奥州亭三景の言いたい放題

あたくし、奥州亭三景が好き勝手な事を話すブログです。
暇と興味のある方は是非、ご覧ください。

アニソン三昧

2007年05月28日 22時15分10秒 | Weblog
土曜日にBSでアニソンのコンサートイベントが放送されていた。まだ全部を見た訳では無いが、かなりのボリュームにちょっと満足してる。
出てきた歌手はアニキングこと水木一郎(マジンガーZ、キャプテンハーロック、コンバトラーV)、帝王ささきいさお(銀河鉄道999、新造人間キャシャーン、宇宙戦艦ヤマト)、アニソンの女王堀江美都子(キャンディ・キャンディ、緑の陽だまり、秘密のアッコちゃん、風の少女)をはじめ、前川陽子(キューティハニー、魔女っ子メグちゃん)、影山ヒロノブ(CHA-LA HEAD-CHA-LA、SOLDIER DREAM~聖闘士神話~)、串田アキラ(キン肉マンGo Fight!)、川添智久(STAND UP TO THE VICTORY ?トゥ・ザ・ヴィクトリー?)、ドリーミング(アンパンマンのマーチ)、井上あずみ(となりのトトロ、君をのせて)、タケカワユキヒデ(ニルスのふしぎな旅、夢の船乗り)、ザ・ルーズドックス(夜になれば)、Natsumi(さんきゅっきゅダンシング)、五條真由美(DANZEN!ふたりはプリキュア)、高橋洋子(残酷な天使のテーゼ)、きただにひろし(ウィーアー!)、森川美穂(ブルーウォーター、輪舞 -revolution)、鮎川麻弥(Z・刻を越えて)、牧野由依(アムリタ)、水森亜土(ワイワイワールド)、デューク・エイセス(鉄人28号)、木村弓(いつも何度でも)と豪華顔ぶれ(でも、アニソンに興味のない人はさっぱりだろうなぁ)、さらにはあの、チャーリー・コーセイ、そう、あの「ルパン三世その2」を歌った、あのチャーリー・コーセイが出ていたのには感動だった。ホンモノのチャーリー・コーセイはあたしは写真でしか知らなかったからなのだが、あの声を聞けば一気に当時に戻ってしまった。
さすがNHKだと思ったのは非常にバランスが良かったという事、それこそ50代から今の子供まで、全ての人が楽しめる様な曲で構成されているのだ。あたしから見れば最近の数曲を除けば殆ど判るし、水木一郎、串田アキラ、影山ヒロノブ、前川陽子の3人であれば、曲のノリの良さで初めて聞くような子供たちも盛り上がっているし、ささきいさおぼバリトンや堀江美都子の変わらない美声は思わず聞き入ってしまうほど、ざっと民放のアニメとNHKのアニメの比率を見てみれば、若干NHKのものが多いが、ほぼ均等になっている。
こういうのは本当にNHKは上手いなぁ。
残念だった事もある。一部の曲にオリジナル歌手が出ていない事だ。例えば「家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ」のオープニングの歌「裸足のフローネ」は声優の潘恵子(機動戦士ガンダムのララァの声と言えばお分かりかも知れない)が歌っているのだが、ここでは五條真由美が歌い、ニルスのふしぎな旅も元は元ザ・タイガースの加橋かつみ(花の首飾りを歌ってるあの人です)が歌っているが、番組では作曲者のタケカワユキヒデが歌っている。「ガッチャマンの歌」も串田アキラが歌った、そして最も残念なのは大杉久美子が出ていなかった事だ。
大杉久美子は彼女の歌である「ドラえもん」が流れているのに歌っていない。いくら堀江美都子が頑張っても、違って聞こえてしまう。「草原のマルコ」も井上あずみが歌った、だが、大杉久美子が歌っていれば番組の幅ももっと広がった筈だ。例えば「アタックNo.1」「フランダースの犬」「ロックリバーへ」「ジャングル黒べえの歌」「ペリーヌものがたり」などなど、70年代前半~80年代までをもっとカバーでき、しかも最も良く聞かれた曲があるのだ。近年は声が変わってしまって事実上の引退状態であるそうだ。
加えていえば子門真人も惜しまれる。彼はは引退を宣言してもう10年以上になる。彼は元々「仮面ライダー」や「アイアンキング」など、特撮系の曲が多いが、彼がが居れば「ガッチャマンの歌」や「UFO戦士ダイアポロン」「勇者ライディーン」などの名曲で、一層盛り上がった筈だ。
ああ、こういう番組は年に数回は欲しい所だが、どの局もなかなかやってくれないのが現状である。次は是非とも山本正之も加わって欲しいものである。

豚の虎

2007年05月27日 23時53分33秒 | Weblog
最近週間化してきたあたしのブログであるが、今日はいつもの様に思いつきで書く。
あたしがすっかり行きつけになったわかばさんのブログで宮崎アニメ「紅の豚」の事が書いてあった。
わかばさんはここで「何故、豚だろう?」と不思議がられているのだが、これは宮崎駿独特のダンディズムなのだと思っている。そこには格好良さとは顔やスタイルでは無い、生きかた、義侠心、道義なんてモノを感じる。マンマユート団のカシラの名台詞がある。部下が子供達を誘拐する際に船に乗ってる子供達全てを誘拐するのか、と聞いて返す言葉だ。
「仲間はずれを作っちゃ可哀想だろうが!」
誘拐犯にあるまじき言動に思えるが、そこには人を誘拐するという事と、子供の未来を考えるという事を別に考えるという、道義があり、これが見ている人を魅了したと思うのだ。同じ様ににマルコ・パゴットは自らに魔法をかけて豚になった。ファシズム化していくイタリアに見切りをつけて・・・

で、あたしがわかばさんの所でちょこっとだけ書き込みをした「豚の虎」である。"豚"なのか、"虎"なのか・・・
第二次大戦中のドイツ、あの有名なポルシェ博士設計の試作6号戦車のを巡る物語である。この戦車の別名が「Tiger」、つまり虎なのであるが、出てくる軍人は全て豚である。宮崎駿はこの手の落書きの様なイラストに良く豚を出す事があるのだ(他にも犬等もいる。アニメ「名探偵ホームズ」を擬人化したのも、こういう所にあったのかもしれない。)。
故に「豚の虎」という事になる。ハイ、オシマイ。

いや、ここで終ったら、消化不良になる(笑)。この虎自体は競合に勝つつもりで量産体制に入っていた。あたしの記憶が確かなら90両ぐらいの車体が完成していて、数両が稼働状態だった筈だ。そこで実験部隊として数両の完成品が実戦に出る、という設定の話なのだ(実際には実戦に出たのか判らない)。主人公は整備兵のハンスと戦車指揮官ドランシ、但し二人とも豚だ。ここで軍人に豚を使うのはキャラクターをコミカライズさせる為の手段ではあるのだが、古くは日本の漫画には田河水泡の「のらくろ」や「凸凹黒兵衛」なんて擬人化した漫画があった。田河水泡の擬人化は明確な国を意識させない為であったが(元々、”犬猿の仲”をもじった表現であったが、後半になると羊や山羊が朝鮮人、熊がロシア人と薄らと見えはする)、宮崎駿は豚に擬人化する事で人間の醜さを表現しているようだ。宮崎駿は戦争に妙なリアリティを持たせる。例えば、戦車の中で砲弾を受けた時の衝撃はどんなだったろう?とか、軍隊で1000人以上の兵士の食事はどうするのか、トイレはどうするのか? こんな話ばかりである。この「豚の虎」も中身的には勇ましい話の中にその辺の妙なリアリティが随所に盛り込まれているのだ。彼等がどんな活躍(あれを活躍と言ってよければね)をするのかは、本を読んで頂くしか無い。(「宮崎駿の雑想ノート」まだ売ってるのだろうか?)この「豚の虎」には「ハンスの帰還」という続編があり、それを含めてCDドラマ化されたものがある。西田敏行がハンスとドランシを演じているが、これはこれで非常に面白い作品となっている。これだから、音声ドラマは止められないんだよなぁ。


パッチギ!LOVE&PEACE(初見)

2007年05月20日 02時02分04秒 | Weblog
ああ、今、家路に着きました。
見てきました、「パッチギ!LOVE&PEACE」。仕事があったので、最終で見ましたが、公開初日に行くのは何年ぶりだろう。
後で細かいレビューはもうちょっと落ち着いたら、ここと、machiさんとこで書きますけど、いや、前作も良かったけど、今作も良かった。絶対に泣けるなんて馬鹿げた事は言わない。でも、特に日本人であればこそ、見て欲しい映画だと思う。
と言う事で、明日も(というか、今日も)仕事なんで、おやすみなさい・・・


大塚ネタ

2007年05月13日 17時24分28秒 | Weblog
 ここんとこ書きためてた大ネタだが、タイミングを逃してしまったので、書き休めしてる。まぁ、近いうちにまたタイミングが来るかとおもうのでそのまま当面はお蔵入り。

 で、今日は毎度お得意のアニメネタである。
 いつも書き込みさせて頂いている、わかばさんのBJネタで思い出したことがある。今やBJと言えば大塚明夫さんであるが、あたしの最初にイメージしてたのは野沢那智さんだったんだよなぁ。(確か、マリンエクスプレスの時はそうでなかったか?)で、たしか90年代に出たOVA以降は大塚さんだったよなぁ。まぁそれ以来ずっとBJ=大塚だった訳だが・・・
 あたしも結構大塚明夫さんの声を聞いている。最初は何だったかなぁ?「不思議の海のナディア」のネモ船長以前から映画の吹替えで名前を知っていた。あの声がまたなんとも格好いいのよ。でも、あの声でギャグやられると、これがまた変にハマるのが妙だったりする。結構洋画では主役を張る方だが、アニメではやっぱりこの声のせいか、脇を固めるキャラが多いのは否めない。というところで、偶然だったのだけど、レンタルビデオでこんなアニメを見つけた。いや、こういうハードボイルドというか、男の浪漫アニメは久々に見た。主人公のミスターというのが、またなんというか・・・体格(というより骨格)と髪の毛の色こそ違えども、あたしが舞台で見た事のある大塚さんと似ていて、キャラより役者を選考させたんじゃないかと思うくらい。
 あたしは良く洋画のスティーブン・セガールやBJ、「機動戦士ガンダム0083」のアナベル・ガトー様な凄くスマートな大人の演技よりも、今回紹介した「コヨーテ・ラグタイムショウ」のミスターや、「星界の戦旗」シリーズのサムソンの様な、ちょっと癖のありそうなオヤジ役の方が好きである。別にセガールやBJを否定する気は全く無いけど、スマートな役よりも癖のある役の方が声に柔らかさが出る感じがする。それが妙に懐かしさを感じるのだ。なんでかな、と思うと、恐らく、その答えの影には大塚周夫の演技がある。あの人が演じるのは洋画ではチャールズ・ブロンソン、リチャード・ウィドマーク、ピーター・セラーズ、アニメだとネズミ男、ブラック魔王、ゴロマキ権藤、海原雄山と実に癖のあるオヤジ役が多いのだ。そして、癖のある役ほど軽妙さと温かみが出る。声の感じは全然違うのだけど、お二人の声に同じモノを求めているというのは親子のなせる技なのか?

 という事で、大塚ネタのオシマイ。

 そうそう、「コヨーテ・ラグタイムショウ」は1話、2話とそれ以降の話では、変な違和感がある。何でも脚本の方向性の違いで当初の脚本家が2話で変わった為だそうだ。ちゃんとシナリオは繋がっているが、面白さでは1話2話が断然面白い。大塚さん扮するミスターの台詞や表現にも微妙ではあるが違いが見られる。ストーリーものとしてはこういうところで変な違和感があるのは残念な所である。

取り留めも無い話

2007年05月06日 04時31分47秒 | Weblog
世間はゴールデンウィークであるが、あたしはあまり実感が無い。というのも休みの内の半分以上が仕事だったりするから。
なんだか全然休んだ気にならない。こどもの日も出張で東京へ、行き帰りの電車が混雑して大変だった。今日も夕方から出張で悪い事にお泊まりである。
まぁ、そんなこんなで取り留めもない話を少々、

この春公開の映画を見てみると、日本映画が本当に勢いが出てきたのが嬉しい。
ハリウッド映画もようやくオスカー受賞作が公開になってきたが、個人的には困ってしまう様な映画もある。「ロッキー・ザ・ファイナル」と「スパイダーマン3」だ。
「ロッキー」シリーズであたしが面白いと思っていたのは「ロッキー」と「ロッキー2」までだ。その後の作品は人気にあやかって作っているものが多く、はっきり言ってそれほど面白いものでは無い。「スパイダーマン」シリーズについてはあたしはもとからこの手の映画(いかにもCG使ってますよ、という動きを見せる様な映画)が苦手なので、興味がわかないというのが正直な所。まぁ、一作目も二作目も見てるけどね。たしかにスピード感や緊張感はあるが、面白いと思えないのが残念だ。
前にも書いたけど昔程、今のハリウッド映画は面白くない。技術は上がっているが、その技術にすがっているだけで内容が無いものが増えている気がするのだ。派手ならばOK、5分に1回緊張するシーンがあればOKという作りに辟易しているからなのだが、商業的に成功させなければいけないという商業的な映画の作り方がワンパターンの映画を作る原因にもなっている。
例外的な作品としては、「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」等の様な良い作品が出てる事。
DVDで両方とも見る事になったが、出来の良さはやっぱり「父親たちの星条旗」の方、日本人の心理描写や海軍と陸軍の違いを十分に理解出来ていない結果なんだろうと思う。
個人的には今見てみたいハリウッド映画は無い。「ディパーデット」も「バベル」もあまり見たいとは思わない。むしろ見たいのは邦画で「神童」と「パッチギ2」かな。特に「パッチギ2」は今まであまり表に出なかった在日朝鮮人の芸能界の話になるそうだ。
在日朝鮮人の芸能人やスポーツ選手は以外と多い。有名な所だと元野球選手の張本勲、金田正一、松坂慶子、にしきのあきら、和田アキ子あたりか?こういう話になると酷く否定的に語る人も多いのだが、これらの人が戦後の日本の牽引者でもある事実は理解するべきだろう。第一、彼等が居なければ、日本にここまで広がった焼き肉文化だって、無かったかもしれない。感謝しなくちゃね。彼等だって初めから好き好んで日本に来た人は少ない筈だし。
そんな日本も今年は大きな転換期になるだろうと言われている。巷で大きな話題になっているのは改憲問題だ。与党はなんとしても自衛隊を合法的な軍隊にしたいらしい。でもそれを押し進めている奴らは変な人ばっかり。現首相に変な本の引用を与えた前首相にもあきれる。渡辺淳一ってもの凄い権威のある作家かもしれないけど、はっきり言ってあたしから見ると、ただのギャグ作家だからね、それもとびきり低俗の。あれで本当に医者だったのかと思うと、ちょっと信じられない。それを読んで賞賛しているおバカな前首相もどうかと思うけどね。「鈍感力」って本は変な本だよ。でも、あれがベストセラーだし、前首相を結果的に選んでしまったのはあたしら国民だと思うと、恥ずかしいどころの話では無いけどね。
ああ、本当に取り留めの無い話だったなぁ。