信用出来ないモノ

先日、お薬の管理のお話でコメント下さった中に
「信用出来ないのは患者(さや）ではなく病気(ウツ)だ」
と言うようなコトバがありました。

すとんと、胸のつかえが落ちたような気がしました。

これは、さやが常々母に言われていたことです。

本人の思いとは関係がなく悪さをする、コワイ病気だと。
そう言う病気なのだと。


本人がどんなに頑張っても、その波は突然やってきます。
その感情は突然自分の思考をそのことだけに縛りつけます。

死にたい！
死んでしまおう！

何度そう思ったことでしょう。

でもそれはさやが思っているのではなく、
病気がそう思わせている。

だから死んじゃいけないと、生きるんだ！と
これまで何度も、そう言われ続けてきました。

そう言ってくれる人達がいたおかげで、
もうすぐ無事に一年を終えられそうです。


前述のコメントを貰った時、本当に嬉しかったのです。

それまでのさやは、自分で自分が信用出来ないと
ずっとずぅっと、そう思っていたのです。

突然死にたくなったり、薬を山程飲んでみたり、
周りの人を不安にさせ、沢山の迷惑を掛ける言動。

自分で自分が信用出来ない。
何をするか分からない。

結果、やっぱり自分はダメなんだと。

こんなに周りに心配掛けて迷惑掛けて、
自分なんか、やっぱりいない方が良いんだと、
そこに考えが至ってしまっていました。


でも、違うよ。

そう言って貰えた気がしたのです。

それは母でも医師でもなく、
本当に普通の人からのコトバ。

それが余計に嬉しかったし、救われたのです。

近親の者のコトバは、なんとなく真っ直ぐ聞けないのです。
ヒイキと言うか、自分を安心させるために言っている気がして。

でもそのコトバは、本当に何気ない一言でした。
だから素直にそのことが飲み込めたのだとも思います。

そして色んなことが腑に落ちました。

あんまり自分を責めなくても良いんだと。
ただでさえ苦しい時に、自分で自分をいじめちゃダメだと。

これは自分が悪いんじゃなくて、全部ウツが悪いんだ！
そう開き直れるくらいが良いのかなと
あれから少し思えるようになってきています。

本当に、すごく納得出来るコトバだったんです。
感謝の気持ちを込めてこれを書かせて貰いました。