この4月から教員採用が決まった本校卒業生が、26日(月)から1週間、インターンシップ(採用前実習)に来ています。
きのうの1校時には、2年1組で道徳の授業を実践してくれました。
よく準備された資料と、分かりやすい展開によって、生徒たちはよく考え、活動できていたと思います。
授業の様子を紹介します。
自作題材、「ブラックジャック」を使って。作中に登場する2人の医者の考え方の違いを踏まえて、「いのち」について考えます。
登場人物の整理の後、ストーリーが始まります。
参観に来られていた先生方が、登場人物ごとに台詞を分担。協力体制、万全。
前半が終わったところで…。
安楽死を願った母親の気持ちを考えて行きます。
同じタイミングで、子どもたちはブラックジャックに母のいのちを助けてもらう相談を…。
今度は、子どもたちの気持ちをワークシートに記入。
考えた気持ちをクラスでシェア。
いのちを奪う計画と、いのちを救う手術の日が重なって…。
2人の医師がであい、互いの考えをぶつけ合う場面。
見事手術を成功させ、母親のいのちを救ったブラックジャックに…
言葉を残して去るもう1人の医師、キリコ。
ところが、せっかく助かった母親は、子どもたちと一緒に乗った車で事故に。子どもも一緒になくなってしまうのです…。
この展開から考えて、ブラックジャックの行為って、意味があったのだろうか?自分の立場を決め、考えを書き込んでいきます。
個々の意見がまとまったところで、クラスでシェア。
それぞれの考えが「見える化」されたところで、班になって意見を聞いていきます。
ワークシートには、自分と違う立場の人の意見も加わって。
話合いで意見が変わった人もいました。
正解はありません。でも、場面を共有しながら、それぞれの意見を知り、考えを深めることができました。
最後に先生から、自身の体験も踏まえて話を聞きました。
授業を見ながら、いろいろなことを考えさせられました。
よい授業だったと思います。お疲れ様。