は電車の出発を待つのみです。

乗客は高校生が多いですね。

学生も朝早く大変です。

ごくろうさま。

18分で堀江駅到着です。

徒歩約7分で係留中の海の駅桟橋です。

6:20到着です。

早速出港準備をし真っ暗の中出港です。

6:30松山堀江港海の駅出港です。

GPSプロッターとレーダー、AISが頼りです。

あ・・・・中村クルーの「スーパー猫の目」を忘れていました。

斎灘もしばらく航行すると少し明るくなってきたようです。

徐々に増速します。

北条市沖では本当に明るくなってきました。

AISには沢山の大型船が写っています。

本線航路を横断するのですが、この優れものAISのおかげで安心安全に横断航行です。

波も無く2.900回転、時速にして37キロ前後ですっ飛ばします。

来島海峡しまなみ海道は目前です。

予報に反して全く波が無くべた凪です。

波があれば本州沿いの島づたいに航行の予定でしたが取りやめ少し霧があるので本線の多い来島海峡を避け斎灘から大島と伯方島の間を航行し燧灘に入ります。

伯方島沖からは霧もなく太陽の日差しが見えます。

もちろん波はべた凪順調にオートパイロットで航行です。

備後灘に入り福山市の鞆の浦を通り岡山県笠岡市沖の大阪学院大学所有の差出島との間から水島灘に入ります。

倉敷臨海工業地帯から水島航路を横断し鷲羽山傍の瀬戸大橋をくぐり宇野港方面へ

宇野港と直島の間を通過し播磨灘へ

相変わらず波はべた凪、予報と大違いでありがたいです。

牛窓沖から日生沖へこのあたりから少し霧が発生し赤穂沖では大変前方が見えにくくなっています。

レーダー、AISを使い安全航行で相生港を目指します。

午後1:00相生港相生マリーナ無事接岸

航行距離210キロ 燃料軽油300リットル 航行時間6時間30分でした。

船体を洗い遅昼の昼食へ

お疲れ様でした。

まあクルージングは天候にも左右されある意味冒険旅行でもあり思うようには行かないもの

今後も安全航行で楽しみたいものです。 

ではでは

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四国一周4泊5日クルージング第三日目

2017年01月21日 | 紀伊水道~太平洋クルージング

夕べ20日からの天候が悪化するとの情報で海上も強風と高波が予想されるとの事で急きょ3泊4日に変更して20日には相生に帰ることに決定し今朝は早朝出港で松山まで向かいます。

7:30出港、航行距離250キロです。

9時間弱の長旅です。

ビジネス旅館の窓から

明るい内に松山堀江港に入港しなくてはいけません。

燃料補給も必要です。

土佐清水沖はまだ波は無く豊後水道を北上

沖ノ島母島漁港に入ります。

ここは石垣で有名な島です。

愛南町船越の船越運河に向け航行中

穏やかな宇和海を多数の島や運河をめぐりながら宇和島沖から八幡浜沖

愛媛県愛南町船越にある船越運河航行

佐田岬半島に沿って九州大分方面に方向転換し先端佐田岬を目指します。

八幡浜~大分臼杵港や佐賀関港を結ぶ宇和島運輸や九四フェリーと行き交います。

佐田岬半島先端部の三崎港からも大分佐賀関港を結ぶ国道九四フェリーが行き交います。

佐田岬が見えてきました。

この岬周辺は潮の流れが速く「関さば」の漁獲くが有名ですね。

潮の流れも速く少し波も出てきています。

佐田岬を一気に旋回し瀬戸内海伊予灘に入ります。

すると風が東風に変わり正面からの波が出てきています。

少し船速を落とし航行します。

少し時間がかかりそうです。

途中右舷に伊方原発を眺め写真を撮って愛媛長浜港に向けて航行します。

相変わらず正面からの波が続き減速して航行です。

伊方原発を過ぎて佐田岬半島付け根部分を過ぎると波も穏やかになり増速し長浜港を目指します。

長浜港

長浜港入港係留し小休止で再び松山堀江港に向け出港です。

風はありますが波は無く通常船速で伊予市沖、松山沖から松山堀江港に向かいます。

途中堀江海の駅桟橋の一泊係留依頼をすると同時にスタンドに燃料補給の依頼の電話を入れます。

何とか明るい内の17:00に松山堀江入港です。

早速燃料補給です。

航行距離133マイル、250キロです。

燃料320リットル補充完了、これで明日相生まで十分です。

給油中、中村さんは岸壁前にある松山港湾局の現地窓口である「みなと食堂」に立ち寄り係留手続き完了

ところがここでハプニングが! 

給油が終わりスタンドの人と岸壁を上る時、船と岸壁の高低差があるので岸壁を上がりやすくする為、少し引き上げてもらおうと中村さんに手を取って引き上げてもらったところ勢い余って二人が転んでしまいました。

丁度後ろに車止めがあり中村さんの足が引っ掛かったようです。

私は無事だったのですが中村さんが顔面に名誉の擦り傷を!

申し訳ない。

大事にならなくてよかったですが。

船を岸壁から傍にある海の駅浮桟橋に移動し係留

松山港湾局の現地窓口である「みなと食堂」に立ち寄り夕食を頂くことに

ついでに傷の手当てのためリバーテープがないかおたずねすると大判のテープがあるとの事で快くプレゼント頂きました。

早速伊藤医師が応急処置を施し夕食に

近くに宿泊場所がないのでJR堀江駅から3駅目の松山駅前のホテルを予約

夕食後電車で18分移動です。

駅前すぐのホテルで便利です。

20日は高波になる予想なので出来るだけ早く出港するため一番電車で港に向かいます。

おやすみなさい。

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四国一周4泊5日クルージング第二日目

2017年01月21日 | 紀伊水道~太平洋クルージング

 

四国一周二日目天候は晴れのち曇り波高0.5絶好のクルージング日和です。

今日は室戸岬から太平洋、足摺岬と高波地域航行のため特に天候が気になります。

「沿岸波浪予想」「海快清」等のサイトで常に波浪状況を把握します。

海は雨より風と波、うねりですね。

我々も近年内海の瀬戸内海中心のクルージングばかりで「井の中の蛙」

温室育ちのぼんぼんの様なクルーです。

通常なら緊張の走る室戸岬、今日は波高0.5以下の予報で月曜出港を火曜日に延期した経過があります。

予想通りの波高で安心して出港できそうです。

昨夜の伊勢えびの刺身の頭入りの美味しいみそ汁を朝食でいただき満腹な二人

ご夫婦、そして老ご夫婦の丁寧なお見送りとお土産をいただいて車で近くの岸壁まで送っていただきます。

「本当に大変なご馳走ありがとうございました」「心より厚くお礼申し上げます」

岸壁ではご主人から昼食用にと高価な幕の内までプレゼントいただきました。

おまけのペットボトルのお茶までお付けいただきました。

重ねてお礼申し上げます。

息子さんの指導しっかりとやるように息子の社長に伝えますよ。

由岐港8:00出港です。

紀伊水道も鏡のようです。

牟岐沖の大島や出羽島に立ち寄ります。

以前から立ち寄ってみたい島だったのです。

港口が狭く緊張が走ります。

出羽島港

連絡船や漁船と行き交わ無いかと不安な面持ちで超デッドスローで進みます。

防波堤も高く見通しが悪いのです。

中村さんも緊張です。

牟岐港と出羽島を結ぶ連絡船です。

港内で係留できそうな場所もなく写真だけ取って旋回します。

そこに漁船が入ってきます。

ストップ、バック、緊張です。

何しろ狭い港内なのです。

この小さな島に結構な人が暮らしています。

近年若者の移住者も居られるような事がネットにも載っておりました。

出羽島出港です。

一路室戸岬を目指します。

正面が以前も宿泊した牟岐港です。

2.900回転 時速35キロで航行します。

通常2.700回転 時速30キロ程度で航行しています。

右前方に室戸岬が見えてきました。

 AISには多数の大型船の船名や位置関係、航行速度、進行方向は表示されています。

安心ですね。

室戸岬先端を右に旋回一路直線で足摺岬を目指します。

高知港から約50キロ沖を一直線に足摺岬へ

今日の行程は240キロ、8時間、燃料340リットルの予定です。

昨日は阿南で満タン給油後由岐まで航行しているので満タン出港ではありません。

室戸岬から琉球ラインフェリー奄美、沖縄航路のフェリーが並行して航行しています。

我々は約20ノット時速37キロ、大型フェリーはAISで確認すると23.5ノット時速43キロ

徐々に引き離されていきます。

船は洋上は信号なし、ノンストップで一定のスピードを維持します。

時間的には波や潮流に大きな変化がなければ予定時間が大きく狂うことはありません。

丁度昼です。

安芸市沖で「明山荘」ご主人から頂いた幕の内で昼食を頂ます。

又食べかけを撮影でごめんなさい。

どうしてもまず口に入れることが優先され撮影に気付くのが遅れるのです。

皆さんもそうでしょうね!

え~そんな事は無いとおっしゃる方がほとんどでしょうね!

おいしいですね。

洋上で幕の内は初めて

ほか弁かパンが中心ですから・・・・

さ~て、足摺岬が見えてきました。

 

まもなく今晩の宿泊地高知県土佐清水港です。

足摺岬を右旋回ですぐに土佐清水港です。

今日も波が無く安全航海でした。

土佐清水港は港口から結構奥が深い港で波が入ってくることは全くありません。

午後2:00入港、由岐港出港後丁度6時間です。

当初予定より波も無いので増速した結果に時間近く早く到着です。

土佐清水漁港

最奥部の正面岸壁に係留させて頂きまずは燃料補給です。

接岸は午後2:20分です。

出光石油のタンクローリーも岸壁に駐車してあります。

無事係留し上陸、目前の出光スタンドに免税経由の給油の依頼をします。

500リットルタンクで340リットル補給、予定通りの消費量です。

時間も早いので近くのビジネス旅館を予約し再び出港です。

目的地は同じ土佐清水港の新港「あしずり港」にある「ジョン万次郎」記念館の見物です。

ここは浮桟橋もあり係留しやすくすぐそばが記念館です。

江戸末期の偉人、日本初の国際人ですね。

再び土佐清水港に戻ります。

丁度漁協のセリが始まる時間なのか沢山の漁船が港に帰ってきます。

順番良く港内に入港して行きます。

タイミングを見て我々も間に入り込み入港です。

荷上場の前では沢山の漁船が岸壁の空くのを洋上待機しています。

右手に土佐清水海上保安署の巡視船を見ながら先ほど接岸していた場所に再接岸です。

岸壁を上る階段もあり最高の接岸場所で外来艇はほとんどの船が個々の岸壁に接岸しているようです。

目の前に軽油補給のスタンドがあり、ヤンマーの土佐清水営業所もあり機関修理もOKです。

これまた目前のビジネ旅館に入りまずは入浴です。

ひと休憩して夕食です。

ここ素泊まりで予約したので外食です。

ネットで近くの人気店を検索して向かいます。

飲食店は近くに多数あります。

向かった先は「あしずり」定食あり単品あり、口コミ人気も4.8

最高ですね。

はきはきしたお姉さんの出迎えを受けて六人掛けテーブルを陣取ります。

一番人気は「サバのお刺身」と「焼きサバ寿司」のようです。

もちろん注文します。

何を食べてもおいしかったです。

お酒も進みました。

ところが明後日からの天候が荒れ模様との情報が

当初の予定を一日繰り上げ明日早朝出港し愛媛県の松山まで帰ることに急きょ変更

船長判断です。

おなかも満腹おやすみなさい。 

ではでは

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