ヒナモロコ郷づくりの会ブログ兼ホームページ

ヒナモロコ
【コイ目コイ科、絶滅危惧IA類、
福岡県久留米市指定天然記念物】
私たちはこの魚を保護しています

「NPO法人ヒナモロコ郷づくりの会」通信 第134号

2014-03-21 20:36:23 | 郷づくりの会通信
「NPO法人ヒナモロコ郷づくりの会」通信 第134号 平成25年3月20日

第123回定例会(兼役員会)
3月23日(日)午前10:00~  於 B水路
   ◎B水路の泥上げ作業・生息調査
    ※ビオトープ部分の泥上げです。ウェーダー・スコップ等が必要です。
     体力を使う作業になりますので、無理をしない範囲でご参加ください。



◎10/5(土)水田ビオトープ稲刈り 雨のため10/12に延期

◎第122回定例会2/23(日)於 水田ビオトープ
 当初、ビオトープ
の池の部分の泥上げを計画していましたが、写真のように池には防鳥ネットを張ているため池が少し浅くなっているものの、魚の繁殖には
支障がないと判断して水路部分の泥上げを実施しました。
 ツルヨシの根は予想以上に張っていて水路を浅くする原因になっている所もありました。池の中の生き物はアメリカザリガニだけが確認で
きました。昨年放流した魚は、寒いので深みや物陰にじっとしているものと思われます。もう少し暖かくなってから、生き物調査をする必要
があります。特に来年度は水田ビオトープやB水路等の生息調査の結果を基に、行政等の関係機関への提言活動を積極的に実行していく時期だろうと考えられます。
物置の活用 昨年末に鐘ヶ江さん成田さんの尽力で水田ビオ
トープ付近に設置していただいた物置に鍵をつけました。
キーは役員を中心に持っています。利用される場合は声掛けしてください。
○次年度に向けた課題・検討事項について
(1)3/26に竹野地区のヒナモロコの保護に関する協議会の開催に向けて、田主丸支所で事務局(支所)
 の石橋氏、文化財保護課の丸林氏(副会長)と郷づくりの会(大石)で協議をします。今後の恒久
的な保護体制等について、協議会として方向性を決定する時期にきていると考えます。この点につ
いて意見やアイデアを持ち寄って、郷づくりの会としての考え方も整理していく必要があります。
4月の総会の議案の一つになると考えています。
(2)水田ビオトープの取り組みの成果を基に県や市に対し、ヒナモロコの保護に向けた具体的な提案
  ができるように、平成26年度は取り組む予定です。具体的な方法等について会員のみなさんの考
  えを集約していきます。
(3)会員拡大の方策
(4)田主丸の宝を巡る体験ツアー等の企画
(5)会員の交流・学習・懇親等の取り組み

○他の団体との協力 予定をお願いします
(1)こうら川探検隊「筑後川まるごと博物館」
   ・7/21(月) ・7/30(水)または7/27(日) ・8/3(日)
(2)子どもキャンパス
・8/10(日)
(3)魚の展示協力(目的、日時等は後日提案します)
  ヒナモロコ、モツゴ、ゼゼラ、カワヒガイ、ツチフキ、ニゴイ、スジシマドジョウ、ニッポンバラ
タナゴ、タイリクバラタナゴ、カネヒラ、カジカ、カワバタモロコの採捕を計画します。生息情報
をお知らせください。
☆ヒナモロコ郷づくりの会のブログ アドレスはhttp://blog.goo.ne.jp/satozukuri
◆会費についてのお願い(平成26年度分です)
個人会費は3.000円です。次の口座への振り込み又は現金での納入(定例会等)をお願いします。
 
次回 第124回定例会(総会)の予定
◎4月27日(日)10:00~12:00 於 田主丸中学校
 ・平成25年度決算報告及び平成26年度予算
 ・平成25年度活動報告及び平成26年度活動計画
 ・その他

NPO法人ヒナモロコ郷づくりの会はNPO法人ACN(アクアカルチャーネットワーク)、セブンイレブン記念財団の支援を受けて活動しています。
編集・発行 NPO法人ヒナモロコ郷づくり会(文責 大石敏)
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仙人の郷便り7号

2014-03-21 20:25:57 | 「仙人の郷」NZより
今朝18日AM8時気温13度くもり。 多分今日は晴天で昼間は24度くらいで暑くなるでしょう。でも朝の気温としては暖かい方です。2.3週間前から急に温度が下がり、先日は最低温度8度が2.3日続きました。まるで冬の気温です。昨年8月に、ここに来た時の最低温度が10度前後だと報告していましたので、冬の最低温度はこれより少し寒い程度と思ってもらえばよいでしょう。
3月14から15日にかけてまた大きなサイクロンがきました。昨年末とその前に1回、今回が3回目です。南太平洋の暖かいところで発生しNZの方に発達しながらくるようですので、日本の台風と同じようです。年末に来たサイクロンは特に大きかったようで、ミドルガーデンの水が止まり大変でしたが、今回は特に被害はなく、自生したエルサレムアーティチョーク(以前の号でイスラエルアーティチョークと書きましたがまちがいです。和名 菊芋です。)が倒れた程度ですみました。しかし、2000年から2003年までここから200キロほど北のMaungaturoto(マウンガツロト)という村に住んでいた時のStorm(あらし:
サイクロンより小さい)は1週間ほど居座り、それは凄い雨風でした。日本の台風に慣れているもののNZの雨は上からでなく横から降るのかなあと思わざるを得ないような1週間でした。そんな経験をしているので今回も慌てることなく対処できました。そして、1ヶ月ほど前になりますが、Haheibeachでとった海藻
(昆布?)を乾して食べたら、これなら昆布の代わりにいけるなとなったので、昨日(17日)にHahei Beachに用事があったので重量にして10キロ程とってきました。。水洗いして干し始めたところです。もし食べられなくてもペットたちの餌や堆肥や液肥としても使えますから無駄になることはありません。

「友人達との出会いと別れ」
Whitiangaにはエバコナという日本人が経営している語学(英語)学校とこちらの語学学校が1校あるので原発事故からの避難者の人々、留学の子供達、移住者等を含めると結構日本人が住んでいます。私達はその中でも避難者のUさん家族との交友が深かったのですが、2月の終わりに日本に帰国しました。Uさん家族は米作りに熱心な人で、このNZで全てがオーガニックで生産、生活できるパラダイスのコミュニティが出来たらいいなと夢を語っていました。母子ともに先天的な障がいがあり、車いすで介護付きの生活ですが、明るく常に未来を考え力強く行動するその姿には、本当に感銘を受ける人です。ここでも、原発反対、環境保護、No
Minning(金鉱山開発)反対の市民運動に積極的に参加していました。私としては彼女の帰国は少し残念でしたが、放射能の影響を少しでも少なくするため日本では北海道に住み、新たな彼女たちの生活と活動が始まることでしょう。
別れがあれば出会いもあります。前回の第6号に書いた家紋をデザインしているNさんがご主人のTさんと先日おいでになりました。ご主人は私たちと同じ頃に永住権をとっておられ仕事の関係で日本とNZを行ったり来たりだったが今回は会社を整理して家族とWhitiangaに定住するとのことでした。魚釣りが好きでNZに移住したという方です。Whitiangaでは趣味も年代も近いと思われる希少な日本人男性です、良き友人になれそうです。
また、千代子の高校時代の友人ご夫妻がNZへのツアーでおいでになりました。短時間しか取れないとのことでしたので、AucklandからOrewabeach(オレワビーチ)に案内しビーチ近くのcaffeで楽しいひと時を過ごして頂きました。ツアーでなければ色々なところを案内できたのですが残念でした。そしてご夫妻からお土産にと米と味噌をいただき大感激です。大事に食べています。大変重かったと思います有難うございました。
千代子の友人ご夫妻とAucklandで会ったその日は、2月に日本に帰ったUさんの紹介で知り合いになっていたAucklandの友人の家に伺い、そこで、オーガニック、パーマカルチャー、コメ作りに興味のある私達を含めて6家族が集まり話題には事欠かない、みなさん持ち寄りの、楽しいディナーのひと時を過ごしました。また新たな友人が増えました。この友人たちは、日程の調整がつけば学校のイースターホリデー(4月)の時にここを訪問したいとのことでした。日本人なら誰しも稲と里芋とごぼうに興味があるようです!!

「果物」
実りの季節 。果物が色々、ぶどう、りんご、ペピーノ、パッションフルーツ、洋梨、プラム今この農園で収穫できるものです。そして、今月末から4月に入りフィジョアが採れます。りんご、プラムは2から3種類でプラムは収穫終わりに近づき、リンゴは今からです。私は2種類のリンゴの木を管理していますが、いずれも大きなピジョン(ヤマバト)に花と新芽を同時に食われてしまい、1本の木は全滅で残りの木に20から30個程実っているだけですが、友人のBBの木にはたわわに実っており、いつでも必要なだけ採って良いよ言われています。
BBも私も全く農薬、肥料を使いませんから日本で「奇跡のりんご」と言われるものが食べ放題ということです。日本のリンゴと品種が違い、少し小さくて酸味が強いのですが、適期のものは美味しいと思います。食べたい方はどうぞおいで頂いて、お腹いっぱい食べても無料ですよ。ちなみに私はリンゴが好きではありませんので、切って目の前に出されると仕方なく一切れ食べる程度です。
ぶどうも品種は昔私たちが食べたキャンベルという品種に似ています。殆んど手入れもしていません。。私はぶどうについては全く素人ですから、最初木を見た時は、もう丸坊主と言ったが良いほどに切ってあったので、この木は枯れているなと思っていました。ところが春になるとぐんぐん成長して今ではとても食べ切れません。ここのぶどうは熟れかたかたがバラバラで、また房ごとも熟れかたがバラバラです。まあ殆んど野生と同じですから仕方ないのでしょうか。私たちでは食べきれないので、友人宅を訪問する時の手土産、ここを訪れた人へのお土産として活躍しています。そして残ったものは、ワインになる予定です。
ペピーノは千代子がお気に入りの果物で前にも書きましたが、ほのかに甘く上品な香りのする、みずみずしい果物です。たくさん食べてもお腹にたまらずスッキリしたあじわいです。この収穫はほとんど終わりました。大きなトマトほどになりますが、皮が薄く種も小さくて殆んどないので全部食べられます。食べがいのある果物(野菜)です。パッションフルーツは何本も木があり結構沢山実がなっていたのですが殆んどの木があまり日当たりの良くないとこにあるせいか、風で落ちたり、途中でしぼんでしまったりして意外と収穫数が少なくなっています。しかし、よく実ったものを食べると、その香りと独特な甘酸っぱい味はなんとも幸せな気分にします。そして、やさい、果物に共通することですが、フィジョ
アなど追熟して食べるものもありますが、収穫したての新鮮なものが、そのもの本来の味で、新鮮さに勝るものはありません。
これを書いていて思い出しました、石垣の自宅にも何本ものフィジョアの木がありますが昨年秋(10月から11月)の果実はどうなったのでしょうか?
どなたかご存知ありませんか?

「田んぼ」
やはり私が心配していたことが起きているようです。最初の出穂は2月10日でした。それからポツポツと出穂し、24から25日ごろから多数が出だし、いわゆる出穂と言われる状態が3月1日と推定できます。今日の段階でもまだ出ていない穂があると思われます。
この原因は幾つかあると思われますが、後日分析をきちんとするとして、最近はっきりと認識した大きな問題がありました。それは水温です。このミドルガーデンの水はすぐ横を流れる谷川の1キロ程上流から自然流下で引いています。ですから水温は低いのです。そのことを認識はしていたのですが、水口から排水口に向かって放射線状に草丈が高くなっているのです。私は10年ほど前に右目を失明し距離、高低の感覚が鈍くなっています。稲穂を見て少しおかしいなと前から思っていたのですが、地面に横になって田んぼを見てビックリしました。水口と排水口では20センチ以上違いそうです。そして現在の穂の状態からすると
収穫量も随分違ってきそうです。

「復興庁」

日本政府の正式な東日本大震災の避難者等に関する発表数
平成26年2月26日現在
避難者数 26万7千人
震災関連死者数 2万1千人 以上
全国47都道府県 1200市区町村に避難

これが復興庁のホームページに記載されている現在の数字です。
これにはもちろん海外の避難者や国内でも任意避難で役所、政府に届けられていない者は数に入っていません。
以前の号で避難者数を17万人と書きましたがネットを通じた新聞のニュースからとったと思います。訂正しお詫びします。それにしてもこの数字の差には驚きます。
3月11日で3年です。安倍内閣と自民党は与えられた議席の数に任せて国民の意思とは違う方向に突き進んでいると思われます。国家秘密法、選挙制度改革、
消費増税、集団的自衛権、靖国参拝等々、新聞などで様々論じられていますが幾つもの答えがあるわけではないでしょう。国民の総意を統括執行するのが行政、政府の仕事でしょう。


東原春雄&千代子

写真は、黄色がペピーノ、グリーンがフィジョア、「奇跡の」りんご です。

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