秋雨に 暗くも閉ざし 濡れた森 脱皮の蝉も 鳴かずに終わり
暑き日の 想いを留め 百日紅 秋雨濡れて 首をうなだれ
住みついた カラスが時に 笑い啼く 曇天重い 空気を掃い
秋雨に 暗くも閉ざし 濡れた森 脱皮の蝉も 鳴かずに終わり
暑き日の 想いを留め 百日紅 秋雨濡れて 首をうなだれ
住みついた カラスが時に 笑い啼く 曇天重い 空気を掃い
野菜の日 播いたカツオ菜 四日目に 見れば揃って 新芽を出して
個に生きて 自我を立てない 生きものの 今ここだけに 全てを注ぎ
言葉捨て 五感に任せ 感じれば 全て神秘の 相貌おびて