八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

陸上日本選手権、男子100m決勝!

2021年06月26日 18時24分35秒 | スポーツ

オリンピック代表を決める陸上の日本選手権のTV中継があるというので、昨日は仕事が終わって慌てて帰宅をしました。話題は男子100mでしたが、陸上の華だけあって、オオトリだったので、そんなに慌てて帰らなくて大丈夫でした。

 

見どころは、かつてないほどの有力選手が集まった中で、3位に入らないとオリンピック代表に内定しないというハイレベルな競争でした。ケンブリッジ飛鳥選手は残念ながら準決勝で敗退しましたが、先日日本新記録を出した山縣亮太選手、前日本記録保持者サニブラウン・アブデルハキーム選手、9秒98の記録を持つ桐生祥秀選手、小池祐貴選手、先日自己ベストを更新したばかりで好調の多田修平選手の5人が、10秒05というハイレベルな五輪派遣標準記録を突破しており、この中で3位に入らないといけないのです。

 

大会前から大きな話題となっていましたし、とんでもない記録が出るかもしれないと、私もドキドキしながら見守りました。しかし、雨上がりのコンディションということもあったかもしれませんが、結果は意外なものとなりました(ある意味意外ではないかもしれませんが)。

 

この結果を見て、私が思ったのは、どんなにトレーニングを積んで、メンタルも鍛えてきているはずのトップ・アスリートでも、やはりプレッシャーで力を出し切れないことはあるのだということです。

 

先日の布施スプリントで山縣選手は日本新を出し、多田選手も10秒01を出し、この二人が有力と思われていました。サニブラウン選手は、アメリカでの実戦経験が不足し、桐生選手は右足アキレス腱の痛みを抱え、小池選手は布施スプリントで山縣、多田に遅れをとりました。しかし、いずれも実力者であり、誰が勝ってもおかしくはありませんでした。

 

スタートに定評がある多田選手がスタート直後に飛び出すことは誰もが分かっていたと思います。布施スプリントでもそうでしたが、その時は山縣選手が冷静なレース運びでしっかり中盤から後半で差し切りました。しかし、昨日は違いました。一発勝負の選考会、意識する選手が多数いる状況など、いろいろな要素がいつもと同じレースをさせなかったのでしょう。

 

多田選手は、先行逃げ切りの10秒15で優勝、他のライバルは僅差に迫ることも出来ず、2位に入ったのは、何と伏兵のデーデー・ブルーノ選手。9秒台カルテットは、9秒27~29の間でダンゴ状態となり、写真判定で、3位山縣、4位小池、5位桐生、6位サニブラウンという結果になりました。

 

多田選手は会心のレースでしょうが、多田選手には失礼ですが、多田選手が勝ったというよりは、山縣選手が負けたという印象が強いレースとなりました。選手心理やコンディショニングは本当に微妙なものですね。

 

オリンピック開催については、政治家やオリンピック貴族たちの変な思惑で国論を二分?していますが、オリンピックを目指す選手たちの努力は、何ら批難されるものではありません。どういう形になるか分かりませんが、かれらの努力が正当に評価され、報われるといいのですが。

 


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