<さやのユウウツ> ウツと気長に付き合って…

***お疲れさやのひとり言***
 
焦らず急がず自分のペースで

今年はお仕事始めてみたいな

彼のコトバ

2005年01月31日 | ウツのこと
これは以前の彼から言われたコトバ

自分たちは「共依存」の関係にあると。

ウツになって二年を数える頃。
仕事を辞めることになった頃。

彼はきっと
自分の変調を感じていたんだと思う。


だからこそ、と言うべきなんだろうか
お互いにお互いを強く必要としていた。

共依存であることを認めるのは難しいと思う。
正直、言われるまでそんなこと考えずにいた。
考えたことさえなかった。

でも納得は出来た。

私達は「共依存」なんだと。

あの時はそれが悪いことかどうか
そんなことさえ考える余裕もなく
お互いがその関係に満足していた。

だからそれで良かった。


別れてしまった今もまた考える。

あの時、そう言った彼はどんな思いでいたんだろう。
あの時どうして私はそう言わせてしまったんだろう。
どうして彼をそこまで追いつめてしまったんだろう。

思い浮かぶのは後悔ばかり。
それでも彼は私を必要としてくれていた。
その事実だけが、ほんの少し私の気持ちを楽にさせる。

そんなことで楽になってはいけないのに。


あの頃、私にとって彼は唯一の逃げ場だった。
と同時に彼にとっても私が唯一の逃げ場だった。

逃げることは悪いコトじゃないと、彼はそう言った。
逃げる場所があるのは幸せなことだと、そう言った。

そう言って私のココロを解いてくれたのは彼だった。
そうしながら私に必要とされることで、
彼は彼自身のココロを解かしていたことも、知ってる。

甘えられるのは嬉しいと、頼られることは甲斐性だと。
それは彼の優しさであり器の広さだった。
そのことに私は甘え続け、彼からそれ以外の余裕を奪った。

彼には自分の生活があった、仕事があった。
それなのに私生活のほとんどを私に費やした。
そして私はそれを当たり前のように甘受した。

彼を追いつめたのは私だった。


それでもあの頃のふたりは
それでもあれで良かったのだと
そんな気がする。

まだ私の思考はどこかでねじれたままなのだろうか?

お互いがお互いを必要としていた。
そして強く求め合っていた。

どんな形にせよ、それはウソ偽りのない事実。

あの関係がとても心地良かったこともまた、事実。

彼はそれを「共依存」だと、そう言った。


でも、高め合っていたと信じている。

お互いがお互いを求め与え合うことで
お互いに高め合っていたと、そう信じている。


求めていたのは
お互いのココロだった。

そのことに偽りはないから。