軌跡

2001年。

始まりはちょうど今頃、
さやのお誕生日の近く。

「このままじゃダメだ！」

逃げるようにして駆け込んだ

精神科。


「不安神経症」だったさやの病名は
半年後には重度の「ウツ病」に変った。

産業医のセンセイに
無理矢理行かされた

半年前と同じ病院。

半年前よりも確実に
フツーじゃなくなっていた。


一年半の休職を経て

退職。

地元へ帰ってきても
一人暮らしは続けた。


一年半前と変ったことと言えば

住む部屋と
病院と薬。

相変わらずの毎日。

戻ってきてから
繰り返した自殺未遂。

飛び降りも首吊りも
リストカットもODも。

気が付くとそうしていた。

コントロール出来ない自分自身。


2006年。


いつの間にか時は流れ

もうすぐ
またひとつ歳をとる。

記憶のない誕生日が
何度過ぎただろう。

生まれたことを恨む日が
生きてることを憎む日が

どれだけ重なってきただろう。

これからも続くのだろうか。

そんな哀しい日々が…。


今自分が向き合っているのは
等身大の自分自身じゃない。

どこか欠落した
どこか歪んだ自分。

欠けてる時間と共に
歪んでいる時間と共に

自分自身も少しずつ

どこかがオカシイ。


だけどそれが自分自身。

今のホント。


もう少し
自分を好きになりたい。


実際の友人達はほとんど知らない
このさやのBlog。

読もうと思えば読めるようにはしてある。

一大決心でリンクを張った。

自分の病気も
病気の自分も
何とか受け入れられた頃。


もうひとつのBlogを読み返してみた。

同じコトを繰り返している気がした。

あの頃の方が
もっと前向きだったかも知れない。

なんだか今は
病気の中に逃げ込んでいる気がする。