月ケ瀬3日目「梅林巡り・その3」、真福寺そして烏梅(うばい)のことなど

2021-02-16 00:12:13 | 花や風景など
「梅林公園」内の梅の木の種類の多さにあれもこれもと写真を撮りましたが、
ここで載せるには撮りすぎ
まだまだこれから咲いてくる梅の木は多いので、
またゆっくり訪れることにしましょう~~
 今後の楽しみ「しだれ梅」。

 公園の中の案内板を頼りにします、

梅林公園の中の道をちょっと外れ、別の急坂を登ります。(どこもかしこも急坂ですけどね(笑))
 
「メジロ」が梅の蜜を求めて数羽……(見えませんねぇ
残念ながらワタシのスマホ撮影術では無理でした

次なる目的地は「真福寺」。
地図を見ていて多分この方角だろう!?というカンで歩きます(笑)。
カンでも大丈夫です、道がある限りどこへ行っても「梅」は咲いてますし、「茶畑」もあります(笑)。


車道に出て、少し歩くと
  「真福寺」本堂
なんとここは、月ヶ瀬梅林を見下ろす高台にあります。
 「姫若の梅」石碑
月ヶ瀬梅林は、もともとは真福寺境内に植えられた梅の木が起源とされているようで、
≪元弘の乱(1331年)の際、笠置から後醍醐天皇が落ち延び、
女官の一部が奈良県月ヶ瀬方面にも逃げたという。
その一人「園生姫(そのうひめ・姫若:ひめわか又は姫宮:ひめみや)」が滞留し、
世話になった礼として烏梅(染色の原料)の製法を教えたという。
また、加賀藩主 前田利家(1538~1599)が浪々の折り、この地を訪れて、
天神神社(月ヶ瀬)境内に多くの梅の実が落ちている様を見て「烏梅」を作り、
京都に送ったのが始まり≫とも語り継がれているようです。

その「真福寺」のちょっと下に一軒家らしき建物があって、
おそらくここは「梅まつり」シーズンには「茶店」かもしれない雰囲気を醸しており、
自然な導入路があるようなないような…そっと庭に入らせていただくと、この絶景
  「みおろし茶屋」です。
月ヶ瀬梅林の一番上にある茶店で、名張川渓谷が一望できます
帆浦坂」の急坂の階段を下りると「梅散策路」に戻ることができます。
 

とうとう空腹に耐えられず(すでに時間は13時40分)、
近くのお店に飛び込みますが、眺めは最高だし、古木「城州白のあったところで、
  (再掲)
ココ、なんか気になってたんですよね(笑)……

メニューを見て(財布を忘れているので、スマホケースに1000円しか入っていない )、
自家製梅干し入りの「梅わかめうどん」を注文(650円)し、
この景色の中で食べられるなんて最高

お出汁が美味しく、自家製梅干しも絶品、疲れが癒されるやさしいお味でした
【名勝・祝谷】の看板、さりげなくありました…

店頭には「烏梅(うばい)」も並んでいるので、珍しいなぁと思って、、、

帰って調べたら、なんと「烏梅」作り日本で唯一のご一家。是非HPをご覧あれ~~
ここは、『梅古庵』です。

  google ストリートビューなど
店舗は「梅まつり」期間のみの営業だそうです、今度行ったら「真鯛ラーメン」を食したい(笑)。

上記に掲載した「烏梅」を作っておられるのは、
国選定文化財保存技術「烏梅製造」の保持者の方です。

なんでそんなにしつこく書くのか?と思われるかもしれませんが、
実は、2004年の「芭蕉生誕360年事業」の際に、
公民館活動の一環として自然素材の「烏梅」を使って
上野地区で植えられていた「紅花」を摘み取り、その花びらだけを取り出し、
「紅花染め」を体験したなぁ~~と、
ちょっと懐かしく思い出してしまったものですから。
本格的な「紅花染め」は『烏梅』を使って染色するのが王道!と聞いていたので…

過去話まで書いてしまって恥ずかしいばかりですが、
何かしら縁がある、と実感した「月ケ瀬梅林」散策でした。

先代「烏梅」作りの中西さんです。

次は、月ケ瀬4日目「桃香野(ももがの)『八幡橋』渡りたい」…
コメント
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