女子サッカーW杯準決勝で、イングランドと戦った日本は、ロスタイムで相手オウンゴールで勝利するという劇的な展開で、決勝進出を決めました。
と見てきたようなことを言いますが、通勤途上だったため、試合を観ることは出来ませんでした。ワンセグは普段は要らないのですが、こういう時は欲しいですよね。
前半終盤に有吉が後ろから倒されPKを獲得し、宮間が決めて先制したものの、直後、今度は自陣ゴール前の密集で大儀見がファウルをとられ、イングランドにPKを決められ、同点で前半を終えました。
日本でプレーしたこともあるイングランドのリネカーが、二つのPKに疑問を呈したそうです。有吉へのファウルの判定自体は間違っていないと思いますが、ペナルティエリア内だったかというとちょっと疑問であり、大儀見の方はニュースで一瞬見ただけですが、「えっ、何がファウル?」という感じでした。まさかとは思いますが、公認野球規則の審判員への指示で禁じている「埋め合わせ」をしたのではないと思いたいですね。
いずれにせよ、同点で折り返した後半は、イングランドに押し込まれる苦しい展開だったようですが、後半終盤に岩渕を投入したことで、再び日本にリズムを取り戻したようです。出場時間はわずかですが、良い働きをしていますね。
そして、ロスタイムでの劇的なオウンゴールです。
しかし、ニュース映像を見ると、自分で想像していたプレーとは違いました。もっと、ゴール近くのセンタリングで、DFに当たって、あっという間にゴールというイメージでしたが、ゴールまでは結構距離があって、ミドルシュートを決めたという感じでしたね。DFを擁護する関係者のコメントが多く記事になっていましたが、素人の私には、客観的にみると、ミスと言った方がいいようなプレーに思えました。
とにもかくにも、なでしこジャパンが決勝進出です。いくら実力があっても、決勝まで行くのは簡単ではないので、正直に言うと、無理ではないかと思っていました。これで、前回W杯、五輪と、国際大会で3大会連続での米国との決勝です(「なでしこジャパン、世界一!」「なでしこジャパン惜しくも敗戦!」)。
実力は米国が頭一つ抜けているのは間違いないと思います。対戦成績も、圧倒的に不利です。しかし、国際大会での過去の2戦は、そんなものは参考にならないという白熱した展開となっています。今回も、そんな奇跡を見せてほしいですね。澤のヒールシュート、海堀のスーパーセーブのような、語り継がれるプレーが出るでしょうか。
しかし、残念ながら決勝は日本時間の6日(月)の朝8時です。とほほ…です。がんばれ、なでしこジャパン!