八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

東京五輪、男女マラソン最後の1枠決定!

2020年03月08日 22時21分42秒 | スポーツ

先日の東京マラソンで大迫傑選手が日本記録を更新し、ほぼマラソン日本代表の最後の枠をほぼ手中にしていましたが、今日の琵琶湖毎日マラソンで大迫選手の記録を更新するには至らず、大迫選手の五輪代表選出が正式に決定しました。

 

それよりも、本日の注目は女子の最終選考となった名古屋ウィメンズマラソンの結果でした。MGCで代表入りを決めたのは、前田穂南、鈴木亜由子でした。前田と同僚の小原怜は無念の3位に終わり、実力者松田瑞生も4位に沈みました。

 

この結果を受け、1月の大阪国際女子マラソンには、大迫同様結果待ちではなく小原怜がエントリーし、大阪出身の松田瑞生も地元でのリベンジを期してエントリーしました。結果は、松田瑞生選手が外国人選手を置き去りにし、日本人歴代6位となる2時間21分47秒の好記録での優勝でした。残る1枠は、最後の選考レースでこの記録を上回らなくてはならず、松田選手が代表選考レースで圧倒的優位に立ったのは間違いなく、MGCで失意のどん底に沈んだ松田選手の破顔の笑顔がそれを証明していました。

 

そして、今日の名古屋ウィメンズマラソンには、かつてこの大会で、大阪での松田選手の記録を上回る2時間21分36秒の歴代日本4位の記録を出した安藤友香、大阪国際女子を意図的に途中棄権して今大会にかけた福士加代子、MGC6位の一山麻緒のワコール勢を始め、有力選手が最後の望みを賭けて出場しました。

 

しかし、今日は低い気温の中で冷たい雨が降る最悪のコンディションでした。普通なら記録が望めないコンディションでしたが、ペースメーカーはしっかりとペースを刻み、ワコール勢と新鋭の日本人選手がこのペースについていきます。しかし、この悪コンディションの中でのハイペースで、福士が遅れ、新鋭の細田が遅れ、安藤も遅れます。そして、30kmでペースメーカーが外れると、実質初マラソンの佐藤も遅れていきます。

 

普通なら、外国人選手に置いていかれ、こうした展開になりますが、今日のこの展開を作ったのは何とマラソン数回目の22歳の一山麻緒選手でした。普通、ペースメーカーが外れるとペースが落ちる展開が多いですが、一山選手は30kmからペースを上げていきました。これが本当に驚きでした。

 

しかし、まだ10km以上を残しています。先日の東京マラソンの井上大仁選手のように急にガス欠になったようにブレーキがかかるような事態が起きないとも限りません。少し心配しながら見ていましが、そんな心配を吹き飛ばすように、外国人選手をどんどん置き去りにし、最後までばてることなく、何と2時間20分29秒の日本歴代4位、日本国内最高記録で優勝し、オリンピック代表の最後の1枠をゲットしました。見事でした。

 

1月の大阪国際女子マラソンもTV観戦し、松田選手の涙のフィニッシュにも感動しました。その時の松田選手の気持ちを考えると本当に気の毒ですが、それでも選考にはまったくの疑問もありません。MGCで候補者が同じ土俵で戦い、その後の大会で選手たちが最後の挑戦で戦い、圧倒的な記録で、最後一山麻緒選手が代表入りを決めました。松田選手も悔しさはあっても、不満はまったくない結果なのだと思います。

 

かつて、マラソンの代表選考では不透明なことが多くありましたが、今回のMGCを中心に据えた代表選考は、かつてない競争意識を生み出し、また文句のない公平性をもたらしたと思います。

 

この好循環で、東京オリンピックでも何とか結果を出してほしいですね。

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 東京マラソン、大迫傑日本記... | トップ | 新型コロナウイルス影響拡大! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

スポーツ」カテゴリの最新記事