こまちのさすけね亭

ひだまりを 拾って歩く お年寄り

親の年齢

2011-02-04 | 徒然日記
本日、会社での出来事です。

セクハラ発言連発のデリカシーなさすぎおじさんのところへ社判をもらいに行きました。

「お父さんは何歳になるんだ?」




「60です」

出し抜けに父の年齢をきかれ、隠すことでもないので普通に答えました。

すると、デリカシーなさすぎおじさんはあからさまにがっかりした様子で

「なんだぁ、もっと若いお父さんかと思ってたよ」

と、その様子を隠すこともせずに言いました。

私は喉元まで出かかったことばを飲み込んでハハハと笑ってごまかしました。

「年とってたら悪いですか?」

ここで気の利いた冗談でも返せたら上級者なのですが、私は先に毒舌発言が浮かんできてしまうので、それを言わないようにぐっとこらえるので精一杯なのです。

私自身のことを言われるのなら構いませんが、親のことなので妙に腹が立ちました。

確かに、私の両親は当時としては遅い結婚でした。

女とケーキはクリスマスを過ぎたら売れないという、女性にしてみれば腹立たしいフレーズが平気でまかり通っていた時代です。

友達の親はほとんど私の両親より年下で、両親の年齢をきかれるのが嫌であり、同時にそういう友達がうらやましくて仕方ありませんでした。

もうそんな思春期的悩みは消え去ったと思っていましたが、心の奥底には僅かに残っていたようです。

結婚の年齢なんて人それぞれですし、その人自身の築き上げてきた人生そのものですから、他人は何も言えないと思います。

小さい頃は

「どうしてお父さんとお母さんはもっと早く結婚しなかったの?」

のようなことを言って両親を傷付けたこともあったと思いますが、今更両親の年齢について何も思うことはありません。

母は食べ物からエネルギーを吸収しまくってパワフルに動きまくる元気いっぱい人間、父は白いながらもまだまだ大量に残る頭髪のおかげで二人とも年齢よりは若く見えます。

しかし、失礼な物言いをされるとやはり腹が立ってしまいますね。

最近社内でセクハラに対する注意を促す文書が回覧されたばかりなので、それに乗っかって窓口に相談を持ちかけてやろうか!

今まで言われたことは、このブログや私の記憶にはっきりと残っているのですよ~フフフ。

相談するネタならいくらでもありますよ~。

そして、忘れてはならないのは、デリカシーなさすぎおじさんは父より何歳も年上だということです。

がっかりは自分の年齢だけにしていただきたいです。