昨年千百首から自選五十首(追加その2)

2019-01-21 12:24:30 | 日記

 

熟睡に 全ては消えて 無に帰して 死ねばさらにも 深まる無へと

絶望の 底を洗えば 絶望の なにもの映す 救いが覗き   

苦労の実 鳥の食らうに うち任せ  柿の木静か 庭に佇み      

心身に ストレスかけず 無意識の 自然治癒力 行き渡らせて 

鳥眠り 夢を見るかな 妄想の 根っ子は切れて あるまま眺め      

無意識が 本能なって 支配する 今の社会の 闇の深さよ   

品性の 下劣によって 成りあがる 民主とやらの 末路は見えて        

繕いの 妻の姿に 女性なる 時を越えたる 姿あらわれ           

悩んでも 気に病むほどの ことやある 悩みの人を 喰う恐れなく 

内奥の 秘かな思い 誰か知る どこまでいくも 一人は一人