奥州亭三景の言いたい放題

あたくし、奥州亭三景が好き勝手な事を話すブログです。
暇と興味のある方は是非、ご覧ください。

宗教の難しさ

2004年11月25日 18時30分30秒 | Weblog
この間からやっている声優問題を”続く”としながら、今日はお休みです。

以下は、あたしがお伺いする、わかばさんのブログのコメントとして書こうと思ったものですが、MSNのブログは敷居が高くて、はじかれてしまうので書かせて頂きました。いや、制限に引っ掛らないとおもったのですけどね。

いや、宗教ってのは難しいものです。
あたしの友人にはキリスト教徒も居ますし、イスラム教徒もいます、あたし自身は敬虔ではありませんが仏教徒で、実はあたしの母方は神主の一族という、笑うに笑えない立場にあったりします。
日本は確かに面白い国です。元々は神道国家であった筈が、比較的すんなりと仏教を受け入れ、他の宗教に対しても比較的寛容なんです。これは日本が古来から多紳教崇拝の精神があったからとも言われる所以ですね。戦前でも、天皇を神として崇めつつ、他の宗教を受け入れているという所で、実は宗教の共存のモデルケースともいえるような民俗ではあるのでしょう。他の国でも宗教の自由は認められていますが、政治の絡んだ部分で、ひとつの宗教がその力を握ってしまう傾向があります。そういう意味では日本は政教分離の出来た国としては優れてるのかもしれません(但し、それ以外は劣悪なんですが・・・)ただ、これはわかばさんの発言に対するアンチテーゼになると思いますが、精神的な拠り所が無いから、まとまり難くはあるんですけどね。
宗教によって戒律の厳しいのはいずこも同じですね。例えばユダヤ教なんかは食べ物を食べ物で挟んで食べるのは禁忌だそうですし、イスラム教も厳密な事を言うと、宗教的に正しい処理がされた肉でないと食べる事は出来ないんだそうです。また、正式な仏教徒は本来は菜食主義なのですが悟りが開けると肉食は許されるものなのだそうです。(そもそもゴーダマ・シッダルタは肉も野菜も食べた人なんだよなぁ)
インドではちょっと前まで、車で人を轢いてしまっても、”牛を避けたら轢いた”と言えば罪が軽くなったそうです。(ヒンズー教では牛は神の使いですから)勿論、今ではちゃんと裁かれてるそうですが、こういう事を理解できないと、互いの宗教文化も理解が出来ないでしょうね。
物凄く悪し様に言われる、フセインも実はイスラム教の分派を纏めて一つの国家を成立させていたという意味では実はそれ程悪い人では無いのですけど(勿論、それ以外事では悪く言われたって仕方ないですけど)、だからこそ、ブッシュはそんなイラクを攻めたかったのかもしれないですね。


声優に見られる今後の不安

2004年11月23日 23時26分41秒 | Weblog
昨日のネタに続きます。

今思うと、長寿になればなるほど、声をどうするかというのは難しくなっています。
巷では声優志願の若者が大変多くて、一時ほどでは無いですが、相変わらずなんですよね。
でもこれらの若い声優さんたちは”アニメ”、”ゲーム”の声優を目指す人が殆どで、大抵が良く言われる、”アニメ声”なんですよ。
洋画の吹替えはどうかと言うと、最近になってようやく、井上喜久子とか久川綾なんていう、ちょっと前のアイドル声優が吹替えに定着してるみたいだけど、新人さんは、本当に少ないです。
つい最近、「ローマの休日」が久々にテレビで放映されましたけど、ヘップバーンの声がはっきり言って全然ダメ。若いとか幼稚とか言うのでなくて、言葉の表情やセンスがアン王女になってないんです。ホント、DVD買って正解ですよ。池田昌子さんの声はやはり語調にキチンとしたキレがあって清潔感というか、優雅さみたいなものがしっかり出てますから。
昨日名前の挙がった中で、小原乃梨子さんなどは小悪魔的な美女を演じたら、素晴らしい方だし、小林清志さん等は完全にジェームズ・コバーンが定着しています。これは聞いた話ですが、クリント・イーストウッドの吹替えは結構嫌がる人が多いそうです(故山田康雄氏のイメージが強いのが問題だそうです)まぁ男性の声優さんは比較的洋画では使われているから、良いですけど、女性が本当に問題。
往年の女優の吹替えを新たにやる事になったら、果たして上手くいくか・・・
マリリン・モンローの声を向井真理子さん以外のイメージを浮かべられる人がいるのか?
ヒッチコックを熊倉一雄さん以外の人を思い浮かべられるか?
そう考えると心配ですよねぇ。
最近になって昔の映画がDVD化される事が多いですけど、不安は隠せません。
今のアニメキャラを演じている声優(特に女性)では恐らく半数~7割は洋画の吹替えできないと思います。出られても、小役か、動物キャラとか機械(ロボット)みたいな間キャラでしょうね。アニメの需要が多いから、それでもやっていけるのかも知れないですが、下手すりゃ本当に短命ですよね。

と、不安になりつつ、また次回

お疲れ様でした。(ちょっと早いか・・・)

2004年11月23日 00時12分35秒 | Weblog
来春、ドラえもんの声優陣が降板する事となりました。
25年という、長きに渡って声優が一人も変わらなかったが、寄る年波に体調を崩される方が多くて、製作サイドも声優陣の変更を希望していたとの事。そこで26年目を迎える来年に一斉に交代するのだそうです、メインキャラの平均年齢68歳、一番若い野村道子さん(しずか)で66歳だそうだ。他の配役については何の説明も無いが、パパ役の中庸助さんにしても、ママ役の千々松幸子さんにしてもお年を召していますし、一番若いよこざわけい子さんでも、もう50に手が届くぐらいではないでしょうか。
こうなって思うのが引き継ぎ出来る声優の不安な訳です。あたしらはまだ良いですけど、今まさにドラえもんを見ている子供達がショックを受けるんじゃないかという事、例えば「ゲゲゲの鬼太郎」は野沢雅子から戸田恵子に代わった時、実は放送に間があったのでさしたる影響は無かったのだが、ドラえもんではそうはいかないだろう。既に国民的なキャラになってしまったから、子供に与えるイメージの強さは本当に大きなものがあると思います。この傾向は人気長寿アニメに関しては全て同じ事がいえます。
例えば「サザエさん」、
今後を考えると続々交代が予想されます。カツオ役が高橋和枝さんから富永みーなさんにかわった時は比較的上手くいった方ですが、今後を考えると、続々交代という事になるのではないでしょうか。
他には年齢的な心配のある人には納谷悟郎さん、小林清志さん、増山恵威子さんを要する「ルパン三世」も危ないですね。

中途半端ですがこの辺で、





勝っちまったよ・・・

2004年11月04日 18時05分49秒 | Weblog
やっぱり、アメリカって国はわからないですね。
これで多分、小泉はホクホク顔を見せるのだろうけど、あたしらに良い事ってまだ何も無いよね。
自衛隊のイラク派遣も延長するでしょうけど、そうなると益々邦人に対しての攻撃の確率も高くなってくるから、ちょっと心配ですね。
また、原油の価格が上がるんだろうなぁ。あたしみたいなマイカー通勤者には直接的に響いてきます。

今のままでは確実にアラブ諸国が警戒感を抱きます。(特にシリア、ここはイラク終結後の攻撃目標になる確率が極めて高い)下手すると、またテロが起きるんじゃないかな。
大統領が決まってしまったからには、また小泉は忠実な犬としてアメリカに尻尾を振るんだろうなぁ。

香田氏について

2004年11月02日 00時15分04秒 | Weblog
最悪の結果で終ってしまったイラクの邦人人質事件。
残念でならない。

ただ、ちょっと報道に彼の死を無念に感じて語っている人について疑問がある。
ある友人のコメントに
「彼がただの旅行者だということを、テロリストは分かっていない」
というのがあった。

こういう観念が日本人はまだまだ海外を理解できてないのではないか。
彼らテロリストにとって、日本人は旅行者であろうと、自衛隊員であろうと関係が無いのだ。
日本人は日本人であって、テロリストにとっては恰好の餌食でしかない。
下手すりゃ、全く無関係の人間を捕らえた方が相手方に心理的なダメージを与えられる事があるのを
承知しているのかもしれない。
今回の犯人達はイラク以外の国から流れてきたテロリストという見方もされているが、
彼らにとっては国以上にイスラム文化圏の同朋という意識の強さを忘れてはいけない。

あたしだってテロリストは憎い。無差別に犠牲者を出すからだ。
到底テロを容認できるものではないが、もっとテロリストの考え方を理解できなければ、
今後も第二の香田氏を生み出す結果になってしまうのではないだろうか。

彼が何を考えてイラクに入ったかは故人となってしまった為、わからない。
彼に対して、否定的な言葉はあたしは絶対に使いたくない。残念の一言に尽きる。
ひたすら、彼の冥福を祈るばかりだ。