紅乙女のすぐ横の道まで土砂が流れ道を遮断
14日の朝8時5分
ゴゴゴゴゴゴゴッ~ と長く繰り返し地響きのような音で 「何?」
息子の叫び声 ”逃げろ!土砂崩れだ~!”
息子たちは孫をひっ抱えて裸足で飛び出しました。
ついて一旦外に飛び出した私も、山を見たら少し余裕を感じたので、犬と猫を連れに家の中へ戻り、2階で寝てる息子を大声でおこしながら、
はやる思いで首輪をはめる手ももどかしく、息子に猫の紐を渡し、犬の紐を握って外へ・・・
目の前の山は赤い山肌を荒々しくむき出しにしています。
消防団の方々が 「避難指示と勧告が出ました。すぐ避難してください」と言われ、荷物をまとめ、とりあえず小学校へ行くことにしました。
この目で確認しないと我慢できない性質ですので、毎日犬の散歩で歩く道を上っていきました。
紅乙女のすぐ横の道まで土砂が流れ道を遮断、紅乙女のPから上がって行くと、いつも青々とした苔で癒してくれる庭のすぐそばまで土砂や倒木で
埋まっています。
ドキドキしながら更に上がって行くと、ワイン工場のレストランの西側、そこに広がる光景は全く別世界です。
無残というか、自然の生まれままの姿なのかもしれないな・・・これが、本来の姿なのかも・・・
そんな思いで、消防の方に急かされながら、滑り転びながらおりました。
避難所には、近くの障害者施設の方がたくさんおいでになってる所でした。
犬をつなぐ所もなく、不安で泣き続けるし、長期戦になるのかな・・と感じ、実家へ移動することにしました。
両築橋は普通のため、朝羽大橋に迂回しました。が水縄を出るときの豪雨は嘘のように小雨で自然のすごさを何度も認識させられる経験でした。
1晩実家で過ごしましたが、翌日から晴れましたので、今は自宅で山を見守っております。
1つの建物も、1人の命も奪うことなく、耳納の山は私たちに何かを問いかけています。
真剣に耳を傾けなければならない時です。
愛読の ブログから引用させていただきます。
伊勢~白山道さんから
海岸に面していない内地におきましても、大津波と同じ光景が広がることが認識されました。
これまで太平洋岸の大津波を何度も想定検証して来ましたが、これからは「大地震前提の先入観」を改めなければ生けません。異常降雨でも大津波と同じ大被害が出ることがハッキリしました。
これから地すべり、山津波にも備えなければ生けません。
このブログの13日の記事を見て、「14日朝8時3分前後は要注意!」 前日娘に「明日朝8時は何か起きるよ!」
って言った自分がボ~ッとしてたわけですが、ドンピシャでした。鳥肌がたちました。 太陽フレアの状況はずっと見ていましたが、
こんなにも当たるものとは、そして、どこか余所事と思っていた自分が恥ずかしいとも感じました。
避難勧告は継続中~
娘の言葉が胸に響きます。 「もういいやん、帰ろう。耳納の山がそうしたいんだったらそれでいい・・」