<さやのユウウツ> ウツと気長に付き合って…

***お疲れさやのひとり言***
 
焦らず急がず自分のペースで

今年はお仕事始めてみたいな

真夜中に…

2006年10月27日 | 日々のこと
真夜中に、
自分の悲鳴で目が覚めた。

こんなのは久し振り。

とても嫌な夢を見た。

朝までに三度も。


二度目に目が覚めた時には

恐くて苦しくて
心臓がつぶれそうだった。

寝室以外の部屋の電気を全て付けた。

温かいお茶でも飲んで
と思ったけれど
寒い部屋にひとりいるのが恐かった。

強くなった頓服だけ飲んで
ベッドの中に潜り込む。


こんな夢、
最近の世界情勢・ニュースの影響か。


ヒトはヒトだ。
殺し合うために生まれてきたんじゃない。

それなのに
今もどこかで
ヒトの命が奪われていく。

まるでモノのように扱われてる。

間違ってるから!

その思想も
その行為も。


偽善者的な発想で
現実が分かってないと言われても

それでもさやは

ヒトとヒトは
手を取り合うためにいる。

ヒトとヒトは
お互い助け合うためにいる。

ヒトとヒトは
信頼と友愛で結ばれている。


その手を血で汚すために
生まれてきたんじゃない!

そう思う。
そう思いたい。

そして信じてる。


遠く異国の地で、
自衛隊が今何をしているかも
届かなくなったこの日本という国。

遠い国の話はナイのも同じ。

自分の身に置き換えて考えるコトも出来ない。

自分の身に置き換えて感じることも出来ない。

その痛みも苦しみも
全てはブラウン管の中の

オハナシ。


国境線で結ばれた隣国に
砲台を向ける。

いつでも参戦出来るとばかりに。


何故、核を持つべきか否か
今更そんなことを議論する?

「核は持たない」

それがこの国の
統一見解であったはずなのに。

それだけは声高く
誇りを持って言うべきだったのに。


この国に置かれた基地から
幾つもの砲台が民間人に向けられる。
銃で武装した兵隊が基地の外に向けて配置される。

同時多発テロの起きた後だった。

日本に基地を置きながら
日本を信用していない。

敵は日本か?

その光景を
どれだけのヒトが
怯え戦き見つめていたか。


その基地は
病院の隣にあった。

車で病院に行くと
真っ直ぐその砲台と
向き合うことになる。

胸に嫌な感じを抱えながら
もしもという恐怖に怯えながら
ゆっくりと病院の駐車場に車を置く。

ココにいるのは
武器も何も持たない
善良な民間人だけなのに。


エグイ夢だった。

夢の中で痛みを感じた。

夢の中でもニオイを感じた。


本当のリアルは分からない。

でもリアルに衝撃が走った。
リアルに恐怖を感じた。

痛みと恐怖を抱きながら
ただ目が覚めるのを待っていた。

苦しく哀しい夜だった。


朝が来たのが嬉しかった。

もうあんな夢は見なくて済む。

あんな夢は夢であって欲しい。


尊い命は
そう簡単に奪われてはならない。