ヒナモロコ郷づくりの会ブログ兼ホームページ

ヒナモロコ
【コイ目コイ科、絶滅危惧IA類、
福岡県久留米市指定天然記念物】
私たちはこの魚を保護しています

「NPO法人ヒナモロコ郷づくりの会」通信 第135号

2014-04-29 20:50:32 | 郷づくりの会通信
「NPO法人ヒナモロコ郷づくりの会」通信 第135号 平成26年4月21日

第124回定例会(総会)
4月27日(日)午前10:00~  於 田主丸中学校
   ◎総会議案
    ・平成25年度事業報告   ・平成26年度事業計画
    ・平成25年度決算報告   ・平成26年度予算   ・具体的活動内容の協議



◎10/5(土)水田ビオトープ稲刈り 雨のため10/12に延期

◎第123回定例会3/23(日)於 B水路
 昨年11月の泥上げ作業
が不十分でビオトープ部分
の水位が低く、夏場にかけ
てオオカナダモ等が繁茂す
るとヒナモロコ等の生息場
所自体が無くなることが予
想されたので、再度、泥上
げ作業を実施した。
 作業前の様子はABC。
Cのように地元の協力で比
較的、高い水位が保たれて
おりビオトープ部の水位は
20cm程度はありました。
しかしビオトープの大部分
は藻が水面に出ている状態
でした。目視できた魚影は
全てオイカワの稚魚でした
(B)。この段階では他魚種
の確認はできませんでした。
ビオトープの堰板を外し落
水しました(D)。作業中は
Eのようにタモ網で流れて
くる魚を捕獲しました。
 結果、泥上げ前の目視と
タモ網での採捕(Hの溜桝部分)でヒナモロコは見つかりませんでしたが、泥上げの途中、泥の中から出て
きたヒナモロコが見つかりました。ヒナモロコの生態でまた一つ、明らかにすべき事象が見つかったと思いました。同様に目視では見つからなかったフナがたくさん出てきました。前回の水田ビオトープ水路の泥上げ作業の時、溜りの部分で放流した筈のヒナモロコが確認できませんでしたが、4月に入って観察すると、十数尾で群れ泳ぐ姿が確認できました。どんな風にして姿を隠していたのだろうと思いました。
◎水路調査4/20(日)
 他団体の展示用魚の協力要請(総会の時説明予定)の事前調査として、タナゴ類とドジョウの捕獲調査を実施しました。4/27(日)の午後に再度、調査をします。協力をお願いします。「後述の(3)」



○次年度に向けた課題・検討事項について
  総会のとき、前号で示した項目について協議します。多数のご意見をお願いします。
○他の団体との協力 予定をお願いします
(1)こうら川探検隊「筑後川まるごと博物館」
   ・7/21(月) ・7/30(水)または7/27(日) ・8/3(日)
(2)子どもキャンパス
・8/10(日)
(3)魚の展示協力
  ヒナモロコ、モツゴ、ゼゼラ、カワヒガイ、ツチフキ、ニゴイ、スジシマドジョウ、ニッポンバラ
タナゴ、タイリクバラタナゴ、カネヒラ、カジカ、カワバタモロコの採捕を計画します。生息情報
をお知らせください。第一回4/27(日)の午後1時の予定です。
☆ヒナモロコ郷づくりの会のブログ アドレスはhttp://blog.goo.ne.jp/satozukuri
◆会費についてのお願い(平成26年度分です)
個人会費は3.000円です。次の口座への振り込み又は現金での納入(定例会等)をお願いします。
 
次回 第125回定例会の予定
◎5月25日(日)10:00~12:00 於 田主丸中学校
 ・水田ビオトープでの作業等


NPO法人ヒナモロコ郷づくりの会はNPO法人ACN(アクアカルチャーネットワーク)、セブンイレブン記念財団の支援を受けて活動しています。
編集・発行 NPO法人ヒナモロコ郷づくり会(文責 大石敏)

仙人の郷便り8号

2014-04-29 20:25:57 | 「仙人の郷」NZより
「仙人の郷」NZ 第8号           2014. 4. 18日

4月に入り気温は下がっておらず、このところ3週間ほど雨が多くなってきました。今日16日も空は曇っており霧雨のようなものが落ちています。NZの気候は、夏が乾季で冬が雨季です。でも、日本の梅雨のような雨の降り方ではなく端的な言い方をすれば、夏よりも雨が多いと理解してもらえば良いのでしょうか。雨の少ない夏は特に丘や山の方は牧草が茶色になってしまいますが、秋から冬になると綺麗なグリーンに変わっていきます。ですから、牛や羊たちの出産も多く見られるようになります。子牛や子ヤギの戯れる牧場の風景には本当に心が癒されますね。
今日(16日)は曇りで朝の気温はで暖かく、朝7時で16度、日中で20度前後でしょう。これが天気の良い日だと朝の気温は10度前後になりますので、少し寒く感じます。しかし、日中は20度を超え暖かいものです。
先日新聞の記載に面白いものがありましたので書いてみます。ご存知の方もあると思いますが。

「高いつもりで低いのが教養/低いつもりで高いのが気位(きぐらい)/深いつもりで浅いのが知識/浅いつもりで深いのが欲の皮/厚いつもりで薄いのが人情/薄いつもりで厚いのが面の皮・・・」。これは「越中富山の薬売りの秘伝の一つという😉富山の薬売りがお客の家に置いていく薬と共においていく標語集にあったと言うが、この後もある。「強いようで弱いのが根性/弱いようで強いのが意地/多いようで少ないのが分別(ふんべつ)/少ないようで多いのが無駄」
(寺田スガキ著「言葉の置きぐすり」東方版) なるほど 的を射たり。聞いたことのあるような名句です!!

「稲の収穫できず」

出穂前までは順調に見えたのですが、心配していたことの一つが起こり出穂がバラバラになり、2点目は用水(山水)の低温を考えていなかったこと、3点目はラット(10cm以上の大きなネズミ)の対策が不十分だったことで結果的にはラットに食べられて残った稲を収穫してなんとか来年のタネを確保しただけになりました。
最初の出穂が2月10日でそれからバラバラと出穂が1ヶ月以上かかり、初めの方に出穂したものに実が入ってきた時点で、そこを待ち構えたようにラットが入り実った稲穂の茎を食い切り落として食べてしまいました。一応の対策はしていたのですが不十分だったのです。ラットは穴も掘るし網も登りますので全面に網状のものを張るしかないので考えている2日間で実が入った稲穂はほとんど食べられてしまいました。水温が低かったため出穂した一部にしか実が入っていなかった為、多くの茎はそのまま立っています。子供達は初めての経験になる稲刈りを楽しみにしていましたが残念です。しかし、空稲の状態で田んぼにはありますので、形だけの稲刈りでもしようかなと考えています。

今回の経過と克服点を整理し続く人に伝えて行きたいと思います。またひとつ良い経験をさせて頂きました。

この試験田はここのオーナーのアンドリューからこのまま残して欲しいと依頼されていますので注意点改善点を整理しアンドリューに繋いで行きたいと思います。

「実りの秋に感謝」

今、私とBBの農園では、ナシ2種類、りんご2種類、フエイジョア、ペピーノ、パッションフルーツ、ぶどうと果物は食べ切れないほど実っています。友人へのプレゼント・お土産に大活躍です。ロジャー爺さんは化学肥料や農薬を少しですが使用しているようですが、私とBBは少量のコンポスト以外全く使用しないので、日本で話題になっている「奇跡のリンゴ」と基本的には同じものです。前記した果物は皆そうなのです。
私の友人がWhitiangaに住んでいますが、そのご主人は日本でインターナショナル幼稚園の園長で経営者ですが、今回の園の研修旅行はNZに来るので私のところとBBの農園、ロジャー爺さんのウオーターガーデンを見たいということで14名の先生たちと見えられました。
最初に大ウナギのジョディにビックリし、BBの「奇跡のりんご」を自ら収穫して感激し、ロジャー爺さんの睡蓮が広がるウオーターガーデンとたわわに実るブドウを見て大喜びで 帰られました。園長で経営者でもあるご主人はこのwhitiangaにも幼稚園と研修機関を兼ねた農場を持ちたいと大きな計画を持っておられるようです。ぜひ実現することを期待しています。

「ビワの葉」

この1ヶ月ほどお腹の調子があまり良くなく、元々が内臓が弱い質なので季節の変わり目でもあるからと思っていました。食事の内容も特に変化はなく時期が来ればそのうちよくなるだろうと考えていましたがなかなか体調が戻りませんでした。
先日の朝、自宅横のガーデンの斜面を登っていると突然枇杷の葉が目に飛び込んできました。そうだ「枇杷の葉療法」だ! と思い出しました。
10年ほど前右眼を失明したときにいろんな自然療法を勉強した中に「枇杷の葉療法」がありました。枇杷の葉はいろんな使い方があるようですが、痛みなどがある患部に温湿布をする方法、枇杷風呂に入る、ポピュラーなのは枇杷の葉茶などがあります。
ここ2週間ほど毎日温湿布をしていますが、最初の日から確かに効果を感じています。そして内臓全体の調子が良くなって、さらにまた、男性の宿命病とも言われる前立腺肥大にも良いようです。今までの夜のオシッコの回数も減りました。皆さんも調子の悪い方、試されたらどうですか? 今はインターネットで効能や処置の方法、色々調べられますよ。

「34cmの鯛をget」

魚釣りに行くことを昨年の8月ここに来た時からロジャー爺さんと約束していましが、やっと実現し、otamabeach(オタマビーチ)という美しい海岸のあるところに釣りに行きました。美しい砂浜の海岸線の終わりのところから15分ほど岩場を歩き岩の上からの投げ釣りです。ロジャー爺さんはいつもひとりや友人とはボートでの釣りですが、私たちが船酔いするので今日は岩場からです。夕方の4時から出かけ暗くなる迄とのことでしたので、初めての場所ということともあり暗くなると眼が心配なので千代子も一緒に行きました。ここの釣りで主に釣れるのは鯛です。たまには先月の通信で書いたカウアイが釣れます岩場からの投げ釣りですからほとんど鯛です。仕掛けは簡単豪快で太い糸、大きな鈎、重い錘で投げ込み
ます。餌は日本で言うなら小さめなイワシ位の魚を1匹か半分に切って鈎に刺します。ドンと投げ込むとすぐに当たりがピクピクと来てグッと引き込んだところを合わせると鯛が釣れるという計算です。
ロジャー爺さんはすぐに鯛が釣れだしましたが、どれも27cm以下でリリースです。(頭から尻尾のまたの切れ目までの長さ、日本流に測ると30cmオーバーとなる)
そしてしばらくしてロジャー爺さんが重たそうにリールを巻いていて、結構左右に走っていましたが上がってきたのは60センチサイズのカウアイでした。
ロジャー爺さんはカウアイは食べないので私たちが頂きました。次にロジャー爺さんにこの日初の鯛(35cm位)が釣れ、最後に私に待望の27cmオーバーの鯛が釣れました。5時半ごろから7時半ごろまでの夕まづめの釣りで鯛が各1匹でしたが満足のいく釣りになりました。家に帰り着いたのは9時過ぎになりましたが、釣った鯛はその場で〆てウロコを取り内臓まで出していますのですぐ刺身にして頂くことができました。ちなみに日本流の測り方ですと34センチになります。日本では立派な鯛ですが、こちらはちょっと小さいです。 と なります。ヤッパリ鯛は美味かったですよ。