ヒナモロコ郷づくりの会ブログ兼ホームページ

ヒナモロコ
【コイ目コイ科、絶滅危惧IA類、
福岡県久留米市指定天然記念物】
私たちはこの魚を保護しています

水田ビオトープって?

2011-12-25 17:23:38 | 会員へのお知らせ
水田ビオトープについて、知りたくて、ネットで見たら、多くの団体で実践されていることを知りました。心強いですね。

興味のある方は、ご覧になりませんか。

休耕田を利用した、冬水たんぼ(冬期湛水)のビオトープです。

☆だいすきちばみどりのネットワーク

http://green-chiba.seesaa.net/article/13792840.html

☆NPO法人 ふるさと自然再生研究会

☆青森県HP 弘前だんぶり池(だんぶり=)とんぼ
http://www.pref.aomori.lg.jp/sangyo/agri/suidenbiotopu.html

☆里山ネット3ケ日
http://satoyama.net/plan.html

ビオトープとは
正しくは、『特定の生物群集が生存できるような、
特定の環境条件を備えた均質的な、
ある限られた地域。』

と定義されているそうです。要するに「色々な生き物が好んで生活している所」と書いてあります。

冬水たんぼ(冬期湛水)については

☆田力ノート

http://tarikidict.jugem.jp/?eid=40
冬期湛水のメリット、デメリットいろいろありますが、目的なのかな・・・と思います。

江戸時代の冬期湛水は、現在とはその目的が違ったようですね。
◆以下、農文協発刊「日本農書全集17 百姓伝記/巻九 田耕作集」
 (年代未詳 著者未詳)より引用

 作物の生育に適した土地で作土が深く、土が重くて硬くしまった田を年内から立春前に荒起こしし、寒中の水を入れて凍らせ、土の成分をよく腐熟させ分解させる。そうすると土がやわらいでほどよい養分を含み、稲の生育が盛んになり、虫がつくことも少なく、年々穂も大きくなり、米も大粒になる。
(中略)
 粘り気のない壌土の田は冬から水に浸けておいて、年があけてから耕起しはじめる。水の入れ方には伝授されてきた方法がある。一月になってから水を入れた田は耕起しにくい。

やはり機械の少ない時代では、耕起がなにより問題だったのでしょう。そして肥料、
大変な労働ですからね。
現在は、どちらかというと、無農薬、雑草の抑制が目的でしょうから。ビオトープのためには無農薬は絶対条件ですものね。

ご近所さんとか、いろんな問題があるのだと聞いています。
みんなで、智恵を出し合い、いろんな生き物がその持ち場持ち場で自由に生きていけるそんな夢みたいなことを言うな!と言われそうですが、そんな夢をみている、2011年のクリスマスです。
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今年最後の定例会

2011-12-25 16:07:03 | 定例会
(会長挨拶から)

12月25日クリスマス、は2011年最後の定例会でした。
(新会員さんの自己紹介)
ほぼ全員の参加と、プラス新会員さんも参加いただき、盛り上がった会となりました。
協議事項のメインは、やはり、水田ビオトープ(昔田んぼ)作りでした。(大石のプレゼン)
みなさん、思い思いのビオトープ図があり、つくづく、会員の数だけ設計図があるんだな
と、嬉しくなった1日でした。
来年早々には、取りかかることになるでしょう。
楽しみです。ワクワクしますね

どうぞ、一緒にビオトープ作りやりたい方大歓迎です
特に、地元の方、田主丸町、あるいは、久留米市の方、寄ってらっしゃ~い!

設計から、施工、毎月変化していく様子、タガメ、ゲンゴロウ、マツモムシ、ドンコ、ドジョウ、ザリガニ、そしてホタル、様々な水生植物たち、日々増えていく生き物たちとの出会い、
感動の瞬間が、今から目に浮かぶようですね。

この、感動を1人でも多くの方々と共有したいものです


会員は、福岡市内の方もいますし、どなたでも大歓迎です。


待ってま~す。  入会は、事務局までメールで         。                      kimikomi@sage.ocn.ne.jp
または、電話 08064469711事務局長 大石  まで
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ヒナモロコ郷づくりの会」通信 第 109号

2011-12-18 19:23:59 | 郷づくりの会通信
「ヒナモロコ郷づくりの会」通信 第 109号 平成23年12月20日

第98回定例会の案内
12月25日(日)午前10:00~12:00 於 くるめウス
◎経過報告
◎昔たんぼ(水田ビオトープ)ワークショップ
◎昼食会
会場が変更になっています。昼食会は希望者です(経費は自己負担)。


☆第97回定例会11/27(日)10:00~12:00 於 田主丸中学校
 経過報告、飼育状況等の情報交換の後の協議事項のうち、田主丸町石垣地区・森部地区の集落基盤整備事業への対応については環境や生息する生き物に配慮した工法を地区の人を通じての要望、区会で水路の生き物について説明、農林事務所等への要請することとしました。「昔たんぼ(水田ビオトープ)」については保健環境研究所の中島氏に候補地の視察を依頼することを決めました。次にNPO法人化に向けた取り組みでは県の指導への対応については指導を受け入れることにしました。具体的には定款の目的及び活動方針に「まちづくり」と明記すること、保全活動と啓発活動を分け、予算書も同様に計上すること、予算書に県との協働事業(来年も提案する予定)の予算も計上することなどです。
 その後、「昔田んぼ」の候補地とB水路の視察をしました。B水路のビオトープは前回の地区の泥上げで、水を落とし、水草(オオカナダモ)も殆ど取り払ったので、少し不安がありましたが、写真のようにオオカナダモは水底に少し残っていました。残したコウホネが隠れ家となっているようでした。目視でヒナモロコが確認できました。また、上流の水路にも遊泳するヒナモロコがフナやオイカワかタカハヤと共に目視できました。

☆湿地ビオトープ(福津市)及び「昔たんぼ」候補地の視察12/11(日)

前述の中島氏の案内で、福津市の休耕田を利用した湿地ビオトープを視察しました。ビオトープの造成によってどのような生物種が出現・定着するか調査して、里地里山に生息する水生生物の減少・絶滅を回避し、生息地を復元するための科学的知見を得ようとするものです。下の写真で中島氏が指差す方向に三枚の休耕田を利用して、一番上の田んぼには河川とハス田から取水する構造の池、次の田んぼには止水構造の池そして三枚目は水田がありました。
基本的には池は今年の2月にユンボで掘削しただけの構造で、外部からの生物の移入はしないで、どのように環境と生き物が変化するかを調査されていました。ただし三枚目の田んぼには6月に稲を植えたそうですが、収穫を前にイノシシが稲穂を食い尽くしたとのことでした。水田の周りはイノシシの足跡だらけでした

 その後、田主丸に移動して「昔たんぼ」の候補地を見てもらいました。ちょうど、田んぼの持ち主の平さんが農作業中で一緒に候補地を見ていろいろ協議することができました。次の定例会で昔田んぼ(水田ビオトープ)の構造について論議をして1月の定例会には中島氏を招いて、具体的に決定していく予定です。造成には平氏自身がユンボの操作等の協力をいただけることになりました。
☆B水路の泥上げ11/20(日)鐘ヶ江、江頭、大石
 全員集合後、草刈り機での除草、スコップでの泥上げ、トラックでの除草した草等の搬出をしました。ビオトープは写真のように水がなく、その後を心配しました。ゲンゴロウや一度死滅したシジミも見つかりました。

☆B水路調査12/7(水)朝倉農林事務所(中村、重信)
 11/20の泥上げによる影響が危惧されたので、ヒナモロコ郷づくりの会では11/27に目視で調査しましたが朝倉農林事務所ではカゴを使って採捕して調査され、結果を報告して頂きました。結果はヒナモロコ43尾、フナ3尾、タカハヤ3尾、ゲンゴロウ1で、内1~3㎝のヒナモロコが23尾で、ヒナモロコの定着に期待を持たせる結果です。来年度の繁殖を見守る必要があります。

☆ヒナモロコ郷づくりの会のブログ
 インターネットで「ヒナモロコ郷づくりの会」で検索すればヒットすると思います。
アドレスはhttp://blog.goo.ne.jp/satozukuriです。ぜひご覧ください。



次回 第99回定例会の予定>(臨時)
1月29日(日)10:00~12:00 於 田主丸中学校
○経過報告及び飼育状況報告
◎昔田んぼ計画の策定、他
年間予定にない臨時開催です。よろしくお願いします。


編集・発行  「ヒナモロコ郷づくりの会」(文責 大石敏)
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水生生物調査

2011-12-13 20:39:07 | 活動報告
毎週、魚の調査を精力的にされてる、鐘ヶ江会長の投稿です。 

水生生物調査
11月26日、県外のダム周辺で水生生物の調査をしました。前日、大成君に電話をしたところ、○○ダムへ連れていって欲しいと言うことになったので、朝10時に待ち合わせをして何度か道に迷いながら2時間ほどかけて目的地にたどり着きました。大成君は水性生物に関しては、博士並みの知識の持ち主ですが、何せまだ中1ですので、母親同伴ということになりました。車中いろいろ話を聞かせてくれました。2歳で水性生物に興味を持ち、5歳の時タガメを発見してうれし泣きをした等々、熱く語ってくれました。
調査開始時刻は正午からになりました。アベックが手をつなぎ散歩している横で、胴長を着て、たも網で採取しました。こういう条件下では目標をしっかり定めていないと、モチベーションが下がってしまいます。今回はタガメを発見することを第1目標に決めました。
 調査時間は1時間半。途中、大成君のお母さんからのバナナの差し入れをほおばりながら頑張りました。残念ながらタガメ発見とはいきませんでしたが、確認できたのはクロゲンゴロウ4匹、ミズカマキリ、ヤゴ4種、赤かえるでした。大成君の目的はミズカマキリでしたので、よかったです。クロゲンゴロウの発見は大きなおまけになったようです。陸上では、ヘビトカゲを躊躇なく手づかみで取って、「ママ、ヘビトカゲを取ったヨ!」と母親の元へ飛んでいきました。
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通信 第 108号

2011-12-12 21:24:11 | 郷づくりの会通信
「ヒナモロコ郷づくりの会」通信 第 108号 平成23年11月20日

第97回定例会の案内
11月27日(日)午前10:00~12:00 於 田主丸中学校
◎経過報告
◎NPO法人化に向けての協議
◎12/25の活動内容について「一年間の反省会と演奏会(ギター、ブラス)のようなものを考えています」皆さんのアイデアを出してください。


☆第96回定例会10/23(日)10:00~12:00 於 田主丸中学校
 この日は経過報告等の後は田主丸町内の水路の観察を行いました。観察の前に江頭さんが佐田川で採捕獲したテナガエビやシマドジョウ、タナゴ類を
希望者に配付しました。後日、採捕された場所で魚類の調査をされています。
 水路の観察ではO水路とよく似た水路も観察できました。近くで農作業をされていた方にも話を聞くことができ、今後の保護活動で具体的に関わる必要を感じました。
夏場は水量も多く、コガタノゲンゴロウも観察された場所です
所々に土管もあり、ヒナモロコが居てもおかしくない水路でした。

☆B水路の生息調査10/21(金)鐘ヶ江、大石
 参加は朝倉農林事務所、久留米市産業振興課(協議会事務局)、魚類学会、ヒナモロコ郷づくりの会、県保健環境研究所の中島さんでした。結果はビオトープをはじめ水路の主だった場所でヒナモロコの生息が確認できました。ドジョウやフナ、タカハヤも観察されました。今後の課題は冬を越すことができるかです。
来春、冬越しが確認できれば、放流なしで水路での自然繁殖を確認することになります。ビオトープで見つけた写真のコガタノゲンゴロウは前足の先端が吸盤状に広がっているので雄です。交尾の時、雌にしっかりしがみつくのだそうです。雌の前足先端は細くとがっています(中島さん談)。

☆9/29(木)昔たんぼ予定地の地権者との面談、鐘ヶ江、東原、大石
 地権者の平英治氏、倉富勝城氏、区長の田中峰隆氏と面談しました。県との協働事業で土地の提供を内諾して頂いていましたので、県との協働ができなくなった報告と今後についての協議をしました。当面、冬場の水路の状態を見て、専門家と相談しながら、具体的な取り組みを進めていくことになりました。また、この中で川原川の改修工事で枕砂池の造成があるとの情報提供を受け、協議会として、完成したらヒナモロコの放流について許可をもらいました。ただし、放流の適否は完成した池の状況を見て判断することになります。

☆B水路の泥上げ11/20(日)鐘ヶ江、江頭、大石
 多数のヒナモロコの生息が確認できました。詳しくは次号で報告します。
☆今後の予定  

☆ヒナモロコ郷づくりの会のブログ
 インターネットで「ヒナモロコ郷づくりの会」で検索すればヒットすると思います。
アドレスはhttp://blog.goo.ne.jp/satozukuriです。ぜひご覧ください。

次回 第98回定例会の予定
12月25日(日)10:00~12:00 於 くるめウス
○経過報告及び飼育状況報告
◎11/27の定例会で具体的な活動内容(演奏会?)を決定します

編集・発行  「ヒナモロコ郷づくりの会」(文責 大石敏)
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