さんらいずの徒歩鉄備忘録

過去の鉄道写真を中心に撮影時の出来事、旅行記、その他いろいろなメモ書きです

惜別の九州ブルートレイン(さくら編)

2009-03-02 22:16:50 | 乗車体験・旅行記
つづき。

今回は「さくら」です。

始まりは「富士」と共に誕生した3等客車列車でした。
その後、ブルートレインとしては東京~長崎、佐世保を結ぶ列車として、運転されてましたが、「はやぶさ」との併結のため、佐世保行きが廃止、2005年3月に「あさかぜ」とともに、ついにブルトレとしても消滅してしまいました。

が、先日の発表の通り、九州、山陽新幹線直通列車として愛称が復活することが決定されました。
伝統のある列車名はやはり強いようですが、同時に「はやぶさ」と同様、長崎方面のイメージが根強いのも、ブルトレ時代の名残のようです。

そして、私が初めてブルトレに乗ったのもこの「さくら」でした。
開放式のA寝台に乗ってみたくて。
この頃は夕方に東京駅を出発していたため、A寝台は座席の状態。
沼津から係員が乗車して、ベッドメイクをしてくれて、翌朝下関で再び係員が座席状態に戻してくれるという、何とも手間のかかるサービスをしてくれてました。
豪華と言われる現代のカシオペアやトワイライトのA個室寝台ですら、ベッドメークは自分でやる、もしくはもうセットされているのに対し、「手間をかける」という点においてはこの「さくら」のA寝台はそれらの列車をも上回る「豪華さ」だったといえるかも知れません。

ただ、改札で寝台券を渡してしまったのを今でも後悔しています・・・。
あのときはまた乗れるからとか思ってて・・・甘かった・・・。orz
馬鹿じゃねぇの!俺!!! (T□T)

では写真の方を。


東京駅にて。
この頃はラッシュアワーを挟んで、こんな風景がしょっちゅうだったんだよなぁ。
早朝に「銀河」、「出雲」、「瀬戸」、「あさかぜ」が来て、ラッシュが落ち着いた頃に「富士」、「はやぶさ」、「さくら」が来てましたね。


同じく東京駅にて。
テールマークを。


三島~函南間にて。
単独運転の頃は日当たりがよくて楽だったなぁ。
でも時間が遅いと言うことは富士山が霞む危険も大なので、このときは運が良かったなぁと。
これも「はやぶさ」と同じくネガからです。これ1枚だけ。


長崎本線肥前大浦~小長井間にて。
バックに霞んでいるのは雲仙です。
このときはすでに併結時代で、「あさかぜ」とともに廃止直前でした。
これも急いで撮っておこうと。
で、このときはヘッドマークの盗難(九州版のヘッドマークは廃止直前に必ずと言っていいほど盗難騒ぎが起きていた)によってヘッドマークの有り、無しが1日おきに来るという何とも情けない事態に。
どっちが来るかわからなかったので、横向きに撮ればマークがなくても何とか絵になるだろう、ということでここを選んだのでした。
終日逆光気味ではありますが、やっぱり曇ってしまって。
九州で条件の良かった時ってあまりないんですよね・・・。


併結時代、B個室「ソロ」が誕生。その代わりA寝台がなくなりまして。
長崎駅にて。


先日のへんてこ方向幕。
佐世保行きってところが「通」ですな。


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