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ヒナモロコ
【コイ目コイ科、絶滅危惧IA類、
福岡県久留米市指定天然記念物】
私たちはこの魚を保護しています

「ヒナモロコ郷づくりの会」通信 第 92 号

2010-09-29 20:22:32 | 郷づくりの会通信
「ヒナモロコ郷づくりの会」通信 第 92 号 平成22年 6月 11日


第81回定例会の案内
6月20日(日)午前10:00~12:00 於 田主丸中学校
◎活動報告
◎飼育等の情報交換
◎B水路、O水路等の調査他

☆第80回定例会(総会) 5/30(土)10:00~12:00 於 田主丸中学校


 29通の案内文書を送付し、17通の返信がありました。当日の出席者は12名でした。総会の始めに、現時点での会員数を確認した結果16名で出発することになりました。まだ確認ができていない方もおられます。今後、会への誘いかけと確認、会員募集の取り組みをしていくことになります。
 総会では経過報告、平成21年度の決算報告と承認のあと、今後の活動計画について協議を行いました。この中で、関連して大変、重要なことを協議して決定しました。「ヒナモロコ里親会」が二つ存在する形になっており、関係機関は困惑され、このままでは、ますます混乱していくことが予想されるので会の名前を変更していくことも選択肢の一つとして、今後の会のあり方について協議しました。結果として、正統な会の運営を続けている本会が、名前を変えるのは本意ではないし、もう一つの会の思うつぼではないかとの意見もありましたが、この際、ヒナモロコの保護の現状に鑑み、将来を見通したヒナモロコの保護ができるような活動を展開していくために、会の方針・性格を明確にして積極的に変えていくことにしました。論議の末、新しい会の名称は
「ヒナモロコ郷(さと)づくりの会」
と決定をいたしました。
 ①ヒナモロコの保護と生息地の保全・創出によってヒナモロコが生息できる郷(水環境)をつくり守ること。
②ヒナモロコの生息地を守ることが地域・地元の負担ではなく、大きくは日本の財産として、新たな価値を生み出し、経済的にも還元できるような郷(地域)を地元の人々と協力してつくっていくこと。
これらの取り組みによって、ヒナモロコが未来永劫、生息できるようにしていくという意味を込めています。会の名称の変更を関係機関には、ヒナモロコ里親会から分離独立するのではなく、名称を変更するということで、知らせています。
 次に会費や会員募集のあり方などについて協議しました。これらに伴う具体的な活動や規約の変更等を今後、提起していくことになります。

☆地元農家の田植えに参加5/30(鐘ヶ江優、佐東、中野、東原、江頭、鐘ヶ江守、成田、大石)

 会員の東原さんの紹介で、O水路の地権者の一人である井上さんの田んぼで田植え体験をすることができました。黒米の苗を植えることができました。この日は七家族が参加されており、私たちも一緒に汗を流しました。
井上さんは「今日、植えた人は秋の新嘗祭に参加する権利があります。招待します」と言っておられました。
小さなことでも具体的なことから、地元の方々と知りあい意思疎通ができるような活動も大切だと思いました。

☆B水路への放流会(6/4)(鐘ヶ江、大石)

 
 この日は「ヒナモロコの保護に関する協議会」員による放流活動ということで、朝倉農林事務所、久留米市文化財保護課、地元土地改良区、地元地権者、福岡県内水面研究所、魚類学会、ヒナモロコ郷づくりの会が参加しました。内水面で増殖されたヒナモロコ500尾を放流しました。



◆今後の予定
  ○7/19(月)海の日、高良川の自然観察会(久留米の自然を守る会主催)
  ○N水路のヒナモロコ捕獲活動7/26(月)8/27(金)9/21(火)の予定、後日案内します。

次回 第82回定例会の予定
◎7月25日(日)10:00~12:00 於 田主丸中学校
○情報交換
○現地調査


編集・発行  「ヒナモロコ郷づくりの会」(文責 大石敏)

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