One day's topics&One night's heroism

40代ブロガーの日常+アルファです。アクセス数よりも長寿を目指していきます。

靜岡にて(11)

2006-01-19 00:41:45 | PP日記帳
いつもの東海道線に乗りシートに座ること70分、シートにはヒーターが効いていて線路のに沿って走る列車は時折右へ左へと揺れる感覚はロックングチェアーのようにも思え、停車中に開くドアは冷たい空気を取り込んでくれる。電車の中は寝るには絶好の環境を作り出している。しかし、靜岡のフィリピンパブ状況は見るにも無残な状況だ。静岡に付いた途端、あちこちで閉店、値上げとフィリピン人を居づらくしている行政が目に見えるようにわかってしまう。まるで弱っていく病人を見守っているようで辛かった。
M店は明日から値上げ決行。安さを売りにして流行りだしたフィリピンパブはすでに日本人の店よりも値段が高くなってしまっている。(あくまでも一部分ではあるが)客単価を高くしなければ生き残っていけない様子が伺える。これも行政の仕業。
そんな事は構わず某店へ直行。

この娘は日本初めてで、メモ帳を常に持ち歩いていた。しかしいまどきファーストなんてよく来れたものだ。感心。
そして私の本をしげしげと見ては
「I like it!」
「I like it!」
「I like it!」
笑顔とともに、読んでいた本を抱きしめる。
「ん?気に入ってくれた?みんな気に入ってくれるんだよね。」
「Where did you buy this ?」
「この辺だよ」
「???」     わからなかったようなので英語でもう一度。
「Around here,near the SEIBU department store of underpass foward to south」
英語が合っているかなど問題ではなく、伝えることで精一杯だった。
すると「セイブはワカル~」
「コレハ、イクラデスカ?」
「1500円と税だね~」
「?セン・・ゴ?ナンデスカ?」
「one thousand and five hundred plus 5% tax」
「タカ~イ」
「うん、高いけれど便利なんだよ。」
「ワタシ、ニホンハジメテデショウ?ダカラニホンゴタクサンオボエタイ」
「気持ちはわかるけどあげるのはできないよ。ファーストはあなただけじゃないからね。」
「でも、あなたはまだチャンスがあるでしょ?メモにこれをコピーすればいいんだよ」
その娘がコピーしている間に別の娘と話す。

一瞬チャイピーナ?とも思えたがこの娘は中国人。
喋り方ですぐにわかってしまった。
私は中国人でも決して嫌いではない。私が外人パブに通うようになってすぐのときに、指名していた娘は7つ上の香港の娘だった。当時の私の収入よりもその娘のほうが収入が大きかったのでいろいろと世話になったこともあるくらいだ。その娘とは4年ほどの付き合いが続いた。今その娘は東京あたりで理容師の資格取得に向けてがんばっていると思う。
あまりにも懐かしくてその頃の思い出が思い出されてしまった。
舌足らずのようなふにゃふにゃした発音は中国人が日本語を喋ったときに出る独特のものだ。
日本語の話せない中国人とコミュニケーションをとるにはメモが必要だ。
フィリピン人は英語を話すと数倍にも速くなるのだが。
メモに漢字を書きまくって漢文のように意味を読み取るのが一番いいのではないかと思っている。
その娘は「日本も中国も漢字はあるよ。だけど日本と中国じゃあ意味がちょっと違うね。」
と言った。
例えば赤という漢字。日本では物の色が赤いという意味だが中国では物が熱いという意味もあるらしい。だから赤道などという言葉が成り立つわけだ。熱い道、すなわち赤道。なるほど・・・。
世界のいろいろな人と話すと本当に面白いし、勉強になる。
時間が来て店を変えた。

この店にはフリーで90分居た。
いい娘がついたと思ったら時間だもんな~チェッ!

静岡駅の21時台はホームライナーという電車が発車する。名の通り家への線となる電車だろう、降車駅の多い駅やベッドタウンと呼ばれる駅に停車しながら小さな駅は飛ばしていく。乗車整理券310円を払って各駅停車より10分速い。
しかし、新幹線ひかり号は950円払って50分も速い。
これに乗ったおかげで最終バスに余裕で間に合った。

楽しくてよかったが、私が次に静岡行く時には果たしてどうなっているのだろうか?
行政の回復を切望する。



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