奥州亭三景の言いたい放題

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侮蔑

2011年01月27日 15時16分35秒 | Weblog
サッカーアジアカップはなんとか日本が韓国に勝てたという所で、全然勝てなかった韓国相手にPKまで持ち込んで勝った事は素直に喜びたいと思う。
しかしながら、残念な事が起きてしまった。
韓国のキ・ソンヨン選手が自らのゴールの後に日本に対して侮蔑的なパフォーマンスをしたという事で韓国ファンやメディアからも非難を受けているのだ。
具体的な表現については、あたしは観ていないし、今更なのでここで書くつもりも無いが、本当に残念な噺だと思う。
韓国の日本に対する対抗意識が非常に強いのはご存知の通り。こうした意識を持つのは戦前の日韓併合から綿々と連なる韓国の思いであるから仕方の無い所ではある。こうした対抗意識が両国の発展に繋がる部分であることも否めない筈だ。
しかし、対抗意識と侮蔑は全く別のものである。
キ・ソンヨン選手はTuitterで「観客席に旭日旗(日章旗ではない)があったのを見て心の中で泣いた」とか言っているらしいが、それは理由になりえない。また「選手である前に韓国国民だ」とも言っているらしいが、それも理由にはなりえない。
非常に残念なのは「選手である前に韓国国民だ」という言葉の誤用である。韓国国民は確かに過去の忌まわしい記憶として日韓併合から来る多くの感情があるだろう。でもだからこそ韓国国民として毅然とした態度で臨むべきだったのではないだろうか?あの発言では韓国国民全員が日本人に対して侮蔑的な感情を持っていると思われる可能性は否定できなくなる。
彼の態度とは裏腹に、他の韓国人選手や日本人選手は互いの健闘を称え合うコメントを残している。
そして、韓国メディアも韓国のサッカーファンも非常に冷静な態度を取っているのが素晴らしい。
彼が差別的な事を過去に言われたのだとしても、報復は何も生まない。逆に選手はその知名度から、より悪い印象を持たれてしまう。如何に優れた選手だとしても、あの態度は変える努力をしないと、今後の選手生活にも悪い影響を与えてしまう気がする。そうならない事をあたしは祈るばかりだ。

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