5日、社民党の福島みずほ党首が富山県を訪れ、「今こそ脱原発社会へ」と題して講演を行いました。
福島氏は「原発は、ウラン採掘の時点から被ばく者を生み出す。そして運転し続ける限り、被ばく者を増やし続ける。原料はやがて枯渇するし、一たび事故を起こせば取り返しのつかない事態に陥る。事故後、東電が『撤退』を申し出たように接近も対応もできなくなる。電事連が巨額の広告費を投じて作り出した、虚構の『(安全)神話』に基づく『死の宗教』だ。」と述べました。
そして「経済界やメディアは、電事連の影響もあって原発再稼動を志向しているが、自然エネルギーこそ新たなビジネスチャンスだ。日本は自然エネルギーの分野で世界に冠たる技術力がある。また、地域にとっては自然エネルギー開発こそ、エネルギーとともに雇用を生み出し、地域活性化になる。発想を転換し、莫大な原発補助金の使い方をこちらに転換すれば、自分たちでエネルギーを賄えるようになる。しかも無尽蔵だ」と強調しました。
その上で「まずは、再稼動させないことが必要だ。できるだけ多くの人が、より多くの手段を使って声を広げていくことが必要だ。特に、最後は『地域住民の声』が重要になってくる。皆で声をあげ、脱原発社会を実現していこう」と呼びかけました。
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