One day's topics&One night's heroism

40代ブロガーの日常+アルファです。アクセス数よりも長寿を目指していきます。

浜松にて(19)

2008-06-10 22:21:30 | PP日記帳
行ってみれば、客は結構入っていた。

この店の指名娘も腐れ縁というやつで、この娘のいとこから紹介をうけているものだ。そのいとことはすでに音信不通ではあるが、場外指名というものをやってしまったからすでにお店の中では関係は「夫婦」に近い。
だから、私がこのお店に行けば自動的に指名がつくようになっている。
しかも、Myスリッパ(クロックス)を預けてあるので長時間居ても足が蒸れることはない。

最近私も、肩が凝る時があり、マッサージを頼めばやってくれるのもフィリピン人のいいところではないかと思っている。日本人なら話を楽しむところだ。
また、疲れているだけあってマッサージが気持ちいい。
10分くらいのような時間であるとは思うが、金を払うに値する時間だと思い、延長している。

今は、ほとんどの店がアルバイトだが、日本語の勉強意欲は劣らない。
かなり熱心に聞いてくる。
店では「日本語教師」を名乗る私なので聞いてくる娘も多い。
私は小学校英語の指導資格を保有しているのでそれを応用してお店の中で日本語を教えたところ、自分で言うのも恥ずかしいが評判は悪くない。
絵などを利用して反復練習させて、発音中心で覚えてもらうのだ。
静岡のあるお店では、私の教えたタレントが成績2位を取ったという報告を得たこともある。その娘は嬉しかったらしく翌日電話をくれた。(ワン切りであったが)

この日は私が日本語教師の名刺を差し出すと、自分の子供のことで困っているようで10歳になるが、外国から来た転校生は年齢に合わせて教育を受けることになるとのこと。
しかし、今までフィリピンで育ってきたので日本語がほとんど分からないから心配だとの相談であった。

(これも国際化の問題なんだろうなあ)

「ドコデ先生ヤッテイルノ?」
「私はホームティーチャーだよ。」
「一ヶ月イクラクライナノ?」
「決まってないよ。」
「ジャア、タダデイイジャン!」
「俺が困っちゃうよ。こんなお店もこれなくなっちゃうよ。」
「まあ、1時間1500円くらいかな。サービスして1200円だな。」
「タカイナ~~」
たしかに、安くはない。
しかし、勉強を教えるにあたって、交通費や教材の購入、作成、コピーなどを考えるとこれくらいは欲しい。
「ジャア、帰ッタラ旦那ニソウダンシテミル」
「うん、わかった。」

あれから約1週間、電話がこないところをみると、どうやらボツだったに違いない。
(よかった、よかった・・・)



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