satzz the lernanto online

目眩く思想世界擬きと言霊フロンティア
Depuis 2005/05/19

12/31(SAT) 忘年

2005年12月31日 23時50分10秒 | Diary
 年の瀬ぎりぎりまで街は動き続ける。いや寧ろ、暮れようが明けようがお構いなしだ。テレビがなければ今日が大晦日なんて信じられないだろう。だっていつもと同じように作業していたのだから。いつもと少し違うのは、ずっと一人だったということかな。ここ数日お金がないので食費を浮かせるためNFのときの残り物のバターピーナツで食いしのいでいます。

 帰り道に西部構内が盛り上がっているのを見た。おや、こんな夜にも京大には人がいるんだな。大学でカウントダウンしようということだろうか。何にしても、年末のこのソワソワする数時間というのは世界の心が一つになるような貴重な時間帯であるように感じられるのは僕だけだろうか。

 TVタックルを見ていたら、もう「よいお年を」なんて云える時間帯じゃないですね。忘年会シーズンはとっくに終わりましたが、こちらも忘年ということで(?)今年最終更新です(何とか間に合った・・・)。今年のことは年内にと思ってたけど、結局時間切れ。正月頑張るかぁ。

 年賀状も今日書いたところ。中旬の暇な時期に書いとけばよかったんだけど、無駄にゴロゴロしてました。京大で知り合ったたくさんの人にも出したいけど、あいにく住所を知らない。

 久々にニュルンベルクを聞いて心を奮い立たせる。何故第九じゃないのかって?――持ってないからさ。

 今年は今までにないくらい新鮮な一年だったけど、イヤな思い出は全て忘れてしまおう。なんだかんだ云っても、素直に心からそう思えるくらいに、年越しというリセットスイッチは強力だ。

 心の中の風見鶏は今、完全に明日というか明後日の方向を向いています。まるでバネにでも引っ張られるかのように。


太陽系より果てしなく コンビニより身近な そんなLa la la そんなLa la la 探してる  (ラララ / Mr.Children)


 さよなら2005年。
 除夜の鐘は聞こえるかな?

12/31 シャクトリムシ進捗

2005年12月31日 23時49分19秒 | Mechatronics
26
 パーツと仕様の確認。部品の確保。ギアボックスを1つ組む。
28
 回路図を描いてみる。自分で描くのは初めてだ。といっても既製の回路を組み合わせるだけなのだが。所詮回路の勉強なんてそんなものなのかもしれない。このあたり受験勉強に近い。ギアボックスを3つ組む。今回の駆動部は4箇所だ。倉庫が極寒なので自宅の電気ファンヒーターを導入。
29
 本格的にハードの製作開始。骨組み完成(板を何枚か蝶番でくっつけただけw)。同時に回路も製作開始。電源回路が完成。友人と喋りながら作業していて気がついたら夜中の2時でした・・・倉庫生活に逆戻り。
30
 ちょうどいいタイヤがなかったので小さいタイヤにゴムを巻いて使うことにする。センサ回路1つ完成。骨格にギアボックスを3つくっつけて半分完成。
31
 2つめのセンサ回路も完成。骨組み完成。我ながらなかなかのハイペース。タイヤをシャフトに接着固定。これでメイン回路ができてソフトを入れればもう動けるのだが、今のままだと回路が予想以上にゴチャゴチャしそうである。

12/28 男たちの大和

2005年12月30日 11時29分54秒 | Movie
不覚にも泣いてしまった。おそらく映画を見て泣いたのは人生初である。序盤から教育臭のプンプンする映画だなーと思っていたが、それでも涙がとまらなかった。なんだかもろくなったなぁ。

でも、日本人なら一度は見ておいて損はないと思う。確かに演出が若干へたくそなところはあったが、それゆえ却ってあまり軍国主義色を感じない。少しでも戦争体験を共有できる機会をもつということは現代において貴重なことだ。もっと語りたいけど、別の機会に。

Diary 12/25(SUN)

2005年12月26日 09時28分43秒 | Diary
 クリスマスを過ぎると出会い系広告メールが減るかと思いきや、今度は年末年始の大商戦である。それが過ぎればバレンタイン。浅はかな民族・・・



23(FRI)
 愛しの母校へ聖劇を見に行く。タブローは無言劇で、観客席も舞台も人の熱気とフル稼働の暖房とで非常に暑いのでお客さんが寝てしまうのは仕方がない。外からちゃんと全部起きて見たのは7,8年ぶりではなかろうか。大体舞台袖から見ていたからね。新米OBとして聖歌もちゃっかり歌ってきました!
 僕らのクリスマスはこれにて終了である。毎度のごとく先輩の家で語らい、ウイスキーと焼酎を戴く。

24(SAT)
25(SUN)
 週末は特に生産的活動をしていない(だからブログ書いてないんだけどね)。強いて言えば部屋の掃除と整理くらいかなー。



 踊る女性は美しい。女子フィギュアを見ていて素直にそう感じた今日この頃。いつもならスポーツ観戦に別段興味はないし俄かなので深くは語るまいが、フィギュアは何故か面白い。別にブームを気にしたわけではないが、選手一人一人の個性があまりに際立つ競技だからだろう。実際気がつけば全ての選手を応援していたし、まさに誰がトリノへの切符を握ってもおかしくないと思った。最年長の村主はなんとなくいちばん行ってほしかったし、女王荒川も当然のような気がしたが、安藤が選ばれたのは結構意外だった。別に彼女が嫌いではないのだが、ショートもフリーも6位という時点でもう無理に思われたからだ。よほど蓄積点が高いのだろう。(実を云うと録画を見る前に19時のNHKニュースの速報で3人が内定したことは前もって分かっていた。普段NHKっ子を以て任じている僕もこのときばかりはキレそうになった。フィギュア気になってる人はニュースちょっと見た後でフィギュア見るだろう。それくらい配慮しろよNHK!!)



 ノートPC(Dell Inspiron2000)のiTunesでCDをMP3インポートしていたら、何が機嫌を損ねたのかCDを読めなくなってしまった。XPから変なソフトだかツールだかが入っててCDが読めなくなる可能性があるから消しとくよとかいうメッセージ(英語だし細かいところは覚えてない)が来て、前にも1回出てきたなと思いながら適当にOKを押したのが直接の原因かもしれない。しかしメッセージが出たきっかけがとんと分からない。思い当たるのは内蔵HDDが残り800GBくらいしか残っていないということだけ(充分だとは思うが不安要因だ)。ドライバのようなものを消してしまったのかもしれないが、あるにしても手元にはない。まぁデュアルのLinuxの方も死んでるということはなかろうし暫くそっちで読もう。サブシステム積んどいてよかった。そう思ってVineでよくわからないままmntを調べてみると、何とこちらもCDを読んでいないらしい。BIOSでXPのリカバリCDを読もうとしても反応がなく素通りするので、いよいよドライブの問題のようだ。CDが使えないのはとにかく非常に困る。対処がよくわからないが、とりあえずクリーナーCDでも買ってさしてみるかなぁ・・・

I師語録 12/21

2005年12月22日 01時02分48秒 | Idzutzu56
 しばらく電話はかかってこないかと思われたがそれも間違いだった。
 唯一暗黙の前提となっていたのは、I師の専門分野から僕が離れようとしているということだけだった。
 それはまぁそれで辛いものがあったけど、よく云われるように僕の人生は僕のモノだし、I師の心情は察するを得ない。一見そんなに落ち込んでいるようには聞こえなかったが。

 最近考えていること。仮に人工知能の方面に行くとするとどうも圏論が大なり小なり重要な地位をしめてくるということが最近(僕にとって)明らかになってきた。Maclaneと共に圏論を建設したEilenbergとかいう数学者が晩年にオートマトンの研究に走ったという事実からも、ある程度の説得力が伺える。だから今はとりあえず代数学だけは基礎に据えてしっかりやっていこうとぼんやり思っている。そのためにはまず可換環の理論が必須であるらしい。といってもそこらへんのことはさっぱりわからない。圏論やコホモロジーの文献を少々触ってみたが、だいたい雲を掴むようなちんぷんかんぷんな話だった。代数なんて解析や数論に比べると抽象的すぎて見栄えがしないように思われがちだが、まぁ僕はそのあたりはあまり気にしない。抽象的すぎようが一般的すぎようが自分の理解を助けるものなら何でも使うというのがポリシーだから。もし最先端の理論物理を全く勉強しないとしたら、寧ろ数論は必須科目からただの趣味に成り下がってしまう。もちろん暗号理論には数論や楕円曲線論が非常に役に立つが、今のところは暗号にはあまり関心がない。これも精々趣味で嗜むくらいになるだろう。解析も工学的には軽視できないのは云うまでもないが、別に解析を本命にして生きるわけでもないので(というかそんな遊牧的な生活を送る気も今のところない)適当に、人並みにやっていけばいいかな。

 物理はやはり基礎は抑えておくに越したことはないだろう(情報系に進むというのはあくまで仮定としての書き方ですが)。基礎が一体どこまでなのかは議論の余地もあろうが、量子力学まではまぁやるとして、場の理論をやるのかやらないのかというとやった方がいいとI師はのたまう。しかしそれも彼自身云う様にそれ程説得力のあるものではなく、量子力学を縦横に駆使するといわれる昨今の脳理論との関連からだという。そりゃあ脳科学だって突き詰めれば電子がどうとかこうとか結構重要になるんだろうけど、ノイマン型のコンピュータがいくら進化したところで脳の解明にはまだ数百年はかかると根拠もなく信じきっている僕は、悪いけどそんな『最先端』脳理論は胡散臭いと思っている。人間の脳は自分自身を知るために全く新しいパラダイムを必要としている。でもまぁ脳理論にしても何にしても四の五の云わずに勉強してみる方が先ですけどね。兎も角も、本当に場の理論って物理以外に役に立つのか?など考え出すと我が神聖なる書棚に祀ってあるPeskinが可哀想なのでやめておくが、少なくとも圏論を超える価値を発見して慰めてやることは未だできそうにない。あーあ。ほんと何やってんだろう。

 ひょっとすると有名な話なのかもしれないが、一つ興味深い話を聞いた。波動方程式で名高いSchrödinger(1887-1961)は波動力学以外には大して物理学上の業績がなくて、晩年(後期と云うべきか?)はどちらかというと物理はほっぽり出して東洋思想に浸ったり生物学に走ったと聞いている。ここにWatson(1916-)とCrick(1928-)というこれまた高名な生物学者がいる。彼らも実は初め物理を志していたのであるが、Schrödingerの書いた生物物理学に触発され、しかもその後に初めて知り合い、1962年にご存知の通りDNAの二重螺旋構造によってノーベル生理医学賞を受賞している。上の意味で物理学者Schrödingerは生物学においても多大過ぎる貢献をしているのである。ちょっと事実関係は定かではないが、伝記でも読んでみるかな。

 ナンデモ屋ってのも、なかなか魅力的なお仕事です。

【λ・ワタル両氏】ダブルバトン【一応読んでw】

2005年12月22日 01時02分00秒 | mixi
mixiから回ってきたバトンとかいうものがたまってしまった。
めんどくさいけど書くのが礼儀っぽいので適当に書いて回します。
わけわからんって人は無視してくださいね。

これって不幸の手紙とかスパムメールとやってること変わらないよな・・・まぁいいや。



【あだ名バトン】(けんちゃんより)
■Q1■あなたは親になんて呼ばれてますか?
「アキちゃん」:こ、個人情報やん・・・
■Q2■異性からは何と呼ばれてますか?
「サッちゃん」「アキちゃん」
■Q3■最近よく言われるあだ名
「さっつ」:まんまですね。ってか無理やり広めたし。
■Q4■友達につけられたあだ名を教えて下さい。
「サッちゃん」:ちなみにバナナは好きです。
■Q5■あなたが一番気にいってるあだ名は?
「さっつ」でいいけど、異性には「サッちゃん」が嬉しいかなぁ・・・。
■Q6■バトンを渡すつもりでいる人
mixiに返すとしたら上記の二人(λ・ワタル両氏)で。



【印象バトン】(hanakori氏より)
●回してくれた方に対しての印象をどうぞ!
医か理か工なのかと散々周りを振り回した挙句センター直前に文転して法学部に受かった彼は一語で云うとイレギュラー。二語で云うとマイペース。誰一人否定できるまい。
無尽蔵のガッツでどんどん新しいことに挑戦するあたり尊敬に値する。
弁護士になるとか云ってた癖に法律の勉強せずにコンピュータとか起業の勉強ばっかりしてるらしい。もうコメントのしようがない(プラスの意味でね)。
とにかく昔から何でも貪欲に吸収しようとするエネルギッシュな奴です。

●周りから見た自分はどんな子だと思われていますか?
賢いとか賢そうとかたまに云われるが、実はそうでもない。
別に積分とかできなくてもいいから頭がキレて状況を制御できる人が羨ましくてたまらない。
僕は下働きで気を利かせるのが精一杯。
まぁ、なんかぐちぐち悩んでるなーという目で見られてるのは確かかもね・・・w
よい知己に恵まれているのは少なくとも自分の長所だと思います。

●自分の好きな人間性について5つ述べてください
・天真爛漫で純情でロマンチスト
・忍耐力があっていつもにこにこしている
・リーダーシップがあって適材を適所に配することができる
・博愛的でかつ知性を悪用しようとはしない
・僕の話を楽しそうに聞いてくれる(w
あのーもっと述べたいんですけど・・・

●では反対に嫌いなタイプは?
・包容力がなく多様性を認めない
・不必要に徒党を組んで他人を蹴落とそうとする
・自分の思い通りに行かないと八つ当たりしだす
・やたら他人の悪口ばっかり云って満足している
・人間の能力を見くびっている
最後の以外は似たりよったりだね・・・

●自分がこうなりたいと思う理想像とかありますか?
『プラネテス』の星野九太郎君(主人公の弟)。海辺で一人ロケットを打ち上げて「対流圏突破!!」とか叫んでいる彼は正にカッコイイの一言に尽きる。クラフトマンの理想像。小型ロケット作ってみてぇ~~
ちょうど書きたかったところなので書いてしまいました。

●自分の事を慕ってくれる人に叫んでください
僕を慕っても何も出ないよ。(男性)
え?!いるんなら言ってくれよ!!(女性)w

●そんな大好きな人にバトンタッチ15名!(印象つき)
リクエストの意味がよくわからんがλ・ワタル両名!二人ともそれぞれ素晴らしい素質をもつ良きチームメイトだ!!

そーしゃる・ねっとわーきんぐ・こみゅにてぃーに友達15人もいねーよ!!

ことば

2005年12月22日 01時01分17秒 | Tzuredzure
 先日、ある友人が僕のブログを見て文章がうまいと云ってほめてくれた。すごく嬉しかったのだが、その翌日に野放図な日録を書いてしまったことを、同時に謝りたい。

 言葉に対する感性が鋭い、とまで云われたが、自分にはそんな確信はない。ただ、言葉を蔑ろにする人を見ると何だかなぁ、と思ってしまうのは確かだ。新聞やテレビなどの公のメディアでたまに「食べれる」「食べてる」などというラ抜き言葉やイ抜き言葉が地の文で登場するのを見るや、この国の将来は危ういなぁなどと真剣に受けとってしまう。理にかなった理由ではなくて、ただ単に保守的な性格によるのであろう。もともと言語とは流転するものだと云われたら、ごもっともと答えるより他にない。現代日本語だって明治の日本語から見れば眉をしかめるような言葉かもしれない。崩れてしまった日本語にもちゃんとそれなりに法則性があって、学術的に尊重すべき研究対象ではある。でも、話し言葉が段々略されて崩れていくからといって書き言葉も追随して適当になっていくのは少し寂しい。時代逆行とは知りながら、そのような意味で敢えて【言文不一致】をめざすことには意義があると思う。それは結局のところ僕個人にとっての価値観であるかもしれないということは否めないけれども、『死語』だろうが『文語』だろうが、せっかく伝統のある美しい国に生まれたのだから、せめて言葉だけでも大切に保存していきたい。テレビはともかく、新聞は幸いにもまだ語法に関しては保守的でいてくれているようで安心する。新聞を読むと何となく落ち着くのはそのせいもあるのだろうか。

 保存という観点で云えば、先述のことは僕が諸言語に関心があるのと無関係ではなかろう。一つの言語が忘れられることは、一つの世界が失われることに等しい。僕のような型の一部の人間にとっては言語の多様性は生物の多様性に匹敵するのだ。いや大げさな話ではなく。「世の中渡るのには英語さえできれば充分」とか身も蓋もないことを云う人がよくいるが、正直がっかりする。ちょっとひねくれたことを云っておくが、僕は現実主義という奴はもともと大嫌いなのである。「英語すらできないのに他の外国語ができるわけがない」というのもよく耳にするが、これも全くとんちんかんな話だ。毎日のように触れていれば(それが実行できれば苦はないわけだが)何語であろうが関係ない。会話もやたら重要視されているが、別に話せなくたってかまわない。今じゃ誰も話さないような言語もある。「英語すら」と云っている人自身英語が必ずしも英語がペラペラなわけではないし、そうやって足を引っ張りあっているのは時間の浪費だけでなく好奇心の抹殺である。そもそも、英語を完璧にしてから他言語の勉強を始めるという考え方自体がナンセンスだ。言語習得に終点など存在しない。まぁそこらへんの話は専門家に任せるとして、こっちとしては「日本語すらできないのに英語ができるわけがない」とでも云い返してやりたいところだ。とりあえず日本人は総出で国語教育から出直してくるべきではないか?

 本論に戻すと、自分が生きている間にできるだけ広い世界に触れてみたいという憧れがいつも僕の根底にあるのだ。目下英語が国際語であることに正統な理由はない。英語を利用するのは大いに結構だが、英語に媚びる義理はない。言語にも生存競争があるのかもしれないが、無意味だ。英語、英語と声を大にして叫んでいる間に他の言語が滅び去っていくのを横目で見ているのは、やはり寂しいことなのである。いっぱいあるから、いいのである。




 で、バランスもまとまりも悪いけどここから少し感傷的な話。どうも失恋以来感傷的になってしまっていけない。人に吹っ切れとか言っておきながら、自分もまだ引きずっている。この人類永遠のテーマにもそろそろ終止符、いやせめて読点くらいは打っとこう。ここでは僕はlernanto(学ぶ人)であってamanto(恋する人)ではないのだから。一応。

 作ることも楽しいし、調べることも学ぶことも楽しいけど、書くことも本当は楽しい。国語の代名詞である『読書感想文』が小学校のときから苦手な僕はそれに気付かなかった。多分、書くことを強制されていたからだ。好きなことさえ書いていれば、いくらでも書ける。

 たまに他人の文章を見ていいなぁ、と思うと、自分の文章は変わってしまう。元に戻るかどうかはいさ知らず、確固たる骨のない僕の文章は揺れてしまう。性格そのものが気まぐれで、流されやすい人間だから。その是非は、まだよくわからないけれど。

 どうやら、どんなにまとまりのない拙い言葉でも、誰かの心には響いてくれるようだ。ただ僕は、言葉だけで人の心を伝えるということにはもともと懐疑的だ。考えていることがちゃんと他の人に伝わっているかどうかという不安も常にある。


 でも、だからこそ、言葉を磨いていこう。

機械研12/20

2005年12月21日 10時10分01秒 | Mechatronics
 NHKから返答がこない。他の大学には当落が知らされているらしい。どうもNHKに書類が届いていないか、こちらのFAX番号を書き間違えた可能性(どちらも極めて低いと思われるが・・・)があるようだ。これは一体どうしたことか・・・締め切り前日で少々慌てすぎていたのだろうか。

 大阪のある会社から機械研にコンタクトがあった。食品の殺虫をやっているような会社で、中小企業展というのをやるから虫みたいなロボットを出してくれないかと言ってきたのだ。殺虫していない食品に虫が群がるようなイメージにしたいのだが、まぁ好きなようにやってくれということだった。機械研のことは京大新聞でNFの写真を見て知ったらしく、わざわざ機械研の例会に来て自分の会社の絡んでいる製品をお土産に持ってきて話をしてくれた。いい機会ではあるが、今から試験と重なる1月末までに虫を作るのはちょっと無理があるなぁ。

Diary 12/20(TUE)

2005年12月21日 10時01分48秒 | Diary
12/19(MON)
 4限仏会話の試験勉強をしようと学校へ赴く。が、準備をもっていないことに気づきエスケープ。やる気の浪費である。
 5限線型演習。今日も2問発表したから、前期のノリだとそろそろ単位確保したような手ごたえかな?

12/20(TUE)
 1限線型の試験。仏様の試験なので、予告された範囲を予習していったらできた。見直ししてないが多分合ってるでしょう。3限ロシア語。音読をやらされたが別に問題はなかったようだ。

 4,5限心理学実験。先週に続きミニ社会ゲームである。面白い。面白すぎる。これは是非とも人にすすめたい一般教養科目No.1である。

 だが同時に、これは状況を動かす者、参加者としての楽しみではないということを厳しく自覚するに至った。

 またしても、僕は観客だったのだ。

復調? 12/18(SUN)

2005年12月19日 09時24分50秒 | Diary
積もった雪がついに融けなくなった。冬ですねぇ・・・

16(FRI)

 2限言語学。言語範疇(法、相、態、時制など)の話が少しでてきた。ロシア語の完了体・不完了体の区別は相に属するらしい。範疇に関心があることを先生に告げると、「君がその辺に興味があることはわかっていた」と答えられたので少し驚いた。一口に言語学といっても広すぎて、言語学者にも色々タイプがある。先生の頭の中では僕も既にその中に分類されていたのだろう。

 3,4限化学実験。またまた試料の成分当て実験だった。そこそこ楽しかったが、今回は今までになく長引いたうえ、分析途中でわけがわからなくなって結局間違えてしまった。具体的な話になるが、Cr3+とCo2+が明らかに存在していて、Ni2+の検出反応で赤くなるべきところを中途半端な色になったのでNi2+が存在すると早合点したのが間違いのもとだった。含まれるカチオンが3種であることは分かっていたのでもう他にはないと思ったのだが、後で落ち着いてMn2+を調べたら元気に紫色に変色してくれた。焦りは禁物だ。

 放課後は機械研の忘年会。15人ほどで東山通の焼肉屋に入る。前から何となく気になっていたのだが、実際に入るのは初めてだ。ちょっとタレが濃すぎて、最初うまいなと思っていたのだが途中ですっかり飽きてしまった。あと部屋の換気が非常に悪く、何も知らない人が見たらまず火事を疑うような真っ白な煙の中で飯を食っていた(部屋の中でさえ視界がひどかった)。

 白川で2時間ほどビリヤードをやった後北上し、0時頃飲み屋に流れ込む。2時頃北大路のカラオケに入る。この間歌ったばかりだったが5時頃までわいわいやった。楽しかったー。


17(SAT)
 家でぼんやり過ごす。


18(SUN)
 タブローの手伝いで高校へ。今日は舞台のセッティング(舞台装置を舞台に運び込んだり色々する)で、明日から本格的に舞台練習が始まるのである。休日にもかかわらずみんなてきぱきとがんばっている。何だか、「始まるぞー」という感じである。この感じがたまらない。高校生はもう冬休みに入っているが、僕ら大学生のOBはまだ授業があるから毎日様子を見に行ってやるというわけにもいかない。



 作業が終わるとまた憂鬱な気分が舞い戻ってきた。適当に漫画を読んで吹き飛ばした。これを書いているのは19日朝の5時過ぎである。何故か早起きしているが、早寝しているわけでもなく2時間しか寝ていない。というか昨日午前中に寝すぎて、夜全く眠れずに3時までベッドの中でゴロゴロしていたのである。外はまだ真っ暗で、それでも雪が積もっているのがわかる。素晴らしく目覚めがよいところがなんだか怖い・・・

Christmas Tableaux 2005!!

2005年12月16日 09時37分44秒 | Tzuredzure
 ハイ!
 何となく鬱陶しい記事が続きましたが、ここで宣伝!




 年の暮れが近づき、師も東奔西走する12月半ば。

 そう、もうすぐクリスマスです。何やら心の焦りだすクリスマス。雪が降ったりしたらもう最高だったりするクリスマス。どこからかジングルベルが聞こえてくるクリスマス。サンタさんも東奔西走。

 satzzはどうやら家族と平凡に過ごすことになりそうですが、皆さんはどうお過ごしになるご予定でしょうか。

 まぁ色々な人と色々な場所で色々なことをして過ごすんでしょう。何といってもクリスマスですから。きっとここを見てくれる人は大抵日本にお住まいだから、大体日本人らしい過ごし方をするのではないでしょうか。それがモダンなクリスマス。この豊かで平和な国のクリスマス。今のあなたにとっての、メリークリスマス。

 そんなあなたに、お知らせです。


 僕の母校、京都の洛星中学・高校では毎年12/23にクリスマスタブローというのをやっています。これは200人前後のスタッフ・キャスト(全員が生徒ですよ!)が後期中間試験後の1週間で作り上げる聖劇で、40年ほど前に先生・神父方が同志社高校のクリスマスページェントを見て感激して、それをもとにやはり1週間で作り上げた(子細は知りませんが)という伝説の残る、伝統ある劇です。ずばりご想像の通り、キリストの生誕を描いたものです。僕もその中の舞台装置パートに中3から3年間(まぁ高3は普通受験生ですし…)参加していました。要は大道具、へりくだって云えば裏方です。今年も新米OBの一人として後輩たちの頑張りを見に行こうと思っています。


 是非、見に来てください。一度見て損はありません。それは保証します。一度見るだけでも十分です(いや本当は毎年ちょっとずつ変わるものらしいけど)。気持ちよくなって寝ちゃってもかまいません(いや本当はちゃんと見てほしいけど)。キリスト教自体胡散臭いとか云わないで。別にタブローを見てカトリックに転向してほしいとかいうわけじゃありません。科学検証も、歴史考証も、その他キリスト教に対する多々方面からの批判も後回し。


 カトリックに興味がある人もない人も、理系も文系も富めるも貧しきも、クリスマスを一人で過ごす人も二人で過ごす人も、大勢で飲んで騒いで過ごす人も、特に居場所もやることもない人も、いちど原点に立ちかえってみませんか?

 クリスマスがもともと何のためにあったのか思い出してみませんか?

 せめて、2000年前の、世界でいちばん最初のクリスマスがどんな感じのものだったのか、雰囲気だけでも味わってみませんか?



 次の日に忘れてたっていい。でもきっと何かを、あなたの心の中に焼き付けるはず。

 もう一つのクリスマスを想って過ごすのも、やっぱり一つのメリークリスマス。




 はい宣伝でした。言葉だけだとどうしても宗教っぽくなってしまいますが、そもそもがミッションスクールなので仕方ない。演劇の宣伝だと思ってもらえれば幸いです。実際僕はクリスチャンじゃないし、信者になろうと思ったこともないけど、信じるとか信じないとかは正直どうでもいいんです。何より一つの巨大な芸術作品としての劇自体が好きなんですねー(ちなみにtableauxってのはフランス語で絵とか場面とかいう意味らしい)。これだけの規模の劇はきっと京大でもなかなかお目にかかれませんよ。タブローは我が高校では文化祭、体育祭と並ぶ大イベントの一つで、みんなで一つのものを作り上げるという一体感、自分一人いなけりゃタブローは完成しないという責任感は、高校や大学の文化祭にも劣らないんです。もともと、何かを作るということは楽しいことだしね。しかも毎年キャストを変えスタッフを変え、教育や継承もしながら(見かけ上)一週間で作るんだからこれまたびっくり。何十年もタブローの虜になって逃げられないOB、先生の方々も大勢いらっしいます。