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目眩く思想世界擬きと言霊フロンティア
Depuis 2005/05/19

はじまり

2006年10月01日 21時02分09秒 | Diary
所持金63k。今月見込める収入は今のところ20k。このうち個人的必要経費で35kとぶ。本も買えるしサークル活動にも金が回せるようになったけど、多分それが限界。遊びに散財できる余裕はないなぁ。何より8月、9月の経済破綻がトラウマになって使う勇気が出ない。計画的に使うって難しいなぁ。とにかく食費と交通費で節約しよう。先に書籍だけばっと買ってしまうってのも考えてるけど、月末がちょっと怖い。


最初からカネの話で恐縮です

ところで年金ってみんな自分でちゃんと払ってるんでしょうか。月1万くらいならがんばって払えないこともない雰囲気ですが、そのために余計に稼ぐのも馬鹿馬鹿しいと思うので親が払ってくれています。学生から金とるなんて正気の沙汰じゃないと思うのですがどうなんでしょうねぇ。

国際会館で青少年全国大会の弁当の盛り付け。生協で募集していたので京大生ばっかりだった。寝ててもできそうなくらい楽だし、朝飯支給だし上の人も優しいし、3時間2日で6000円だからかなり割に合うと思う。ただ朝が7時~10時と早め。自転車15分で行けるだけまだいいけど、土日だわ眠いわ腹減るわで体質を選ぶ仕事。朝飯前、ってのにはちょうどいいかも。

僕が初めに盛り付けていったのはあまり好きではない冬瓜だった。手本を見せてくれた先輩に倣って9マス弁当箱の上の真ん中のマスの中に冬瓜を入れたら直された。ああ、もっときちんと置けってことか。次の弁当箱にきちんと置いたら「黄色の面が上」といわれた。「なるほど」とその次の弁当箱に黄色の面を上にして入れたら「箱の壁にくっつけてね」初めてやるんだからそういうことは最初にちゃんと説明してよw次の食材を素早く入れやすくするためなんだけど、当たり前といえば当たり前。え?ソラマメの向きまで揃えて入れろ?細けぇwwこれは完全に形式だな。弁当箱空けてまずソラマメの向きを気にする青少年が全国にどれくらいいるってんだよ

あまりに単調で退屈なので寝ぼけ頭で色々考え事をしていたらいつの間にか頭の中で仕事をモデル化していた。なんとなーくコンピュータによるデータ処理みたいなイメージがあるんだよねこれ。こういうのをルーチンワークというんだろうね。

1000個くらいあるのではないかと思われるレコード(弁当箱)上を数十のBot(作業員)が巡回してデータを更新(食材盛り付け)していく。Botは一人一つずつ処理(食材)を与えられ、それが終わるまで動き続ける。レコードにはフィールド(マス)が9つある。いかにも栄養バランスのよさそうな弁当だ。もちろん盛り付けにはちゃんと順番があって、各フィールド内で奥にある食材から順番に詰めていくから、食材Cを盛り付ける人は食材Bが盛り付けられている弁当箱を探さなければならない。Bの処理を担当しているBotはAの処理が済んでいるレコードを探さなければならない。自分の処理が一通り終わったと判断したBotはボスに次の食材を要求にいく。ボスはその場を見渡してかなり適当に食材を配分しているので、ここである程度の複雑性(っても線型だけど)が発生する余地がある。これをシミュレートしてみたら面白いかも。役に立たないだろうけど。

レコードは数十~100単位でテーブルに分かれて並んでいる。Botは一つのテーブルにとりかかったら基本的にそのテーブルの処理を続ける。しかしこのBotの処理能力は無限ではなく、1クロールにつき数十トランザクションしか処理できない。手持ちの食材がなくなるからだ。食材がなくなったらセンターのテーブルにとりに行かなければならない。ここで食材が足りなかったりどこにあるかわからなかったりすると結構なオーバーヘッド(付加時間)が発生する。

また1トランザクションが2秒くらいで済む処理もあれば10秒くらいかかるものもある。時間のかかる処理Aを実行中のBotAとその次の短時間で済む処理Bを実行するBotBが同じテーブル上を昇順にクロールしているとBotAがボトルネックになって、BotBはBotAの動きに合わせざるを得ない。別にBotAのせいではないがなんとなく気まずいものである。ここでもしBotAとBotBが独立したフィールドを更新しているのならBotBは降順に切り替えるということもできる。

Botも人間であるから、出し巻きが抜けていたりエビの格納フィールドが違ったりということが往々にしてある。その誤り率は数百トランザクションに1回程度だが、20食材程度の弁当箱だとかなり間違っていることになる。まして盛り付けているのは天下の京大生であるから、寝呆けたり腹が減ったりできっと誰にも気付かれずに間違ったまま出される弁当箱もいくらかあると思う(正当化?)のだが、運よく発見した破損レコードにはとりあえずフラグを立てておく(弁当箱を整列から少しずらしておく)。暇なBotがこれを見つけてマスタに報告し適切な修復処理が施される。

終盤はあるBotが最後にフィールドごとの判定条件をANDで結合して、XとYとZの食材がある弁当箱を探して蓋を置く。次のBotが輪ゴムを一つずつ置いていく。それから次のBotが蓋を輪ゴムで止めて積んで終わり。このようにして段々弁当箱が完成していくという寸法だ。

って、処理の終わったデータは全部同じデータじゃん。これが人力大量生産システムの裏方について考察した結果か。
ああくだらなかった。。。

全国から集いし若人たちよ、君たちの胃袋に入っていく弁当は我々が盛り付けましたよ

始まりますね、後半戦



いや凱旋門賞も始まるけども。