FLY to the world!! 一口馬主「ウイング」

2010年から共同出資 代表馬

ソングライン :安田記念(G1)2連覇・ヴィクトリアマイル(G1)

アウトジェネラル、引退。

2016-11-22 08:49:13 | 【引退】アウトジェネラル
11/21現在、外厩在厩。
----------
11月30日(水)大井・勝島王冠(SIII)・距離1800m戦へ吉原騎手での出走を予定しており、11月19日(土)に坂路コースで3Fから36.7-23.8-11.8秒の時計を一杯に追われてマークしましたが、調教後に右前脚の歩様が乱れてしまいました。昨日は舎飼で様子をみていましたが、球節部分が腫れてきたため、11月21日(月)にレントゲン検査を行なった結果、右前脚の種子骨下部の亀裂骨折が判明しました。牧場の獣医師からは現役続行が不可能と診断されたため、残念ながら同馬をこのまま引退させることと致しました。出資会員の皆様におきましては、まことに残念なことと存じますが、何卒ご了承賜りますようお願い申しあげます。なお、今回のケースは競走馬保険の対象となる可能性があります。詳細につきましては、後日あらためて書面にてご案内いたします。
-----------
【レポートの転載につき、サンデーサラブレッドクラブの許可を頂いております】

昨日、一報をしましたが出資馬の大将格であり私の初めての一口愛馬となった、南関東の古馬アウトジェネラル(牡6・大井/藤田輝信厩舎)
が突然の引退となりました。

前走の埼玉栄冠賞では出遅れるも初めて後方から素晴らしい脚を繰り出して3着。吉原寛人騎手も賞賛の脚で、月末には3年連続となる勝島王冠への出走を吉原寛人騎手を確保して予定していました。

前走から雰囲気が良い時のものにグンと戻って来ており、これなら3つ目の重賞も!と思えた矢先のまさに突然のサヨナラです。

未だ信じられず、夢の中にいるようです。。

実は先週、長らく同期のライバルとして鎬を削っていた同じサンデーサラブレッドクラブの「もう一人のジェネラル」ことジェネラルグラントが引退することが決まったばかりでした。
春先に南関東クラシックから何度も並走してきた彼はマイル路線に行き再び合間見えることは古馬になって
からはなかったのですが、競馬とはそして縁とはとても不思議なもので、まさかのこのタイミングで
アウトジェネラルも同じ月に引退になりました。

アドマイヤドンの子、カネヒキリの甥。

砂の王者の血統を継いで生まれてきたアウトジェネラル(アウトオブザウィムの10)は、サンデーサラブレッドクラブの地方40口募集の先駆け世代となりました。
募集時の応募総数は226票もの票を集め、地方募集ではダントツのトップ!全体でも304票だったオリエンタルアートの10(リヤンドファミユ)の次に募集が殺到した、
ウルトラ高実績の馬でした。

私は初年度でしたので、明らかにラッキーナンバーによる抽選。
これが出会いでした。

初めての一口、初めてのことばかりでしたが地方では
本当に強く活躍してくれました。2012/6/6デビュー戦では佐々木騎手を背に圧勝。
2勝目をあげた後には、コスモス賞で芝に挑戦。
マイネルホウオウらと走りました。

北海道2歳優駿(勝馬アルムダプタ)→全日本2歳優駿(サマリーズ)では4.6着でしたが年が明けて雲取賞をまだ地方所属だった戸崎騎手の手綱で快勝!
早くも3勝目をあげました。

故・川島正行調教師の管理下で、裕太に重賞を取らせたい!と京浜盃では佐藤裕太現調教師に鞍上をスイッチ。これが裏目に出てライバルのジェネラルグラントに初重賞制覇をされてしまいました。
ちなみにそのジェネラルグラントも上述のように今年引退。重賞は3勝(京浜盃・ダービーグランプリ・フジノウェーブ記念)でした。賞金8,500万、立派でした。

しかしアウトジェネラルは迎えた地方3冠の第一戦、羽田盃(SⅠ)をソルテを抑えて優勝!この時から鞍上は、戸崎騎手のJRA移籍に伴い御神本騎手にスイッチ。
その後はなかなか勝ちきれない競馬が続きましたが金盃でまさかの逃げ切り勝ち!重賞2勝目をあげました。
羽田盃から約2年もの月日が流れていました。
サンデーTCのHPに登場しています!
そして結果的には彼の最後の勝利となりました。
御神本騎手にとってもそうです。
御神本騎手は騎手免許を取り消され、ここからアウトジェネラルの鞍上が迷走します。川島正行調教師も亡くなられ、藤田輝信厩舎所属となり、外厩メインで基本はミッドウェイファームにいることが増えました。
鞍上は昨年秋に矢野騎手に定まりしばらく乗ってもらいましたね!

川島正行厩舎・御神本騎手→藤田輝信厩舎・矢野騎手となり最高はオグリキャップ記念勝島王冠での3着が最高でしたが、なかなかいいコンビでした。
ハイライトは昨年JCBクラシック(G1)じゃないでしょうか。
9着でしたが、ホッコータルマエ・コパノリッキー・クリソライトなど錚々たるメンバーと、堂々とわたりあいました。

最終戦となってしまった埼玉新聞栄冠賞では、まさかの出遅れから追い込んで上がり最速。まさかの展開でしたが馬券にキッチリ食い込んでくれました。
これを見て、おおっ!復調してきたし次走から追い込みまで面白いんじゃないか⁈と思ったのですがまさかの突然の引退となりました。



振り返ると、アウトジェネラルとの5年間は自分自身の中でも大きな変化がたくさんあった時間でした。
初めての出資で、地方競馬のことをたくさん学ばせて頂きました。
川島正行厩舎という超一流厩舎のことから、戸崎騎手、御神本騎手、外厩のこと。レースのこと、賞金のこと、
そして地方がどれだけ魅力的か、何度も何度も足を運んで勉強になりました。

唯一の口惜しさは、口どりができなかったこと。
5つ勝ちましたが(南関東では3つ)、叶いませんでした。
できることなら彼の子に出資して息子で口どりを…と思いますが、アウトジェネラルが今後どうなるか?はわかりません。
ライバル・ジェネラルグラントはなんと出資者のお一人が個人的に面倒をみることにしたという朗報が入り幸せな余生が過ごせそうですが、アウトジェネラルは血統がいいと言ってもアドマイヤドンの産駒。
兄バクシンテイオーが先日初重賞制覇となりましたが、活躍馬も出ていない血統です。

今後のこと、また注目していきたいですが、とりあえず今言えることは「お疲れ様でした」。

1,000万円の募集馬で1億円近く稼いでくれました。
何より、競馬の楽しさをまた教えてくれました。
一口馬主を学ばせてくれました。

いつか、牧場で会えたらいいなと願っています。
アウトジェネラル、ありがとう。

31戦5勝
羽田盃(SⅠ)・金盃(SⅢ)
獲得賞金:9,687万円
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 突然のサヨナラ | トップ | ジャパンカップ(G1)、予想! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

【引退】アウトジェネラル」カテゴリの最新記事