奥州亭三景の言いたい放題

あたくし、奥州亭三景が好き勝手な事を話すブログです。
暇と興味のある方は是非、ご覧ください。

特に意味はなし

2005年10月30日 00時18分21秒 | Weblog
 最近、妙に忙しくて、全然書き込みが出来ない。と、いう事で意味も無く覚え書きだったりする。

 昨日、「爆笑問題のススメ」を見た。ゲストは作家の岡田斗司夫、彼の提唱する、”プチクリ”という考えに、ちょっと賛同。やはりこの人は、オタク界のカリスマだと思う。

 以前録画しておいた、「BSアニメ夜話」の「新世紀エヴァンゲリオン」の回を見る(3月放送を今頃になって!!)。多分この放送見たら、当時真剣になったオタクどもは不満タラタラだろうなぁ。そう思って、BSマンガ夜話のサイトをのぞいてみたら・・・ああ、案の定だ。若いっていいねぇ(笑)。

 そういや、今年の2月より、BSマンガ夜話は放送されていない。NHKが放送方針の変更をしているそうだ。ちょっと残念だが、せめて年に2回くらいやって欲しいもんだ。

 でも、BSも面白い番組を結構出している。「携帯短歌」「携帯大喜利」などの携帯シリーズは視聴者参加型で面白い。その他にも「平成平積み大作成」は本の好きな方には方には絶対に面白いと思う。そして、11月からの目玉はなんと言っても、昔なつかしテレビ映画「ローハイド」と「コンバット」を16回一気に放送する。あたしにとってはやっぱりコンバットだなぁ。

 という事で、明日から月曜まで出張だぁ。
早く寝なくちゃ(明日の出発時刻5時・・・早く寝ろ!!)。

もう少し、声優について

2005年10月21日 23時43分04秒 | Weblog
いやー調子崩して寝込んだり、そのあと復活したのは良いけど、仕事でお客のトラブルに巻き込まれたりと、まぁ、変な週でした。こういう時こそ言いたい。
「わしゃ、かなわんよ(ハクション大魔王の口調で)」

 さて、声優について、ちょっと間があいたけど、もう少し突っ込んだ話をする。
 最近の宮崎アニメでは声優ではない、一般の俳優が役に使われる事が多い(勿論、全部が全部という訳ではないけど)。また、ディズニーやピクサー(トイ・ストーリーやモンスターズ・インクを作ったアニメーション製作会社)は吹替えに普通の芸能人を多用する。宮崎駿の考え方は別にして、ディズニーやピクサーの考え方は至ってシンプル、「話題作り」なのだ。そこに演技の上手い下手は関係ない、但し、運の良い事に、ピクサーでも「モンスターズ・インク」と「ファインディング・ニモ」は比較的良い出来であった。
 良く言われる事なんだけど、”同じ演技をするのであれば役者(俳優)の方が良い”なんて事を聞く。確かに、海外では、アニメーションにはごく普通に俳優が起用される(勿論、厳密には違うが”声優”も存在する)でも、それは海外での話であって、日本ではかなり事情が異なってくる。
 かつての日本の洋画・テレビ映画の吹替えの殆どは俳優だった。彼らが売れなくて食えない頃に吹替えの仕事はその日を暮らす為の糧になりえた。今、声優として名の知れている所の大塚周夫(チャールズ・ブロンソン、ブラック魔王、初代ネズミ男)、大平透(喪黒福蔵、ハクション大魔王)、小林清志(ジェームズ・コバーン)、永井一郎(磯野波平)、大山のぶ代(ドラえもん、初代磯野カツオ)、肝月兼太(イヤミ、スネ夫、初代”笑い袋”(そうらしいです))、野沢雅子(初代鬼太郎、「アライグマラスカル」のラスカルの声(笑))、羽佐間道夫(TBSで放送した時のロッキー等のシルベスタ・スタローン、NTV系「はじめてのおつかい」のナレーション等)、家弓家正(「風の谷のナウシカ」のクロトワ、最近で一番有名なのはフジテレビ系「ハンマープライス」のナレーション(知らない人も多いか・・・))などは、未だに多くの舞台の演出や出演、テレビドラマの端役で登場している。
 この当時の役者は映画の吹替えが主で、それには「演技力」が必要となるので、それは役者でも十分にできる。
ところが、アニメの場合はそうはいかない。確かに「演技力」は重要な要素であるが、それ以上に「表現力」が重要になる。
 アニメーションの吹替えは映画ののそれと同じアフレコ(アフターレコーディング)で行われる場合が多いが、例外として、役者そのものの味や演技力を表現する為にプレスコ(プレスコーディィング:先に声を収録して、その声に合わせてアニメーションを製作する)される場合がある。例えば、野坂昭如の名作のアニメ化「火垂るの墓」(監督:高畑勲)では、節子役の女の子は当時4歳で小役としての演技力は十分にあったのだが、アニメの吹替えは難しいとの判断から部分プレスコを採用したのだが、その結果、その子の演技が非常に良くて、それを画面(キャラクター)が感情を増幅させる結果になった。同じ効果を狙ったものとして、「おもいでぽろぽろ」(監督:高畑勲)、「AKIRA」(監督:大友克洋)があるが、前者は主役の今井美紀と競演の柳葉敏郎のスムーズな会話を表現させる為、後者は細部までリアルにこだわった結果であって、これは実に見事なまでに表現がされていた。
 このようにプレスコが出来るのであれば、それに越した事は無いが、TVアニメーションの場合、それが作画に影響してしまう為(費用的にも、時間的にも)通常これが出来るのは劇場映画など、限られた範囲でしか出来なくなってしまう。
また、アニメの場合、洋画の吹き替えと違い、自分で演技作りをする必要があるが、これは通常の演技力よりも表現力が重要になる。”キャラクターの気持ちになって”というのは普通の役者と同じだ。但し、アニメの場合、画面に負けない表現力が必要になる。アニメの中の名台詞は、普通に表現したら、あまり面白みが無い、実はこれは声優の表現によって引き出された場合が多いと思う。普通の俳優ではこの表現がなかなか出来ないと思う。普通のドラマでは強調したい個所も大きく表現しなくてもカメラの処理、音声の処理でなんとかなってしまうからだ。ところが、アニメの場合は違う、勿論ミキシング等の技術もあるだろうが、それ以上に役者の演技が大きく表現に影響する。あたしが良く例に挙げるのが、宮崎アニメ「天空の城ラピュタ」の中のヒロイン救出のシーンだ。燃えさかる城の中でヒロインの少女を守ろうとするロボット兵、その少女を救出しようと少年と海賊たちの乗る飛行器具が城に向かう、少女は少年に気付き、その場からの脱出を試みるがその時始めてロボット兵が自分を守っていたことに気付く。刹那、ロボット兵は破壊される、倒れ行くロボット兵の指先を両手で握り、少女はその状況から逃れたいがごとく、少年の名を絶叫する。
「バズー!!」
言葉にするとたった2音(時間にして約2秒)だが、あたしはこれに鳥肌が立った。この絶叫の際に声が裏返るのだ。勿論それまでの展開であるとか、カット割りが盛り上げた効果もあるが、ここで最後のヒロインの声を聞いた時、そこにそれまでのスケール感以上に少女の悲壮感が伝わるのだ。ここまでの表現は普通の役者では、なかなか出せないと思う(自分がカメラや舞台の前で表現しないのだから)。また、アニメの特徴として、あらゆる年齢・動物・物質を演じる事が可能だ。例えば小学生くらいの男の子の9割くらいは女性が演じている。一番いい例が貴家堂子と桂玲子だろう。このお二人はあたしが知る限りで子どもの声をひたすら演じている。タラちゃんとイクラちゃんは不滅だ(笑)。いや、そもそも、5歳と3歳の実際の子どもに、あの吹替えは難しい。実際の子供を使ったアニメも存在しなくは無いが、吹き替えで大人たちが大変苦労すると言う話もあるくらいだから。また、動物の声を演じるのも一苦労だ、普通はしゃべらないものね(笑)。それをいかに表現するかというのが実は声優の真骨頂なのかもしれない。以前、神谷明(ケンシロウ、冴羽遼、キン肉マンでおなじみの)と石丸博也(ジャッキー・チェンですっかりおなじみ)の二人が、日常の風景を捕えた映像(車の燃料補給と洗車)で、二人とも車の気持ちになって付けたナレーションは傑作だった。神谷はだみ声を生かしたとぼけた感じの車として、石丸はジャッキーチェンの感じ(というか、マジンガーZの兜甲児をナンパにした感じといのが正しいかも)で演じ、どちらも絶妙な吹替えを披露したのだ。しかも、最初に1度だけ映像を見て、一発でやったのだ。
 そしてこれは技術なのだが、アニメは画像が無い状態でも演技が必要になる。良くテレビで電話を受けるシーンがあるが、これを見ると、結構役者の演技の質がわかる。相手が居ないのに間の取り方、話の受け方を自然に見せるのは難しい、映画やドラマでは実際に電話して間を計ったり、裏でスタッフが電話の相手として演技するのだが、アニメではそういう事は殆ど無い、基本的に1回の上映で録音してしまうからだ。勿論最近はビデオとかレコーディング技術が発達しているので、途中で止めるとか、後で入れなおす事もあるが、アニメは基本的に時間との勝負という要素が大きくて、大変だそうだ。
 で、これで画があれば、まだ良い。テレビアニメは制作がかなり過酷な場合が多く、声の収録になっても画が出来ていないなんて事が結構あるそうだ。では、どうやって吹き込むかというと、これが未完成の画像(一部できていたり、色が塗られてないとか、画がまだ鉛筆画なんていう状態)に口パクが入るコマにマジックで線が引かれて、その間が吹替え、なんて事がある。(笑ってしまうが、本当の話だ。)画が出来ていない状態で、線の見えている間だけ声を出す、これは尋常じゃない。普通の役者じゃ絶対に出来ない。「ハウルの動く城」でキムタクが吹替えられたのは、画がちゃんと出来てたからだ。実はこういった過酷な条件があった為に、声優が日本では確立したようなきがする。
 でも下手なのもいるんだけどね。その辺はまた後日。


勝った!!

2005年10月18日 00時46分37秒 | Weblog
 31年ぶりに千葉がパリーグを制した。
 いやー嬉しい。あたしは阪神ファンではあるけども、千葉も好きなんです(笑)。長らくマリーンズの顔であった、初芝が引退表明をしていただけに、彼の出塁する姿と優勝直後、バレンタインと抱き合う姿見てたら、思わず涙が出ちゃった。
 判官びいきという訳では全くなくて、千葉の応援のムードが凄く好きだからなんだけどね。多分、パリーグNO1の応援団を持つのが千葉だろう。もちろんセリーグ1は阪神ですけども(笑)。
 千葉は以前バレンタインが監督に就任した時(95年)のイメージが良かった。闘志を剥き出しに、それでいて選手を第一に考える。そしてファンをとても大事にする。あの時は結果が以前よりも劇的によかったのに1年で解任。凄く残念だった。
 95年にバレンタインの残したものは大きかったと思う。そして今の千葉は球団ぐるみでファンを意識したチームとなった。
メジャーの様な盛り上げ方、選手と観客の一体感。これは阪神も真似をしてほしい。
 やっぱり、こういう監督は必要だと思う。
 激情家で、チームを大事にするため、選手からの信頼も厚く、球界のご意見番とまで言われる大沢啓二と星野仙一、不思議な魅力を持ち、巨人ファンでも無いのにその動きを気にしてしまうミスターこと長嶋茂雄など。確かに選手あっての野球チームなんだけど、監督が居て盛り上がるってこともある。
 さて、今度は日本シリーズだ。阪神にも千葉にも勝ってほしいのだが、それでは日本シリーズにならない。やっぱり個人的には阪神になんとか勝ってほしい。でもシーズンオフから大分、日が経ってるので

すこし声優の話

2005年10月17日 01時36分39秒 | Weblog
 えーと、先ずはお詫びから(笑)。
 昨日の書き込みの中で、マシンガンダンディを若山弦蔵(字も間違ってた)と書いてましたが、若山さんが演じていたのは海賊ガラクータでした。ダンディは小林恭二さんです。いつもお読み頂いている、わかばさんから「途中で声が変わったような」という話を頂きましたが、あたしが間違えてたのね、申し訳ない。
 でもこの当時は結構、他の人が吹き替えてたりする事があるので、もしかしたら若山弦蔵さんが演じてる所もあるかもしれないですけどね。実際、海賊ガラクータは最初は黒沢良さんだったし・・・

 さて、昨日の続き。
 一時期程ではないけど、未だに声優人気が続いている。この声優人気のきっかけになったのが、90年代の女の子向けのアニメ「美少女戦士セーラームーン」ではないかと思っている(この辺は評論家ではないので良くわからないけど)。この辺から声優がアイドル化していくきっかけになった。まぁ、正確には前述した太田貴子や、富永みーな(今のサザエさんのカツオ役やテレビのナレーション等で活躍)や富沢美智恵、笠原弘子、セーラームーンのちょっと前にブレイクした林原めぐみが先なんだけど、世間的な認知を受けたのはこの頃じゃないだろうか。特に、主役の月野うさぎを演じていた三石琴乃、ファンに一番人気があったと言われる水野亜美役の久川綾という、若手二人はルックスも良く、演技力も高かった為、声優に憧れた女の子が増えたのは間違い無い。で、今がどうかというと・・・ちょっと困った状態にある。
 確かに今では声優がアイドル化しているのだけど、それに伴ってあまり巧く無い声優が増えている。今の声優の需要は映画の吹き替えやアニメのアフレコ以外に、ナレーションやCM、ゲームの録音などがある。特にゲームに対する需要は大きい。これはコンピュータゲーム機や家庭用ゲーム機の発達で音声が多用できる様になってから、恋愛シミュレーションと呼ばれるジャンルで、多くの声優を扱う様になったからだ。これにより、(特に女性の)声優の需要が高まった。結果として多くの新人声優が輩出されたが、その殆どは技術が伴っていなかった。今も似た様な状況にある。今、1週間に衛星放送もテレビで放送されるアニメの数は60本近い。出ている声優の数だけでも延べ1000人以上の声優が出演している。これに加え、映画・テレビドラマの吹き替え、バラエティ番組のナレーション、ラジオ番組、CMなどある。この中でテレビアニメで一発当たれば、そのまま声優アイドルとしての道が開ける訳だが、そういう人に限って声優として演技力が付かないままになる事が多い。それなら声優なんて普通の役者で十分じゃん、と思う人も沢山居ると思うけど、これが大変だったりする。
 そのへんはまたの講釈で・・・

ちょっと声優の話

2005年10月16日 04時13分32秒 | Weblog
 先日の深夜、「女優魂」という番組をやっていた。
 4人のある職種の女性の中から演じている「女優」を探し出すというバラエティなんだけど、たまたま見た見た時の職種が”声優”だった。これを見たとき、日本の”声優”の凄さを見せつけられたような気がする。と言っても、出演していた声優のなかでもベテランの域にある、こおろぎさとみさんになんだけどね。(このへんの話は気が向いたらしよう。)

 あたしが声優を意識しだしたのは小学校の低学年の頃だと思う。
 当時NHKでやっていた、「レンズはさぐる」という番組があって、その中のナレーションの声が気になったのがきっかけだ。
「なんで、マスオさんが??」
 当時、アニメ「サザエさん」のマスオさんの声がこのナレーションと全く同じに聞こえたのだ。(当時マスオさんを演じていたのは近石真介さん。NHKの、この番組もナレーションは近石さんでした)
 他にも、テレビアニメ「ルパン三世(初期シリーズ)」のシリアスな時のルパンの声と、映画「ダーティーハリー」のハリー刑事の声が同じに聞こえた時だったかもしれない(どちらも山田康雄が演じているから当り前)。いや、もしかしたらアニメ「タイムボカン」に出てくるレギュラーメンバーの声が同じシリーズの「ヤッターマン」のレギュラーメンバーと同じ声だった事かもしれない。ついでにいうと、この時、アニメで男の子の声を女性が演じる事があると言うのも知った。今考えればしっかり演技の出来るボーイソプラノの男性役者なんて居ないから、当然と言えば当然なんだけども・・・
 これが多分、最初で、そこから、子どもながらに”吹替”というものを意識するようになった。
 色々と聞いていくと面白い事が沢山見えてくる。人形劇「ひょっこりひょうたん島」のマンシンガン・ダンディとショーン・コネリーの声が同じだったり(いずれも若山弦三)、同じく、「ひょっこりひょうたん島」のドン・ガバチョと「帰ってきたウルトラマン」のナレーションが同じだっ たり(いずれも名古屋章)、アニメ「チキチキマシン猛レース」のブラック魔王と「スパン三世(1stシリーズ)」の石川五右衛門の声 が同じだったり(いずれも大塚周夫)、「アルプスの少女ハイジ」のハイジと「キャンディキャンディ」のキャンディス・ホワイト、「ドカベン」のサチ子 声が同じ(いずれも松島みのり)であるとか、「Drスランプ アラレちゃん」の山吹センセの声と、マリリ ンモンローの声と「ホテル聚楽」のCMの”聚楽よ~ん”の声が同じ(いずれも向井真理子)であるとか、「あしたのジ ョー」の丹下団平の声とアクションドラマ「西部警察」の谷刑事が同じ声だとか(もちろん、藤岡重慶・・笑)。この頃から他の人とは他の子とは違っていたかもしれない。
 また、あたしは映画が好きで、映画館に足を運ぶほどお金の無かった頃、テレビで放映する洋画が楽しみだった。そこでは当然ながら今の様なスーパーインポーズによる字幕なんてまだ殆ど無くて、吹替えが主流であって、当然そこで色々と興味を持つ様になる。テレビ映画「コンバット」のサンダース軍曹(ビック・モロー)の田中信夫、クリント・イーストウッドの声の山田康雄、ジェームズ・コバーンの声の小林清志、ジョン・ウェインの声の小林昭二、ショーン・コネリーの若林弦三、オードリー・ヘップバーンの池田昌子、ブリジッド・バルドー、ファラ・フォーセットなど、色気たっぷりの女性の声に小原乃梨子などといった具合。これらの方は元々は役者として食い繋ぎで吹替えをやっている場合が多い、専門職として登場してくるのはアニメ「宇宙戦艦ヤマト」の森雪役の麻上洋子かららしい(今や麻上洋子も講釈師としての名前の方が売れてきていますね)。
 歌手から転身する人もいる。有名なのは佐々木功で、元々は日本でも超有名なロカビリー歌手だったが、アニメソングを多く歌って人気となり、自らアニメや映画の吹替えをするようになる。一時期はテレビでレポーターなどもつとめた水島裕もたしかそのクチだし、役者としても声優としても成功を修めている戸田恵子もおおもとは歌手だった。他にもNHKの番組「レッツゴーヤング」で結成されたサンデーズから出た日高のり子と佐久間レイ、元「セイント・フォー」のメンバーだった岩男潤子、「レモンエンジェル」というアイドルユニットの最年少メンバーだった桜井智、アイドルからの転身としては前田愛もその一人だと思う。
 その逆に声優から歌手に転身する人も出た。「魔法少女クリーミィマミ」で人気になった太田貴子はアイドル歌手に転身したし、90年代オリコンのヒットチャートに何度も登場するTOW MIXの高山みなみは今でも多くのアニメに出演する売れっ子の声優だ。「ちびまる子ちゃん」で大人気になったTARAKOは実は声優でなくて本業は歌手である事を知る人は少ない。彼女の歌はもの凄く良いんだけど、うれないんだよなぁ。一番の衝撃は椎名へきるかもしれない。声の良さから、声優として大成する資質があるのにいつの間にやら歌手がメインになっちまった。しかも声優ブームにのってファンも沢山居るもんだ、これが。まぁ声優は元々声を売り物にする仕事だから、歌がうまい人が多いのだけど、椎名へきるにかんしては、・・ごにょごにょ・・となってしまう。それでも相変わらずの人気だったりするわけだけどね。

なんだか話が纏まらないけど、今日はこの辺で

車について

2005年10月10日 11時00分04秒 | Weblog
最近、「GTroman」という漫画を買った。前々から欲しかったのだけど売ってる所が見つからなかったからなんだけど、偶然にも古本屋や小さな本屋で1冊づつ見つけて全巻揃えた。この漫画は車好きがあつまるカフェを中心にした物語だが、出てくる車がハコスカ、ケンメリ、ベレット、ヨタハチ、エスハチ、ミニ(しかもクーパーS、メイフェア、カントリーマン)、スーパー7、MG-B、アルピーヌ・ルノー、アルファロメオ・ジュリア、カウンタック、カレラ、デルタ、ストラトス、ACコブラ、アルピーヌA110、ロータス・ヨーロッパなどなど、新しい車から旧車まで、とにかく車に愛情のある漫画だ。
正直言って、今の車の方が圧倒的に性能も良いし、快適だし、下手すると、ちょっと手直しすればセダンでも昔のスポーツカーに楽々かってしまう程速い。でも、今の車には無い、不思議な魅力があるのも確かだ。今の車も確かに良いが、個人的には昔の車も金と暇さえあれば欲しい所だ。そう、出来ればセカンドカーとして欲しい。
実はミリタリー好きのあたしとしては第二次世界大戦時にドイツ軍で活躍したPkw.k1、ワーゲンTYPE82という車が欲しかったりする。別名がキューベルワーゲン(キューベルとはバケツの意味)、これがなんせ今から60年も前の車だし、軍用車なんで、生産台数が5万台(戦後も数千台生産している)もあっても程度の良い車は無くて、あってもレストアは必死。そんな所に朗報だったのがレプリカの出現。インターメカニカというメーカーからレプリカが出ていて、これがかなり楽しそう。しかし、価格が420万・・・確かにレストアするよりは全然安いのだけど(現存車両をレストアすると安く見積もっても車両込みで600万以上かかるらしい)、それでも、今乗っている車のほぼ倍の値段というのはちょっと辛い。でもほしいなぁ。
他にも、TYPE166とか、ガマゴートとか、軍用車以外にもフィアット131アバルトとか、ランチャ・ストラトスとか良いけど、みんな残ってる台数が少なかったり、高かったりで、手が出ない。ああ、庶民には模型が関の山かぁ。


















気がついたらブログ始めて1年だ。10日に1本ペースだけど良く続いてますね。
あたしじゃないみたい。(爆笑)

高校生ドラフトの悲劇

2005年10月04日 19時04分32秒 | Weblog
 今年、日本のプロ野球はドラフトを2段階に分けて実施する。ひとつは高校生、もうひとつは社会人・大学生のドラフトだ。昨日高校生のドラフトがあったが、そこでひとつの悲劇があった。福岡ホークスと相思相愛の留学生、陽仲寿が抽選となり、一度は福岡が交渉権を獲得したと思われたが、本当の当たりを引いたのは北海道ファイターズだった。意中の球団が交渉権を獲得したと喜んだ矢先に勘違いだったとは、なんとも可哀想な話だ。
 と、書いているものの、実の所、日本のプロ野球のドラフトについては非常に問題があると思う。そもそもが戦力の均衡化を図る目的で作られた制度だが、制度が完全に機能していない事実がある。これは遡れば江川卓の”空白の一日”事件や、桑田が大学志望をして他の球団が桑田獲得断念したのを良い事に巨人が指名するという騒ぎや、元木大介の様な入団拒否をして翌年のドラフトで入団するというケースがあるからだ(みんな巨人がらみというのが、なんと言うか・・・)。勿論、元木の様に、一位指名で入団した所で、十分な活躍が出来るとも限らないが、こうも自由に希望する選手との交渉権を獲得する状態というのは、如何なものかと思う。
 同じ自由獲得でもJリーグの方が立派だ。これは各チームがどれも魅力のあるチームになっているという事と、どのチームも”全国区”的なチームが無い事が根底にあるのだと思う。
 野球の場合、巨人の様に全国的に人気のある球団にどうしても選手の希望が集中する傾向があるのが現実で、巨人と抽選で勝った球団に対しての選手のテンションの下がる姿を見る度に腹立たしく思う。もっと、自分が活躍する場としての球団を見ることが出来ないのかと思ってしまう。やはり、完全ウェーバー制を採用するべきだろうね。その変わりに選手のFA権資格である、出場期間を短くするというのが一番判りやすい。その点で言えば、アメリカのプロスポーツはドラフトはかなり良く機能している。NFLでは新球団が出来た時のエクスパンションドラフトも円滑だったし、少しでも良い選手を獲得しようと思えば、選手と、ドラフトの指名順位のトレードが行われたりもする。”なんだ、それじゃ日本と大差ないじゃないか”と思う人も居るかもしれないが、チームが納得の上で、指名順だけをトレード(選手ではない所がミソ)するというのは面白いと思う。
この結果、今の所、NFLでは3年連続してスーパーボウルを制覇するチームが存在しないという非常に均衡がとれた状態になっている。(今年はニューイングランドが3連覇するんじゃないかと言われてるけど、早くも2敗してるので、面白くなっている。)
 勿論、アメリカと日本の感情的な違いや、風土もあるから、一概に言ってしまってはいけないのかもしれないが、今の若者が十分にアメリカナイズされている筈なのに、球団に拘るような姿勢を見せるのは、なんともおかしな話の様なきがしてならない。
アメリカのドラフト獲得選手では無いけど、「俺が入るからにはこの球団は強くなる」くらいの虚勢を張っても良いと思うけどなぁ。やっぱり日本人にそこまで求めるのは難しいかなぁ。
俺自身も言えないだろうし(笑)。

エアソフトガンについて

2005年10月01日 22時14分35秒 | Weblog
 数日前から、発砲事件が相継いでいる。
 埼玉で起きたのは本当の発砲事件の様だが、和歌山で起きたのはどうもエアソフトガン(言いにくいので今後、エアガンと書きます。本来のエアガンは”空気銃”の事ですがここでは便宜上、エアガンを空気銃と呼ばせて頂きます)を改造した、改造銃によるものではないかとの疑いが濃厚になっている。実は、あたしも事件直後の状況と痕跡、公開されている写真をみて、パチンコ、空気銃、または改造エアガンを疑っていた。そして、昨日違法改造を行っていた業者が摘発されている。
 実の所、あたしもエアガンを何丁か持っている。まぁ、ミリタリーマニアだし、かつてはサバイバルゲームの経験もあるのだけど、今もっている銃については、完全なスポーツシュート(標的を狙う競技)向けだったりする。もっとも、競技には出ないで自宅の近くの広場に的を用意して打ってるだけなんだけど。
 サバゲー向けでもスポーツシュート向けでも性能の向上はユーザーの望む所だ。かつてのエアガンはその飛距離のを伸ばす為、とばす為に利用する空気の圧力を高くしていた。空気圧が高くなれば、それだけ弾を押し出す力が強くなるので、飛距離が伸びる、その反面、球体の弾は空気抵抗により弾道が変化して結果的に命中率が落ちる。その為、BB弾と呼ばれる玉は空気抵抗を軽減する為に精密な研磨がされた弾や、弾道を安定させる為に、当初平均0.2gぐらいの弾が重量を増し、0.5gもある重重量弾なんてものが出来た。物理エネルギー保存法則を考えると、高重量の物質を高速度で発射すれば、その物質の持つエネルギーは大きくなる。簡単に言ってしまえば、その物質の威力が増す事になる。実はこの様な改造が今回の事件を招くきっかけなのかもしれない。現実に多くの改造パーツは出ているし、エアガンのユーザーにしてみれば、自分のエアガンをカスタマイズして性能を上げる事は喜びに繋がる場合が多いからだ。近年、エアガンのカスタマイズは弾の威力を向上させるのではなく、飛距離を延ばしたり、命中精度を高める改造が主になっている。今回摘発された業者は威力を求めていたようだ。ふざけた話だが、ベール缶を易々と打ち抜く威力のエアガン、それに利用される鉄製ベアリングとはあたしから見たら狂気の沙汰だ。こういう奴が居るお陰で、エアガンの愛好家や、ゲーマー達、エアガンの販売メーカーとショップは迷惑を被っている。ましてや、元々が凶器であるものの玩具なのだから、その玩具に凶器の性能を持たせる事自体が馬鹿らしい。素直に楽しんでいる我々にとって、逆風になってしまうのだ。
 また、この事件でエアガンを扱った報道に興味を持った。とある放送局は違法改造の容易性を見せ、業者に違法改造をしているものが多いという様な報道をしていたのだが、別の放送局では、まるっきりその逆の報道をしていた。まぁ、どちらの報道も正しいのだが、これが一般の人には伝わりにくい。というか、都合の良い所だけ伝わる様な報道がされている気がした。
 もう10年くらい前になるか、ある高性能のエアガンが発売された。高性能と言っても威力が高いとか、命中精度が高いと言う事ではない。部品の型取りを実銃から行い、完全分解、動作原理を楽しむ事が出来る優れものだった。弾も薬莢型のカートリッジに装填する方式で、弾の装填から排莢までリアルに動作を楽しめた。但し、このままだと、実包を発射できてしまうので、発射の方式は大きくやり方を変え、容易に改造が出来ない様に工夫がされていた。メーカーはかなり苦労した筈だ。当然それを理解しているファンは価格が高額にも関わらず、多くの予約注文があった。ところが、ある放送局がこのエアガンを改造して実包を発射したのだ。ご丁寧にも簡単ではあるが改造方法(発射機構の変更と、強度不足の箇所の補修明)まで説明を加えてだ。で、あげくの果てに「こんな危険なものを玩具として出しても良いのでしょうか?」ときたもんだ。この結果、警察庁が動く事になり、このエアガンが銃認定を受け、銃砲所持免許が無いと持てなくなった。メーカーは製造中止、購入者は警察から回収を受けるか、銃砲所持資格に基づいた登録が義務つけられた。まぁ、改造されたら危ないよ、確かに。でもわざわざ違法改造までしてみせて、やる事だろうか?確かにエアガンは改造する事で凶器に十分なりうるけど、それを言ったら、すべてのものが凶器になりうるんじゃないか?木刀なんか観光地土産で必ずと言って良いほどあるけど、あれの刃に当たる部分を薄身にするだけでかなり危険になる。実際にあたしの友人は冗談半分で木刀の刃の部分を薄く削りあげたもので、カボチャを綺麗に真っ二つに割って見せたことがある。ちょっと下品な話だけど、コンドームなどは、数個を結ぶ事で絞殺用具と使用したり、捕縛の際のロープの代用に十分に使えるし、パチンコのゴム代わりに使う事も出来るそうだ。女性の履くストッキングも、つま先におもりとなるものを入れれば十分な凶器になる。
 凶器となりうるものが氾濫する中、本来の報道の伝え方として、”凶器となりうるものの危険性を伝える”事よりも、”凶器となりうるものの危険な使い方をしない様に伝える”事をするべきではないだろうか。確かに前者の方が圧倒的に視聴者の受けの良いのは分かるが、こんな事を視聴率操作のネタにはしてほしくない。
 実際、あたしはあのエアガンを手に入れる筈だったが、寸前で発売中止になってメーカーから返金されたのだ。おそらく、あの銃の購入者に多少の改造を施すものは出たかもしれないが、絶対に実包を打つ様な馬鹿な真似をするものは居なかったと思う。エアガンを扱うものの殆どがその安全性があるからこそ、安心してエアガンを持つのだから。
 ちょっと話がそれてしまったが、早く今回の銃撃事件の犯人が捕まる事を切に祈りたい。