「究極 読書の全技術」(齋藤孝著 KADOKAWA 2022.3.2 初版375ページ)
読書の効用を論じている図書は数多くある。この本は「誰よりもたくさんの本を、誰よりも精密に読み込み、すぐに仕事に応用できるようになる方法」のすべてを書いた、とはじめにある。
著者は読書をしなければ、絶対に、いい仕事などできないと論破している。
どの本を読むかは人それぞれで、一期一会なので、何を読むかは本屋や図書館に足しげく通い、新聞や雑誌の書評を読み、足りない小遣いの中から購入する図書はたかがしれている。そして自分に興味のなさそうな本は読まないし、人から読むのを勧められても読まない本もある。巻末に「社会人が読んでおくべき五十冊リスト」があるがこのすべてを読むことは不可能。人と比べるために、人よりも優越感を得るために読書はしない。読書は自己満足だと思っている。