さぬき南中学校ブログ

さぬき南中学校での、学校の様子や生徒の様子などを日記風に書いていきます。

6/29 13歳の自律教室を行いました

2017-06-29 17:05:44 | 全体

期末テスト最終日。

努力の成果は出たでしょうか。

テストが終わった4時間目、1年生は、体育館に集合して、「13歳の自律教室」を行いました。

これは、香川県の教育委員会が2012年から続けているものです。

義務教育課と香川県警本部から、2名の講師の先生が来て下さいました。

今日のテーマは、下の3つ。

まず、最初の疑問「なぜ13歳?」について考えました。

仲の良い2人の中学二年生。同じことをしてしまったのに…

1人は「補導」、もう1人は「逮捕」となりました。なぜ、違う?

いろんな意見が出ました。

1人の方は、何回もやっていたから罪が重いのでは?

1人はすぐ罪を認めて謝ったけど、もう1人は「していない」と言い張ったから、逮捕されたんだろう。

その中で、「2人の年齢の違い」に気付いた人もいました。 正解!!

逮捕と補導の違いは、13歳か14歳かの違いだったんですね。

法律の考えでは、13歳と14歳の間に、「やったことの責任が取れるかどうか」で、大きな線が引かれます。

みんながよく使っている自転車を例に、専門の先生から処分の違いについて説明して下さいました。

14歳以上になると、講習を受けたり、罰金を払わなければならなくなったりするそうです。

そのほかにも、年齢の違いによって「できること」「できないこと」がいっぱいあります。

そして、

自由と引き替えに、「責任」を負うことになるのです。

そこで判断を誤ると…

知らない人の写真を勝手にアップしたり、悪口を書いたりしたらどうなるか?

裸の写真を撮らせて送らせたり、それをばらまくぞ!と脅したりすると…

児童ポルノ法に引っかかったり、恐喝罪に問われたりします。

上のような言い訳をしても、「14歳は自分で責任を取れる年齢」と決まっているので、ダメ。

絶対に後で後悔するようなことはしてはいけません。

じゃあ、みんなが、「罪になるようなことをしないのは、なぜ?」先生に怒られるから?

それは、「他律」です。

自分でしっかり判断しなきゃいけない。これが「自律」。

そして、14歳になれば、それ(自分で判断)ができる年齢だろう と、法律はいっている。

では、自分で判断するためには、どんなことに気を付けたらいいのだろう?

そう。今の、自分のことだけではなく、周りの人のことや、未来の自分の姿を考えないといけない。

まとめてみよう。自律するために必要な力とは?何?

判断力、思考力、実行力…いろんな意見が出ました。

最後に、実践編。

LINEで、友だちからこんなメールが来たらどうする?

返事は?

「そんなこと言っていたら、友だちがへるよ」

「うざい、とか、きもいとか思っていると、自分も思われるよ」

いろんな意見が出ました。

 

書いた人の意見を受けとめながら、でもね…と言えたらいいね。

講師の先生から、もうすぐ「14歳」になるみんなへのメッセージ。

真剣に聞けていたと思います。

最後に、代表がお礼を述べました。

試験明けのしんどい時間帯での講話でしたが、講師の先生方の工夫によって、しっかり考える事ができました。

今日考えたことを、これからの「未来の自分」に活かしていこう。

カッコイイ大人への、いいヒントをいただけたと思います。


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