簡と素の 固いと柔らか 知と情の 簡素でなべて 美と真は尽き
素の生地に 簡の言葉を 上に添え 簡素に過ごす 人の生き方
歌詠めど どうにもならぬ 左様なら ただ沈黙へ サヨナラするか
簡と素の 固いと柔らか 知と情の 簡素でなべて 美と真は尽き
素の生地に 簡の言葉を 上に添え 簡素に過ごす 人の生き方
歌詠めど どうにもならぬ 左様なら ただ沈黙へ サヨナラするか
原理とて 切れる利剣の 道具かな 紅炉の上の 一点の雪
色を産む 色即空の 空は愛 産むはすなわち 愛にしあれば
愛と智慧 力一つに ものを産み 原初以来に はたらき続け
カエサルに 返して残る 別天地 住む人減って 過疎は進んで
ミツバチの 貯めた貯金 奪い去る 魔の手は伸びて 空箱にされ
金利ゼロ 先へ進めぬ 資本主義 後ろを向いて 貧者を増やし
嘘吐きに 生理が狂う 身となって いかに生きるか 答えは得られ
身の丈に 合わせて変わる 見え方に 人の尊卑を あべこべに見て
演技する こころに潜む 不真面目さ こころ麻痺して 役者で通し
温泉に 浸かって伸びる わが足の 二倍ほどにも こころも伸びて
枯れ枝に 身動きせずに 止まる鳥 あわれと眺め 枯れ葉と気づき
豊かさに 温か包む 温泉に 社会の理想 重ねて浸かり