前回SFアニメも侮れないという所で終わりになった、で続き。
あ、その前にちょっと追加、前回の「星界」シリーズの「断章」が一部まとめられて「星界の断章Ⅰ」として7月に刊行されていた(昨日慌てて買いに行った次第・・笑・・)
じゃ、ホントに続き・・・
「ΠΛΑΝΗΤΕΣ(プラネテス)」というアニメがある。
宇宙のゴミ(デブリ)問題をネタに、そのデブリ回収業務に従事する職業宇宙飛行士の物語だ。元々は漫画(幸村誠:講談社)が原作である、職業ネタの漫画であるが、あたしは原作は読んでいなくて、友人の口コミでたまたま見たのだが、これが面白かった。現実より約70年先の話という設定だけど、この宇宙のゴミ問題というのは現代でも早くから警鐘が鳴らされている話である。カッコイイ、ロボットなんか出てこない。しかも、このデブリ回収業務というのは宇宙事業の中でもおよそ花形とは言えない部類の仕事に位置されている。でもこのデブリ回収が無ければ、安全に宇宙を行き来できないという、なんかどこぞの仕事でもありそうな話で、職業倫理モノとして見るのも面白いと思う。このアニメの製作にあたってはNASDA(宇宙開発事業団)の協力もあって、実は物凄く現実視のされたSFアニメであり、あたしもこれを見て、「子供だけに見せるのでは勿体無い」と思う程の出来の良さだった。実際原作は青年誌であるから、子供よりも大人に見せる為のアニメかもしれない。今年、この「ΠΛΑΝΗΤΕΣ」は星雲賞のメディア部門を受賞した。押井守の「イノセンス」、ピーター・ジャクソンの「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」などの協力なノミネート作を押さえての受賞だ。ヒーローが居る訳では無い、敵と戦う訳ではない、そんなアニメではあるが、SFファンには是非見てほしいアニメではある。
しかし、NHKはアニメで面白いものを放送する事に恵まれている。
宮崎駿が全編監督した最初で最後の連続テレビアニメ「未来少年コナン」や、庵野秀明が「海底二万哩」を題材に作ったSFアニメ「不思議の海のナディア」、今でも子供たちに大人気の「忍たま乱太郎」、NHK地上波では恐らく始めての女の子向き(実際には”大きなおともだち”にも大人気だった)アニメ「カードキャプターさくら」、BSでは池田理代子原作のちょっとアブナイ内容の「おにいさまへ・・」など、民放ほどでは無いにしても結構な人気のアニメが多い。やっぱり金が余ってるのかなぁ。そう思いたくなるぐらい面白いものが多い、現在にしても少年誌で人気の野球漫画のアニメ化「メジャー」やCLAMPの人気作「ツバサ クロニクル」、個人的に原作の小説「今日からマの付く自由業」を読んで、面白いなと思ったらアニメ化した、「今日からマ王!」なんてのもやってる。
よく考えると、昔から面白い子供番組をやってるよなぁ。人形劇で「ひょっこりひょうたん島」、「三国志」、「真田十勇士」、「プリンプリン物語」。どれもこれも出来はもの凄く良くて、特に「三国志」、「真田十勇士」は大人が見ても楽しめる感覚があった。ETVを持っている強みもあるかもしれないけど、子供達の興味を引く要素のある番組を作るのはうまい。今、日本のアニメに関しては質もさることながら、量も多い。その中でどういうものが人気を得られるかなんてのはやってみないと分からない部分も多いと思う。その中で、NHKが選択したアニメは”アタリ”ではないだろうか。
でもNHK自体は相変わらず多くの問題を抱えてる。本当に民営化しなくちゃいけないのは、郵政では無くて情報通信って気がしなくも無い。
あ、その前にちょっと追加、前回の「星界」シリーズの「断章」が一部まとめられて「星界の断章Ⅰ」として7月に刊行されていた(昨日慌てて買いに行った次第・・笑・・)
じゃ、ホントに続き・・・
「ΠΛΑΝΗΤΕΣ(プラネテス)」というアニメがある。
宇宙のゴミ(デブリ)問題をネタに、そのデブリ回収業務に従事する職業宇宙飛行士の物語だ。元々は漫画(幸村誠:講談社)が原作である、職業ネタの漫画であるが、あたしは原作は読んでいなくて、友人の口コミでたまたま見たのだが、これが面白かった。現実より約70年先の話という設定だけど、この宇宙のゴミ問題というのは現代でも早くから警鐘が鳴らされている話である。カッコイイ、ロボットなんか出てこない。しかも、このデブリ回収業務というのは宇宙事業の中でもおよそ花形とは言えない部類の仕事に位置されている。でもこのデブリ回収が無ければ、安全に宇宙を行き来できないという、なんかどこぞの仕事でもありそうな話で、職業倫理モノとして見るのも面白いと思う。このアニメの製作にあたってはNASDA(宇宙開発事業団)の協力もあって、実は物凄く現実視のされたSFアニメであり、あたしもこれを見て、「子供だけに見せるのでは勿体無い」と思う程の出来の良さだった。実際原作は青年誌であるから、子供よりも大人に見せる為のアニメかもしれない。今年、この「ΠΛΑΝΗΤΕΣ」は星雲賞のメディア部門を受賞した。押井守の「イノセンス」、ピーター・ジャクソンの「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」などの協力なノミネート作を押さえての受賞だ。ヒーローが居る訳では無い、敵と戦う訳ではない、そんなアニメではあるが、SFファンには是非見てほしいアニメではある。
しかし、NHKはアニメで面白いものを放送する事に恵まれている。
宮崎駿が全編監督した最初で最後の連続テレビアニメ「未来少年コナン」や、庵野秀明が「海底二万哩」を題材に作ったSFアニメ「不思議の海のナディア」、今でも子供たちに大人気の「忍たま乱太郎」、NHK地上波では恐らく始めての女の子向き(実際には”大きなおともだち”にも大人気だった)アニメ「カードキャプターさくら」、BSでは池田理代子原作のちょっとアブナイ内容の「おにいさまへ・・」など、民放ほどでは無いにしても結構な人気のアニメが多い。やっぱり金が余ってるのかなぁ。そう思いたくなるぐらい面白いものが多い、現在にしても少年誌で人気の野球漫画のアニメ化「メジャー」やCLAMPの人気作「ツバサ クロニクル」、個人的に原作の小説「今日からマの付く自由業」を読んで、面白いなと思ったらアニメ化した、「今日からマ王!」なんてのもやってる。
よく考えると、昔から面白い子供番組をやってるよなぁ。人形劇で「ひょっこりひょうたん島」、「三国志」、「真田十勇士」、「プリンプリン物語」。どれもこれも出来はもの凄く良くて、特に「三国志」、「真田十勇士」は大人が見ても楽しめる感覚があった。ETVを持っている強みもあるかもしれないけど、子供達の興味を引く要素のある番組を作るのはうまい。今、日本のアニメに関しては質もさることながら、量も多い。その中でどういうものが人気を得られるかなんてのはやってみないと分からない部分も多いと思う。その中で、NHKが選択したアニメは”アタリ”ではないだろうか。
でもNHK自体は相変わらず多くの問題を抱えてる。本当に民営化しなくちゃいけないのは、郵政では無くて情報通信って気がしなくも無い。