仏壇に 吾子は居ないと 知りつつも 前に座れば 居るが如くに
天井に 星を散りばめ 子は去って 今も仰向き 夜ごとまたたき
去った日の そのまま残る ポスターを 子の思い出に 剥がしも出来ず
仏壇に 吾子は居ないと 知りつつも 前に座れば 居るが如くに
天井に 星を散りばめ 子は去って 今も仰向き 夜ごとまたたき
去った日の そのまま残る ポスターを 子の思い出に 剥がしも出来ず
ああも言え こうとも言える 頼りなさ 不安となって こころに巣食い
動物と 切れて自由な 幸いが 何して良いか 却って悩ませ
自由だと 神のごとく 思うさえ 果たしてそうか 思慮の足らぬか