goo blog サービス終了のお知らせ 

八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

世界陸上、彼我の差!

2015年08月25日 23時50分41秒 | スポーツ

現在、北京で世界陸上が行われていますが、男性メインキャスターが鬱陶しいのと、注目の日本選手も多くはないので、あまり真剣に見ているわけではありません。

 

そして、実際チャンネルを合わせて見る世界陸上は、見れば見るほど日本選手と外国人選手との彼我の差を感じざるを得ません。人類最速ボルトの100mなど短距離に限らず、粘り強さや暑さへの強さがあると言われていたマラソンなどでも惨敗し、もはや日本人の出る幕がないという感じです。 

 

陸上というのは、もっとも根源的なスポーツであり、スピードだと黒人選手が圧倒的に強いですし、パワー系だと体格に勝る白人選手に分があります。相対的に不利なアジア系人種の中で今のところ目立っているのは、開催国中国です。中国と一言で言っても、実は東西南北さまざまな人種からなりますし、何より12億人(でしたっけ、今は?)以上いるわけですから、日本の比ではありません。

 

そんな中、先日世界ユースで短距離二冠を果たした16歳のサニブラウン選手が準決勝進出を果たしました。ガーナ人を父に持ち、いわゆる普通の日本人とは違う外見のサニブラウン選手を素直に日本人と見られないという声を聞くこともあります。しかし、日本人として長く世界の陸上界で活躍してきた室伏広治選手だってハーフです。

 

最近、ダイバーシティー(多様性)が大事だということが言われますし、実際、私たちの子ども時代と違って、私たちの子ども世代には、普通に外国人やハーフの子がいる時代になりました。私の子どもなども、そういう状況をごくごく普通のこととしてとらえています。お金がある産油国が、お金で外国人選手を勧誘するのはどうかと思いますが、たまたま親の両方や片方が外国人だったりする日本人がいたって別にいいんじゃないかと思います。

 

そもそも、日本人であろうがなかろうが、見たら見たらで、やはり一流のアスリートはすごいなぁ~と思います。さすがにボルトやガトリンくらいは知っていますが、他に陸上選手などはあまり知らないので、見ていないのですが、たまたま中距離を見ていたら、黒人選手のその走る姿の美しさには感動せずにはいられません。

 

もちろん、日本人選手にもがんばってほしいですが、日本人選手が勝てないからだらしないというものでもないでしょうし、外国の血をひく日本人が出てきて活躍したって、別にいいんじゃないかと思います。

 

大切なのは、やはり自分自身なのだと思います。一人ひとりが努力し、悔いなく戦うこと。それが一番大切なことだと思います。そして、それはやっている選手たち自身が誰よりも分かっていることなのではないかと思います。

 

しかし、黒人選手が軽々と走っている(ように見える)姿を見ていると、やはり羨ましくなりますね。普通の日本人では届かない世界ということもありますが、すでに齢50近くになり、足が痛い、お尻が痛い、腰が痛いなどと満足に動けないことが多くなると、若い頃に全力で走れていた頃の感覚が懐かしくなります。

 

こんな一般人と比べてはいけないでしょうが、日本人であれ、ハーフであれ、ケニア人、エチオピア人、アメリカ人、ジャマイカ人であれ、誰でも自分の能力の最大限のものを出し切ることの素晴らしさが競技のモチベーションの原点なのではないでしょうか。

 

そうしたことを考えると、誰かが決めた金銀銅のメダルや入賞といった順位づけや国別の表彰は、見る側にとっても本当は余計なことなのかもしれないと思えてきます。もっとも根源的なスポーツである陸上競技を見ていると、そう思います。しかし、ナショナリズムを煽ることが、人の注目をひき、興行的な成功につながるという面も現実にはあるのでしょうし、難しいところですね。

 

では、いろんな面から、もっとも複雑怪奇(?)な部類に入る野球はどうなのでしょうか? これはまた、後日考えたいと思います