友達の彼

このＢｌｏｇの中でも何度か出てきた
さやの大好きな大切なお友達。

今回はそのお友達の彼のお話。


昨日、何か必要なモノがあったら持ってくよ、とか
具合悪くてつらかったらいつでも呼んでね、
なんて言ってくれてたのですが。

夕方、彼女から電話「今から行ってもいい？」

彼のことで、だいぶ参っている様子。
会った途端に泣き出しちゃいました。

彼は今、お仕事をお休みしています。
八月から、まだ半年にも満たない休職。

彼はウツではなくパニックですが。

さやもパニック併発していた時期がありますし、
パニックで離職した友人もいるので、
それがどんなものか、どれだけツライか
多少なりとも分かるつもりでいます。

「さやしか頼れる人がいなくて・・」

そう言って、さやの肩に顔を埋めて泣いてました。


彼のお仕事は夜勤もあるモノで、かなりハード。
その上、ずいぶんなシフトを組まれていたようで、
夜勤が続いたあとその明けに日勤なんて言う、
訳の分からない働き方をさせられていました。

そんな仕事が続いた結果、彼はパニックに。
出勤がものすごくツラクなってしまったんです。

その話を聞いたのが、今年の春。

会社と交渉をして、何とか休職に入ったのは
結局夏を過ぎてのことでした。

彼女はやっと彼を休ませてあげられると、
その時は少し落ち着きを取り戻していました。

けれどそれから四ヶ月。
彼の症状は特に良くなった様子もなく、
一緒にいる中で不安に思うことも多いよう。
話を聞くと、薬もきちんと服薬していないとのこと。


この前、話をして約束させたのは
きちんとお薬を飲むことと通院を怠らないこと。
まだしばらくの間は仕事のことは考えないこと。

けれど彼は男の人だし、「仕事をしたい」と言っている。
今の状態で、彼女と結婚は出来ないと焦っているよう。

会社からは、年明けから日勤二日で復職はどうか？と
打診されたというのです。

もちろん彼女は猛反対。今の状態で仕事は無理だと。
もっと彼を休ませてあげたい、
ココロとカラダを壊すような仕事はもうさせたくない。
それが彼女の想いでした。


そしてここ最近ふたりが頭を痛めていること。
それが彼女がさやのトコロへ来て涙する理由。

休職している彼のトコロに
傷病手当が振込まれないとのこと。

きちんと郵送しているはずなのに全く音沙汰ナシ。
それどころか保険その他を引いてマイナス請求が。
そんな現状に、彼も彼女も頭を痛めているという。

そんな状況に腹を立て、
彼はすぐにでも辞めてやる！と。

金銭的な不安や、この先の状態の分からない不安。
ふたりの間もずいぶんピリピリしていると。
矢も楯もたまらずさやのトコロへ。

さやが知る限りの知識を、出来る限りのアドバイスをして
とにかく背負い込まないように、無理をしないように。
つらく苦しくなったらすぐさやのトコロへ来るように。

そう約束させて帰らせました。


彼は今日、人事と電話で話をするそうです。

調子の良くない時の、会社との交渉。
そのつらさはイヤという程分かっているので
彼のことが心配ですが・・

何とかいい方向に話が進みますように。
ふたりの負担が、少しでも軽くなりますように。
今さやが出来るのはそう祈り願うことだけです。

大好きな人がこれ以上傷付かないように、
苦しまないように、
少しでも心穏やかで過ごせるように。

それがさやの幸せでもあるのですから。