奥州亭三景の言いたい放題

あたくし、奥州亭三景が好き勝手な事を話すブログです。
暇と興味のある方は是非、ご覧ください。

うれしいなっと!

2005年09月30日 03時08分59秒 | Weblog
いやーやりました。阪神タイガース、
実は別の話を書いてたんだけど、今日はもうだめやね。
完全に阪神モード。
いつも5月までがペナントレース、6月以降はストーブリーグとまで言われた阪神がこんな強くなってくれた。2年前の優勝の時なんか、7月に他球団を圧倒的に突き放していても、スタミナ切れでずるずるとBクラスまで下がるんじゃないかと肝を冷やしていた。でも今年はちゃうもんね。
中日も強かったが、阪神はホンマに安定しとったもん。
70周年を記念する年にセリーグ優勝するなんて、ドラマチックやね。
今年はホンマに強い。
今岡がこれまでに144打点、チーム記録の146打点にあと2点、
今季の打点王はもう間違い無い。
その打点の基軸になってるのがアニキこと金本。
これまで38本の本塁打は自己最高、さすがにトップの新井に並ぶのは難しいが、大砲としての4番では無く、打線をつなぐ為の4番として最高の活躍をしている。
今年は先発に秀でる活躍をした選手は居ないが、その中でローテーションを崩さなかった下柳、安藤、福原、井川、杉山というのは素晴らしかった。
そして中継ぎ陣も安定していた。勝利の方程式となってJFKトリオは素晴らしい。
その中でも藤川のプロ野球記録になる79試合登板というのは誇れる。
ウイリアムスも2年前の勢いはなくなったが、キレのある変化球できっちりと押さえる。
そして、新生クローザーの久保田が押さえきる。
よく見ると、藤川の登板数に隠れているが、昨日までのウイリアムスと久保田の登板数も73試合、67試合と実はその多さに驚かされる。
そしてその投手をまとめてきたのが捕手の矢野だ。彼は野村監督の指導の元で、一番の成長を遂げた選手かもしれない。投手をリードする技術は打撃にも影響したんじゃないだろうか?
そして岡田監督の今年の采配は凄かった。どんな批判を受けても選手の起用法は変えなかった。その結果、昨年はボロクソに言われながらも使い続けた鳥谷が昨日までに150安打だ。(昨季は59安打)この辺は、2軍監督の経験が生きたのかもしれない。
個人的には、野村監督が阪神の基礎を作り、星野監督が勝つ為の”意識”を植え付け、岡田監督が磨き上げたと思っている。阪神では悪い印象しか無いノムさんだが、あの人が居なければ矢野は成長しなかったと思うし、今の投手陣の軸になる井川や安藤を育てたのは間違い無くノムさんだ。そして、星野監督が野村監督が植え付けられなかった勝利へのこだわり、勝つ為の意識を植え付けたと思う。その星野監督のあとを次いだ岡田監督には相当なプレッシャーだった筈だ。それを2年で優勝させるチームにしてしまった。あとは18ぶりの日本一が待っている、相手はまだ決まってないが、もう勝つしか無いやん。
頼むで、タイガース!!

ついに来ました、このシーズン

2005年09月20日 01時18分59秒 | Weblog
今年も開幕したNFL、昨年マイアミを応援しようと書き込んだら、連敗続きでシーズン4勝しかできなかった。今年はどうなるだろうか?
アメフトはものすごく難しいスポーツのように思われるが、そんな事は全くない。ラグビーの様にオフサイドルールが3つも4つも無いし、攻守のが野球と同じように明確化している。1度に攻撃できる回数は4回その4回の内に10ヤード(約9メートル)以上前進できれば、次の攻撃権が与えられる。それを繰り返して相手のゴール地点(これをエンドゾーンと呼ぶ)まで持ち込めば得点だ。4回の攻撃で10ヤード進めなければ、その地点から相手側の攻撃になるので、故に守備側は相手を10ヤードより少ない前進で相手の攻撃を阻止すればよい事になる。このシステムから、プレイヤーはオフェンスとディフェンスとに明確に分業される事になる。当初は攻撃も守備も同一の選手で行われていたが(今でも日本の小規模のチームは同一の選手で行っている)、これを分業にする事で、それぞれの技術と戦術が向上する事になった。
というところで、今日はおしまい。


なにもしない日・・なんで映画の話

2005年09月19日 01時52分41秒 | Weblog
うーん、やる気がしない。
やる気が起きない。

と言う事で、ただ一日、部屋に居た。
いや、正確には買っておきながら見ていなかったDVDをまとめて観ていた。
一時期仕事の関係で、精神が参ってしまったときの感覚に、似ている。
そのときは久々に映画を1日で4本見てかなり気が楽になった。
今日もそうなる事を期待して観ていた。

見ていたのは、「パッチギ!」と「Inside the Actors Studio」(映画では無くて、アメリカのインタビュー番組)。

「パッチギ!」は、あたしの好きな監督の一人である、井筒和幸の監督作品だ。最近の若手監督はハリウッドスタイルの派手な映画を撮るが、昔ながらの派手さは無いが、しっかりした日本映画を作る監督の一人だ。その井筒の最新作は在日朝鮮人問題を捉えた映画だった。実は群馬では上映館が1館しか無く、しかも上映時間が平日は17時、休日は21時しか無くて、運悪く、公開期間には休日に仕事が入ってみられなかったのだ。
聞いた話だと、PG-12指定がかかっていたようだが、個人的にはどんどんと子供たちに見せてほしいと思う映画だ。日本には幾つかの差別がある。差別と東洋人差別だ。特に朝鮮人や中国人に対しての差別意識は強い。さらに言えば朝鮮人は朝鮮併合から、日本の一部とし、その間に多くの人が強制労働をさせられた。あたしの住む所は差別が古くからあり、また、足尾銅山に近い事から、強制労働させられた朝鮮人も居て、差別を受けていたそうだ。また、あたしが大学に居た時、大学の運動場がキャンパスから離れた山の中にあり、そこに歩いて行く為には、朝鮮高等学校の近くを通らなければならなかった。良く先輩に言われたものだ。「昼過ぎのチョン高コースは気をつけないと、学生にやられるぞ」(朝鮮人の方、スマン。差別用語を使ってしまって。)と。あたしは差別のあった所に居たが、差別はしないように努力してきた。それ故に、その言葉を聞く度に嫌な気持ちになった。この映画を見ていると、その気持ちを思い出すのだ。不当な差別を受けているからこそ、彼らはその差別に対する反抗をする。喧嘩自体も好きでは無いが、彼等の迫害の歴史を考えれば、頷ける話である。それまでの井筒の見せる暴力は「ガキ帝国」「二代目はクリスチャン」「岸和田少年愚連隊」に見られるように、単なる暴力だったし、そこに見える可笑しさみたいなものが彼の持ち味であった。それが今回の映画では違って見えた。差別される側の抵抗なのだ。それが痛いほどに分かる。この映画自身の持つ内容は今人気の「NANA」「SHINOBI」の様な派手さも無いし、人気に跨がったものでも無い。でも、あたしの心にズドンと何かを打ち込まれた。ラストの描き方は最近の日本映画の中でもかなり秀逸であると思う。
今はこれ以上の気力が上がらない。どこかで、ちゃんと取り上げたいと思う。

あたしの頭ん中

2005年09月15日 02時27分24秒 | Weblog
 いつも書き込みでお世話になってるわかばさんのブログであたしの書く内容に”なんでこんな事までしっているの?”と不思議がられるので、ここで答えたいと思う(なんか、エラそうだな)。
 あたしはひとつ興味を持ったものを覚えるために、どんどんと他の情報を収集するという方法をとっている。例えば、太平洋戦争で日本海軍が使っていた零式艦上戦闘機に興味を持ったとき、あたしはその機体の大きさを調べようとした。その時見つけたのが機体略称で、零戦の場合「A6Mx(xは数字が入る)」となる。Aは艦上戦闘機の意味、その後の番号は採用連番(つまり、零戦は艦上戦闘機としては6番目の採用ということ)Mは開発したメーカー(Mは三菱重工業)その後に付く番号は改良番号(改良される度に番号がひとつ増える)という事だ。零戦は一一型~六二型まで7種類あるのでA6M1からA6M7までとなる。ただし、零戦五二型には機銃の種類と搭載数で甲、乙、丙と3種類あるし、零戦六二型に関しては、木製機体の構想があったりする(でも、実用化していないので、略称は与えられていない)。零式艦上戦闘機の零式とは皇紀2600年に正式採用されたので零式(陸軍では100式と呼ばれる)。操縦席に使われた風防ガラスは俗に”においガラス”と言われていて、爪でこするとバラの様な甘い香りがしたらしい、材質はセルロイドだった。この零戦の派生型として二式水上戦闘機があって、これは当時の水上戦闘機としては高性能な水上戦闘機だった。この二式水戦の後継として登場したのが、水上戦闘機・強風で、この水戦の性能の高さを生かした陸上戦闘機が局地戦闘機・紫電だったが、主脚の故障が多く、十分な性能を発揮できなかった為、改良した所、大成功を納めた。その機体が紫電改という。開発したメーカーは川西航空機、飛行艇の設計では世界に類を見ない優秀なメーカーで、戦後、解体されて、新明和と言うメーカーになって世界でも屈指の飛行艇技術を持っている。自衛隊で使用されていた飛行艇PS-1、US-1がそれで、波高1.5mでも何の問題も無く離陸できる。ちなみにこのPS-1、US-1の尾翼の駆動系を担当したのが明和電機、そう、あのアートユニット「明和電機」の社長の親父だったりする・・・ なんて具合。
結構こんな感じでいろいろと調べると面白いものだ。これがあたしのいろんな物への興味にまた繋がっていくのだ。
 なんの事はない、それだけの事である。
 但し、こういうのにも難点はある。それを書くにはちょっと時間が欲しくなっちゃう。(良いネタになるかな?)


自民党圧勝

2005年09月12日 18時39分43秒 | Weblog
予想通り、自民党が圧勝した。
非常に残念な結果だ。
どうやら無党派票が自民党に向けられたという感が強いが、
郵政民営化を貫徹する意志に対して人気が上がった感がある。
それでもこれは民意だ。残念でならないが。
でも小泉に任せて本当に大丈夫と思ってるのだろうか。
彼は、「自分の任期中は消費税は上げない」と声高に言った。
”自分の任期中”だそうだ。それ以降は”知らないよ”と言っているに等しいのに。
郵政民営化に消されてしまっているが、彼は予算削減30億円にも失敗している。
しかもその公約については開き直った。
郵政民営化で国民にどれだけの利益が上がるのかは正直未知数だ。
27万とも言われる公務員(郵便局員)を4つに分社化するそうだが、4つって事をどれだけ知ってる人が居るんだろ?
しかも、一番の黒字である郵便貯金に政府銀行の役割を担わせようと考えている事をどれだけの人がしっているんだろう? ちなみに、政府銀行はかなりの負債を抱えている事をどれだけの人が知っているのだろう?
この辺を知っていれば、あたしみたいな政治・経済に疎い奴でもわかる事なんだけど、
それを小泉はキッチリと説明していない。郵政民営化の裏に隠れている政府の思惑がミエミエなんだけど、うわべの力で勝ってしまった。
山本一太とかいう、若手議員が代弁したりするが、彼の言っている事は小泉のオウム返しでしかなく、馬鹿のひとつ覚えのように、これをやらなければ、他の法案も同じ様に通らないなんて事を言っている。まるで、大政翼賛会の議員みたいだね。これが群馬県排出の議員なんだから、本当にガッカリだったりする。(見た目、田舎モンという感じがしたのはあたしの気のせいでは無かったね(笑)・・同じ出身県なんだもの(爆)・・)
荒巻義雄の「紺碧の艦隊」(徳間書店)や「旭日の艦隊」で、議会を舞台化する事で、国民に関心を持ってもらい、政治を国民主導にするというシーンが随所に見られるが、一見すると、これは大変優れた政治形態に見えるが、これには国民全員の知的水準が高くしないと出来ない。実際にこれが行われた、古代ギリシャやローマの様な都市人口規模であればこれも上手くいくかもしれないが、今の日本ではこれは難しい。10代後半から20代の若者の政治への関心が低いからだ。今回行われた選挙が何の選挙なのか知らないなんていう事を堂々と言ってしまうアイドルがいるくらいだもの。
今の小泉は非常にマスコミを扱うのが上手い。今回の”刺客”騒動だって、マスコミがあれだけ囃したてなければ造反議員の議席数は増えていたと思う。完全にマスコミが小泉に踊らされてしまった。
今、小泉の支持率は、かなり上がっているだろう。
アメリカでイラク派兵に対しての倦厭気分が出ているところであるが、もしかすると、これを機に自衛隊の派遣延長をする可能性も高くなってきた。
なんか、本当にかつてのドイツが国家社会主義労働党に政権を委ねた時、あるいは日本が大政翼賛会に政権を委ねた時のようになってきてしまった様な気がする。
そのうち、小泉は本を出版したりして・・・タイトルはもちろん、「Mein Kampf」(笑)。

日本で公開しない、「ホテル・ルワンダ」

2005年09月06日 11時50分07秒 | Weblog
 「ホテル・ルワンダ」という映画がある。
 どういう映画かと言うと、簡単に言ってしまうと”黒人版「シンドラーのリスト」”というものだ(本当はもうちょっと違うようだが)。
 ルワンダの情勢については、あまり多くを語るつもりは無いが、94年にフツ族によるツチ族の大量虐殺が行われた。その中でルワンダにあるホテルに逃げ込んだツチ族の人々をホテルマンが救うという実話がこの映画の物語だ。トロント映画祭で観客賞を受賞、アカデミー賞でも主要3部門(主演男優賞、助演女優賞、オリジナル脚本賞)にノミネートされた話題作だ。
 ところが、
 9月になっても未だに日本では公開されていない(夏休みが終わる頃には公開されると思っていたのに)。その理由を5日の朝にラジオで知った。どこの配給会社も興味を示さないんだそうだ。そのラジオである配給会社の社員がこんな事言った。
「有名な俳優が主演でなくては売れない」
 配給会社としては売れない事には買えない、と言う事だ。確かにわかるんだけど、少しでもみんなに良い作品を見てもらいたいという気持ちは無いのか、と言いたくなった。15年くらい前まではかなりマイナーな映画でも公開されたが、最近ではそれも珍しくなった。
 日本は世界でも最も沢山の映画が公開されているそうだ。そりゃそうだろ、自国の映画以外にハリウッド映画、韓国映画、ヨーロッパの映画等、あちこちから持ってくるんだから。その中で、観客動員数を増やすのだから、少しでもあたりそうな映画をというのは分かる話だ。しかし、実際にはこれらの配給会社が”あたる”と思って買った映画でも外れる場合がある。ハリウッド映画は近年、その質の悪さが指摘されているが、これには良くも悪くもハリウッド映画のアンケート方式によるリサーチより製作する方式で、シナリオの平板化、オリジナリティの欠如、ネタの欠乏などが懸念されている。それにも関わらず、金にものを言わせたハリウッド映画ばかりを受け入れるのが現実だ。逆に、アメリカ映画は殆ど日本に入ってくる事は少ない。ベトナム、タイ、インド等のアジア映画もその配給量は少ない。世界でも注目されているエジプト映画などは日本にはまず入ってこない(ちなみにヨーロッパではかなりの量のエジプト映画が輸入されていると聞いている)。日本ではやはり監督やハリウッドスターのネームバリュー、膨大な金を使ったド派手な映画ばかりが公開される。莫大な金を使って買うから、当然派手な宣伝ををせざるを得なくなる。あたしはそういう映画に飽きている。そういう映画に限って、中身が無い事が多いからだ。名指ししたい処だが、今はそれよりも「ホテル・ルワンダ」が日本で公開される事を切に望んでいる。
 今、『ホテル・ルワンダ』日本公開を求める会でこの映画の公開を求める署名活動を行っている。まだこの署名の提出先は定められていないと言う事ではあるが、少しでも日本公開の機会が訪れるよう、あたしも署名を行った。よろしければ、これを読んだ方もご協力いただければ、と思う。
少しでも昔の様なマイナーな映画、日本の配給会社が売れない事を理由に公開されない映画を減らすきっかけになって欲しいと願うばかりだ。

書評

2005年09月05日 21時39分37秒 | Weblog
何も思いつかないので、書評です。

「アメリカで日本のアニメはどう見られているか」徳間書店

アメリカでの日本のアニメの普及状況を書いた本です。
これはアメリカの日本アニメーションの動向を書いた物としては、まぁ、ちょっとは評価できるものだと思います。
著者は新聞記者だった様なんだけど、多分、何かの記事として書き溜めていたものを編纂したのかな、という感じがしますね。書いてある文章は、かなりまとめ方がうまいと感じます。内容的には、日本のアニメーションが海外(アメリカ)で、どのような扱いを受けてきたか、また、日本のアニメーションに対するカートゥーン(アメリカの子供(児童)向けアニメーション)との比較、アメリカのオタクに関する話、日本のアニメーションの商業性など、幾つか面白いネタが入ってます。
 但し、この人、自分で調べたのか?と疑問に思える部分が少なくも無いです。例えば、「人狼 JINROH」というアニメの内容を「ナチスドイツ勝利下の日本~」と書いてるけど、これは明らかな間違いで、60年安保の体制化で警察の武装化した日本を描いているという事に全く気がついていない。多分、ビデオパッケージのプロテクト・ギアを見てそう思ったんだろうね。あのヘルメットなんかフリッツヘルメットのまんまだしね。他にも幾つか間違った事を書いているし、なんかこれは自分の分析じゃないな、と思える文章も幾つか見えるのが気になりました。実際に、調べて無い所を思う個所を良く調べて見ると殆どが何かの資料からの引用で、それになぞらえた発言しかかかれていません。正しい分析がされているのか、ちょっと疑問になりましたね。
 多分、この著者は幾つかの偏見を持っているでしょう。日本でこれほどアニメーションが発達し、世界でも高い評価を受けつつあるけど、”所詮アニメ”と思って描いている気がしてなりません。所詮、”新聞記者”ですから、同じメディアの”新聞”の方が各上とでも考えてるんでしょう。折角、鷹揚なタイトルを付けているのに、この内容の浅薄な感じは遺憾ともしがたいです。
 日本から見ると、海外での日本のアニメーション(ジャパ二メーションなんて言葉は使いなさんな、あれは侮蔑語ですよ)の動静等は、なかなか判らないものですが、この本では、それなりの取材とかされているようで、そこそこ書かれてはいるので、その点では参考にはなります。が、この本のアニメーションに関する分析は本当にお粗末です。読むと、物凄くもっともらしい事書かれているような気がしますけど、岡田斗司夫、唐沢俊一、氷川竜介等という、アニメーションに造型の深い方の本をを読んだり、話を聞いたりすると、それが良くわかっちゃうというのが残念かな。
彼が次に同じ様な事を描いたら、どこまでアニメーションというものを理解したのか、見てみたいものだ。


表現の自由、教育的配慮

2005年09月01日 12時28分36秒 | Weblog
「毎日かあさん」論争、表現の自由か教育的配慮か (読売新聞) - goo ニュースこんな記事があった。
水掛け論状態にあるが、物凄く気になる内容ではある。
以前、本宮ひろしが南京事件についての描写で問題になったことがあったが、今回のはちょっと様子が違う。あたしはこの問題になった部分について見ていないので直接どうのというのは少々難しいが、一歩間違えると、全ての学校を扱った漫画に影響が出かねない問題でもある。今回納得がいかないのは、漫画家西原理恵子を長男の担任の女性教諭が西原を呼び出し、注文をつけた事にある。これを学校側は「適切な対応」としているみたいだが、あたしはどうかと思う。本来であれば西原側が主張する様、「編集を通さずに直接漫画家を呼びつける行為」というのは変な話だ。”職権を利用した、越権行為”であるとしか思えない。また、内容についても、学校側は”教育的配慮”という言葉を取り違えている様に思う。本当に問題なのはこういう事に関して神経質になっている学校側なのではないだろうか?児童の人権問題を盾に学校と市は正当化しているようだが、それ以前に漫画家が保護者である事を前提に漫画家を呼びつけることの正当的な理由が見つからない。
 思うに学校側はこの事で、自分達に何か災いが降りかかる事を恐れているのではないだろうか?本来であれば、こんな漫画に書かれた事で問題に発展する様な学校だとすれば、親の立場からすれば絶対に通わせたくないだろう。

でもね、西原って人は毎日新聞で書かなくとも絶対に他の漫画で書くよ(笑)
この騒動も良いネタになると思う。
かつて自分の経験から”脱税できるかな”をやった人だからね。