数日前のブログに「山苞の道」って書きましたが、今日はこの「山苞の道」について少し説明をさせてください。
「やまづと」と言います。
西日本新聞に紹介された記事も併せてみてください。
田主丸町「山苞の道」は、耳納連山の麓を東西に走る、善院から吉井までの野趣あふれる小さな道です。
青い屏風のようにそびえる耳納連山に抱かれ、山すその「道」は走る。久留米市田主丸町。
長く中学校の美術教師を務めた西田さんは、福岡市内の中学校長で定年を迎え、生まれ故郷の田主丸に戻った。「美しい山麓、すくって飲める水。ホタルもいる。筑後平野を見下ろす眺めもすばらしい」
画業に専念する暮らしのなかで一つの想念に火がついた。「この自然の懐に抱かれながら、誰でも絵を描き、粘土細工やデザインもできる『美術館』をつくりたい」・・・・・いきなり美術館を、といっても、地元の文化的な意識を高めないと・・」との声も上がった。それならー
「山麓を走る農免道路に愛称をつけよう」
333通の応募の中から選ばれたのが「山苞の道」だった。
「苞」には茅や藁に包まれた土産物、という意味がある。
山や森に包まれた山里からのお土産が授けられる道。道沿いの農園や工房に呼び掛け、山苞の道を散策する企画を始めた。
近くの小学校の子供たちには、お土産を作ってもらった。ドングリを包んでリボンで結んだもの、赤く熟れたカラスウリをワラで包んだもの・・近所の人たちは農産物や手作りの小物を持ち寄った。
以来、
11月の2日と3日に開かれる「来て見てん山苞の道」今年で15年目になる。
「山苞の道」を命名したのは、当時「農免道路に愛称を」と呼びかけていた西田豊さんに絵を習っていた渡辺康子さん(66)=久留米市田主丸町。話を聞いて、源氏物語の賢木の巻にある1節が思い浮かんだという。
「山苞に持たせ給へりし紅葉、御前のに御覧じ比ぶれば・・・」現代語訳すれば、「山里から土産としてもちかえった紅葉は、庭先の紅葉に比べて(美しい)」といったところだろうか。
かなりの源氏物語ファンなのだろう、と思って尋ねると「何となく知っていただけで・・難しいけん選ばれるとは思わんかったですよ」と照れ笑い。「でも、よそにない言葉だったのがよかったのかも」とも。
確かに聞きなれない言葉だが、何か旅情をかきたてる。
「『何て読むとですか?』から、お話が始まる。会話が広がる。それもよかでしょう」
「山苞を機に生まれた人とのつながりが、今は生き甲斐になっている。
以上、西日本新聞から抜粋させてもらいました。
「山苞の道」について、説明になりましたでしょうか?
この地に住みたいという方は後を絶たず、久留米市も観光の目玉として、歩道の整備等進めています。なぜなら、この「山苞の道」は
、「歩きたくなる日本の道」にも選ばれたからです。ウオーキングにはもってこいの景色なのですが、歩道がないため、車を気にしながら歩くのはちょっと・・・ということで、もっと歩きやすい道にして、多くの方に耳納連山の美しさを味わっていただきたいと願うものです。
植木だけでなく、ぶどうやいちじく、マンゴー、野菜等も大変豊富で美味しいところです。ぜひ1度
ヒナモロコが生息する自然豊かな田主丸町へおいでになりませんか。