サファイア

日記です。

結婚記念日と母の命日

2007-05-22 19:39:02 | 思ったこと
今日もいい具合に晴れだ!
弟と待ち合わせは、病院2Fの待合室。
11時からの診察なので、昼前に行くよとメールする。
着いたと同時に、心電図を撮る事になったと知らせて来た。
でも、同じ2Fなので待っている。
「どこに居るん?」
「2階の左隅の席よ」と私。
なんと、右隅の方で「もう1時間待ってるんょ」だって。
訳を聞いて見ると、2日前から心臓が締め付けられるように痛いんだと
医者に話したら、急遽、「心電図を撮りましょう」という事になったらしい。
突然だから、待ち時間が掛かるよねぇ。
「仕方が無いじゃない待たんと」と言っていたら~
車椅子を押しながら母娘さんが来られた。
イスの端に座っていたので立って席を譲ろうとしたら「いいんですよ」って
傍に座り話し出したら、色んな病気のオンパレード!次から次へ~飛び出す
まるで、さっき出合った人とは思えないほど 笑った~
娘さんの方、若いのに病歴はスゴイ!体格もリッパでとても想像できない。
28才の時脳梗塞、頭痛で吐き気がするって聞いてピンときた!とお母さん。
子宮全摘は仕事で一日3万歩いていたら子宮が下って来て?
そんな事があるん??
胃の手術・肝臓の手術・盲腸は移動性で背中の方に回っていたんだって~
ギャァ~!信じられんと言いながら、長い待ち時間も忘れた。
お母さんは80才?娘さん56才のお蔭で退屈しないで過ごせた。
でも病人はお母さん「尻持ちついたら腰が痛くて、死ぬかと思った」と。
診て貰ったら腰の骨が圧迫されていたんだと、そりゃァ痛いわ!
弟が出てきたので挨拶して分かれた、が「友だち?」と間違うほどだった。
さ、墓参り・・・好物の花とクッキーとコーヒーを買って、全日空前のお寺に。
花を活け、湯のみにお水を入れて、線香に火をつけて二人して拝む。
「どうぞ、まだ弟をそちらに呼ばないでやってください」と声に出して言う。
弟も笑いながら聞く。
私と弟は、母にいい思い出がありません。
今ではこうして穏やかな弟も、母が亡くなった時は仏壇も要らない!
財産も放棄、借金も知らんと言う有様でした。
尤も、財産と借金は相殺してヤレヤットという状態でしたが~
あれから19年、弟も所帯を持ち仏壇を置いてくれてヤット今日があります。
私にとっても今日という日は『不思議な日』です。
主人との『既成事実婚』は当然の反対を受け、怒り心頭の母からは勿論
何の援助も望めません、箸の一本から自分たちで揃えました。
それどころか、毎日の嫌味に涙がこぼれました。
枕も3年ほど買えない、つましい暮らしでした。
お米が無くても、親たちに頼りすがった事はありません
月末になると、水で空腹を満たした事も何度かあります。
それなのに、毎月末には育ての親と生みの親が10日間も来るのです
もう~ 来ないでとも言えなくて、辛い日々でした。
ある日、弟がアンパンを食べるマネをしただけなのに泣いた事がありました。
冗談だと解っているのに、情けなくて~それほど困窮していました。
今では笑い話です。
今日も、弟とそんな昔話をしました。
その内に、胎動を感じたので入籍をしたその日が『5月22日』でした。
まさか、17年後の同じ日に亡くなるとはねぇ~
『因果は巡る』思いも寄らないことでした
今では、その息子に嫁が来て孫まで居るんです。
みんな仲良く、楽しく過ごしている幸せ者です。
この上なく嬉しい事じゃァありませんか~



コメント (4)
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